トゥズ湖で犬に助けられる
トルコは神様に守られた国なのでしょう
当然のことなのでしょうか
アンカラ城へ行けなかった不運なこの日は
トルコへ来て最高の思い出の1日となるのでございました
「写真だけ撮りに行くの?わざわざ?」
車掌さんがまだ心配してくださっておりますが
バスはわたくしたちをトゥズ湖の付近で降ろします
「湖はあっちだよ。写真を撮ったら帰るんだよ。」
見渡す限り、ホテルも何も無さそうな地です
わたくしたちはお土産物屋さんへ入り
そこでお手洗いの番をしていた男の子に
「ちょっと荷物を置かせてください」と
荷物を預けました
幸いにも水はある模様
後ほど手足を洗う水道を借りる時に
水道の使用料を支払いする場所も、このトルコアイス屋さんなのでした
アイス屋さんと手洗い場(足?)
両方経営しているのでしょうか
「お土産物屋さんはしつこい」とネットで拝読しましたが
そのようなことはございませんでした
どうやら各ツアー会社のバスが入ってくると
「〇〇国からの観光客が押し寄せるぞー」
となって
お土産物屋さんのスタッフが店先であらゆる言語で案内しているようです
わたくしたちのように着の身着のまま勝手に入ってきた者は
何往復してもスルーなようでございました
さて、目的は「湖」
しかし茶色いな…
少し肌寒く、水着に着替える気にもなりませんし
水に浸かっている人もおりません
もう少し歩いてみます
足裏健康法?
おや?
なかなかピンクっぽくも見えるのでは?
ここまで歩くのに
足裏が痛いこと!
丁度カラになったペットボトルに詰めました
塩を触った素手がすべすべになります
(ドロドロでもあるけれど…)
この子は見た目こそ大きく
強そうで怖いのですが
とても不思議な犬なのでした
わたくしが塩の沼から足が抜けなくなり
もがいている間は
ずっと立ち止まって待っているのです
当然、自分の足も
泥沼に埋もれていってしまうというのに
埋もれる→引っこ抜く→一歩進む→埋もれる→引っこ抜く→進む
進むべき方向へ
さり気なく導いてくれます
そんなことを繰り返す間に
犬の案内により沖(?)に辿り着きます
手足がドロドロじゃない…
あとで何処かで洗ってもらえるの?
本当にありがとう
可愛くて賢い犬でした