チャナッカレでホームレスになるかと思ったけど救世主現る、あと突然の明朝体
颯爽と現れたその男性は
雨合羽を脱ぎながらこう言います
「僕はこの宿のボスだよ。
君から予約確認メールに返信が無かったから
君のFacebook、Instagram、WeChat、LINE、Twitter、タウンページ、その他
全て探したけど
見付けられなかったんだ。」
「そこまで探すんかい」
こりゃ住所特定されてTikTokに晒される日も近そうだ
スマホでメールを開いてみますと
なるほど
この宿はチェックインの時間が夕方と決まっており
その時刻にわたくしたちが現れなかったので
彼が予約状況を心配して
わたくしに確認のメールをくれていたことが判明致します
「これはわたくしのミスでしたね。
ほかの宿を探します。」
宿オジ「待ちなさい。
今日はトルコの宗教的な祭日で、
何処の宿も空いてない。
僕は君たちを助けたいんだ。」
「お、おぅ」
トルコで遭遇する、オジサン率の高さよ
オジ「しかしこれは大きな問題だ。
このホテルも満室なんだ。」
「今からなら別の街に移動しようか…」
オジ「いや、こっちだ」
宿主は別の係員を呼び
1つのルームキーを手に入れます
そして案内されたのが
こちらのお部屋
子「色々言うわりには部屋、空いてんじゃんw」
…それを申してはなりません
本当によく分からんけど
オジ「今夜はこの部屋を使いなさい。
申し分ないだろう?
400リラだ。」
子「色々言うけど、ちゃんとビジネスに繋げるタイプだよね」
…今、それを申してはなりません
それに4,000円程度なら
最初に予約してあった金額と大差ないのです
それよりお値打ちだったかも
チェックイン時間とメールの確認を怠った
わたくしが悪いですね
あーそうさ
全部わたくしが悪いさー
オジ「君たちは夕飯を食べたのかい?」
そういえば夕食らしき物は食べてないね
オジ「待っていなさい」
なんだろう
とにかくこうして
チャナッカレにて初めて
わたくしたちは寛げる場所を確保致しました
余談ですが
文字を明朝体に変えてみました
わたくしのブログに似合いませんか?
あまりにもおかしければ
わたくしの部屋の窓の外側に
ペンキでそう書き置きしておいてくださいね
わたくしは現在も保菌中の為
外出する事が適わないのです