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23/10/31-23/11/4 Happily Ever After
2023/10/31
相変わらずスロースターターではあるが昨日よりはましな感じで、まず模様替えに着手。ベッドを窓の真ん前に移動して、机の位置も変える。化粧する場所も変える。気分が改まって満足、し、泳ぎ、今日もぐんぐん泳げてたぶん900m。目指せ1km。半分泳いで熱いジャグジーに5分浸かって残り半分泳いでいる。耳を、水につけると周囲の音が聞こえなくなることがたまらなく好きでだから背泳ぎが好きだ。
実家で食べた鰤の煮つけがおいしかったので、鰤と、安かったので牛すじも買っておく。帰宅して勉学に励み、晩御飯は鰤の煮つけ、かぼちゃの煮物、白菜と豆腐の味噌汁、納豆ごはん。食後にあけたての豆でコーヒーを淹れたらふくふくと膨らんで、ホワァーと思った。今日はTOMORROW X TOGETHERの「Happily Ever After」を聴いていて、いい曲、たぶんMAXの「Bluberry Eyes」に似ていて、何かを始めようとするときに聴くとブースターになってくれそうな曲。
2023/11/1
今日はようやく待ちわびた今泉監督の「アンダーカレント」を観にいった。相変わらず素晴らしい映画を観た後は、何かをこわさないように運ぶような気持ちで、今は誰ともしゃべりたくない、というか目すら合わせたくない、わたしの感情わたしだけのものにしておきたい(弱虫だから、否定されたくないし)、という祈り、足早足早、という感じで、その場を立ち去りました。本当はどう思っているのか言ってごらん、という旨をよく他人に言われてきたときに本当を話したところでどうなるんだろう、という屈折した諦めに近い気持ちを抱いてきたわたしにとっては救いのような映画だった、と思う。水の中や水の音が好き。帰りはビルエヴァンスのundercurrentを聴きながら帰りました。今日はこんな感想だけれど、さらに時間を置いたらまた感想が変わってそうで、なんだかたのしみなことだ。
帰宅してスマホしてたら電池がきれたのでそのままにしておいたら健康的な感じがした。インターネットとの距離感。
2023/11/2
朝5じはん頃にゴミを出しに行ったら外はまだ暗く、道には誰もいなく、空気がすんとしていたく、星が瞬いていて綺麗だった。わたしはまた布団にもぐり朝を待つ。勉学に励み、昼、仙台麩と玉ねぎといんげんの卵とじ丼。午後に通院。だめな日があることを話したところ薬を増量され、念のためにということで血液検査も。血液検査は毎年健康診断でやられて定点観測みたいなところがあるから結果は楽しみだけれど注射、血を抜かれることはかなり苦手。今日は長かった、そんなに血抜いて大丈夫か?永遠とも思われる時間が過ぎた。
書店で「正欲」(朝井リョウ)を購入。映画が気になって待ちきれそうもない、そうか原作読めばいいのか、ということだった。帰宅、今日は勉学のキリがよかったのでスイッチが入ってサーキュレーターの掃除をしたり、財布と革靴を丹念に磨くなどした。夕食後に飽満感、これはおそらく副作用。正欲読むのをやめられない。
2023/11/3
朝ごはん食べてから二度寝。あまり寝れてなくて気持ち悪いか、寝すぎて気持ち悪いかの両極端ばかり繰り返す。それで正欲は続きをひたすら読んでいて、この前書いた長編を読む体力がないのではなく、滝口さんの水平線はタイミングが今じゃないだけかも?と思った。
午後に夫と合流して、遅めの追加誕生日プレゼントを買っていただいて、「愛にイナズマ」を観にいった。なんかね、途中にもうめちゃくちゃ笑えるシーンがあって、ほかの観客の方もけっこう笑っていて、わたしは笑いがとまらなくてひいひい焦りました。映画館でこんなに笑ったのはじめてかも。この映画もある種「本当」を題材にしているような印象を受けて、「本当」ってなにをもって判断するのだろうできるのだろうね。
夜になるとやる気が出てきて勉学に励みそれで正欲を深夜までしんしんと読み続け読み終えた。そこに書いてあることはわたしの知らないことばかりだった。
2023/11/4
おとといくらいに、「金管楽器を食べる」夢を見て、ほんと字面だけで自分でも到底意味がわからないのだけれどその気持ち悪さが現実でも支配していて、思えば学生のころも「石油を飲む」感覚に支配されていた時期があって(当然だが飲んだことない)、いったいこれはなんなんだろう、そして昨晩はすごくひさしぶりに脚がむずむずして眠れなくなって、これら全部薬増量キャンペーンによるものなのだろうか。
今日は友人と会う予定がとんでしまったので、せっかく塗った爪ばかりがきらりとしてすこしかなしいものの、あいかわらず副作用なのか気持ち悪さを抱えて過ごす。「アンソーシャル ディスタンス」(金原ひとみ)を読む。アンダーカレント、正欲ときて、どうしようもなく打ちのめされたい、本を読みたいと思って思い浮かんだのは金原ひとみさんだった。
道の駅で売っているような、葉っぱが無造作に詰め込まれたハーブティーを淹れて飲むと、今日一日のどろどろとしたものがすこしは浄化されるようだった。
Happily Ever After / TOMORROW X TOGETHER