
21/12/26-21/12/30 If I Had You
2021/12/26
お気に入りのお店ではじめてランチコース。ワインはおまかせする。おいしかった。デザートのときにだいすきなソーテルヌ(貴腐ワインです。天国の蜜です、これは。)を出していただけて、うれしかった。そのあと、ビックカメラで食洗機をエイヤッと購入。生まれて初めての食洗機だ。帰宅後、「わたしのいるところ」気づいたら読み終えてしまう。孤独を受け入れるわけでも立ち向かうわけでもなくただ孤独と在る、みたいなところにすっとする。静かな小説だった、心が凪いでいる。
わたしたちが通りすぎるだけでない場所などあるだろうか?
2021/12/27
仕事納め。お化粧がうまくいく。昼休みにすこしだけ「献灯使」ひらく。ぐぬー、これは見たことのない方の面から日本語を読んでいる、見ているような気分。血湧き肉躍る。はやばや帰宅。
2021/12/28-29
ポーラ美術館にてロニ・ホーン展。人の目線よりすこしばかり上に360度ぐるっと展示された写真の部屋がよかった。人気(ひとけ)のない静謐な写真や絵に心を惹かれる。温度が低め。その他、液体でも固体でもないガラス。遊歩道に設置された展示物、「鳥葬」。時間が足りず駆け足だったが、モネ展もよかった。いっしょにいったひとが言っていたことで、タイトルや説明が絵に付属していないことでニュートラルな気持ちというか変に頭で考えず見ることができた。
そして念願叶い、箱根本箱へ宿泊。ここで働いているひと、ここに来ている人みんな本が好きという認識で書かせていただくと、なんというかそれだけで胸が熱くなる。たくさんの本があり、至るところで本を読むことができる。ていねいにつくられた夕食も朝食もすばらしかった。決して安い値段ではないが、ひとりでも必ずや来ようと誓った。なくしたくないものにお金を使う。
一晩で「パリ行ったことないの」/山内マリコを読む。山内マリコさんの本は読後感、腹が立つこともあるけれどわたしは絶対大丈夫、という自己肯定感。あとは、気になっていた「あいたくてききたくて旅に出る」/小野和子を発見。ここで会えたのも何かの御縁、エイヤッと購入。著者が東北など集落をまわって聞いた、決して有名ではない名もなき人人から聞いた民話の本。はやく読みたい。夜、感情が昂りすこし涙。他人のことが心から愛おしいと感じる、それってとてもすてきなこと。
2021/12/30
昼間は義両親にうなぎをごちそうしてもらう。鰻重おいしかったです。夜はひさしぶりに、幼なじみ2人と会う。最後けっきょく、ファミレスのドリンクバーに落ち着いてしまうところは中学生から変わらなかった。仕事も環境も年齢も何もかも変わっても昨日会ったばかり、みたいな感じで話せるひとがいるのは悦ばしいことだとじんわりした。明日で今年も終わる。
If I Had You / エロル・ガーナー