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forget me not

昨年、2020年11月6日からはじめた10年日記が無事に1年を過ぎた。

アプリの10年日記は今年の日記の下に昨年(以前)の同じ日の日記が表示されるような仕様になっている。これからは今日の日記を書きつつ昨年の日記も読めるのだ、予想していたよりもすごくすごくたのしい。

これがけっこう、覚えていないことばかりなのだ。昨年の今頃はたいそう気を病んでいて、職場にいる声の大きめな方がしんどい、みたいなことばかり書いていた。記憶にない。今年のわたしは元気だ。

今年の父の誕生日、メッセージを送ったのは兄わたし弟妹(我が家は4人兄弟)のうち、わたしだけだった。父はそういうのけっこう、気にしてぐずぐずするタイプなので、誰か1人でも送ればよいのだとおもう。4人もいるとこういうとき助け合える(これが助け合いなのかはさておき)

このままここで働いていていいんだろうか、漠然とした不安に陥り、ここ1週間くらいは熱心に今から取得ができる国家資格を調べるなどしていた。気づいたことは、これから勉強するということは心地よさをあきらめる覚悟があるのかお前には、ということ。

こうしてぽつぽつnoteを書いたり日記を書いたり人の日記を読んだり本を読んだりすきに音楽を聴いたりすきなひとと出かけたり、そういうことをあきらめられるってすごく、覚悟がいることだ。わたしにはその覚悟がない、よわい。

学生のとき、高校に合格するため、大学に合格するため、就職するため、そんないつかのための毎日はもうたくさんだーと思って、社会人になってもういつかのための毎日じゃないんだ、それがうれしかった。またいつかのための毎日になってしまうのもくるしいのだろう。もうすこし、仕事を仕事ときちんと割り切れればよいな。

あのひとが教えてくれた、別野加奈さん「forget me not」という曲がいい。抑揚がひかえめでただただ流れてゆく音と声が気持ちいい。ジャケットもよくって、乾ききっていないかたい絵の具の感じにぎゅんときてしまう。

今日はお酒が飲めない日、あと夫は元気に出かけていったので、コーヒーを淹れて、Chet Baker「Chet Baker Sings」をもう1周しながら、柴崎友香「百年と一日」を読みたいとおもっています。

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