本棚:『さよなら、カルト村。』
『カルト村で生まれました。』の続編。前作では初等部の話でしたが、本書は思春期から村を出るまでの話。初等部の頃に比べると世話係の人もそれほど怖く無さそうでしたが、個別ミーティングなるものはやはり意味不明…。学校休ませてまでやることかしら?と。それから、学校の図書室の本でさえ借りてはいけないだなんて…。子どもの学ぶ機会を、大人が奪ったらダメでしょ!と強く思いました。
本の感想は、ここでも書いてますが、読書メーターにも投稿してまして、他の方の感想でヤマギシ会なるものだと知りました。Wikipediaをチラッと見てみたけれど、たくさん書いてあって、全部は読めませんでしたが、それだけ話題になったということでしょうか。著者のいた村へ影響を与えた地下鉄サリン事件は懐かしいですし、山梨出身の身としては、上九一色村という地名が全国的に有名になったのが、なんとも言えず。
たぶん自分には合わないんじゃないかな…とは思うものの、本書を読んで、ちょっとやってみたかったなと思ったのは、寮生活。中学の頃に『ここはグリーン・ウッド』を友達に勧められて読み、寮生活に憧れたことを思い出しました。親元を離れて暮らしていれば、反抗期もちょっと違っただろうし、マイペースもちょっとは緩和されていたかしら。