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Ain't Nobody Now

朝起きたときの布団をみて、まるでシーツの山脈のようだ、などあいかわらずなことを考えながら生きている。冬の朝方の、体温でやわらかくなった布団、途方もなくきもちがいい。

冬といえば、わたしは高校卒業まで宮城の都会に近いそこそこの田舎で暮らしてきた。真冬でもなんだか外の空気を感じたくて、窓を開けたまま寝ていたことを思い出す。たまにそういう、実家で暮らしていたころのあらゆるふとした瞬間を思い出しては、なつかしくいとおしく気持ちになる。

冬といえば、メルティーキスのくちどけラムレーズン。ラムおよびレーズン好きのわたしとしてはこのうえなくかんぺきなチョコレイトなのです。この製品をなくさないために、せっせと購入する。


よくいくバーでラムを飲んだ。ラムをストレートでちょっとずつ飲むのがたまらなくすきです。羽が生えて飛んでいきそうなくらいにおいしい。バルバンクールがすきだなあと思っていたところ、はじめて飲んだラム・ネイションもおいしかった。ラムの国。ラムといえども、さわやかな飲み心地よりは、土くさい感じというか、とろっとしていてさとうきびの甘さを感じられるもののほうが好みだ。

散歩していたら急にでかい鳥が現れてすごくびっくりした。思わず立ち止まりしばらく見つめてしまったが、みんなふつうに歩いていた。みんな、おどろかないのか。気づいたことはわたしはたぶんでかい鳥がすきなのかもしれないということ。ハシビロコウとか。ハシビロコウしか知らないともいえる。

すてきなお店でビールを飲んだ。エール系よりはラガーがすき。

さいきん、ワインエキスパートの勉強をはじめた。後出しみたいなんだけれども、わたしは小学生のころから「たぶんじぶんはお酒が好き」という直感をもっていた。大人になって、時折失敗しつつもめくるめくお酒のすばらしい世界にふれてきたわけだけれども、ここらでひとつしっかりとした知識を持ちたいな、と思い一念発起。

ワインスクールはそのうち行きたいなと思っていて、いまは独学でしんしん勉強している。思えば受験勉強など、とにかくじぶんのペースでじぶんのやり方でやりたい人間であり、ほんとうにどうかと思いますがじぶんのやりたくない勉強せねばだめなものならそんなのいらない、という頑固な人間である。まずは満足するまでじぶんのやり方でやってみようと思う。

もっぱら日本酒派だったけれども、近年ワインもおいしいなあと気づくことができた。なぜワインエキスパートかと聞かれるとうまく答えられる自信がない。これだ!と思ったからとしか言いようがない。

わたしはお酒を飲めるようになってから、舌がかわったのか食べものの好き嫌いがほとんどなくなった。これは、嫌いな食べものばかりで大人に怒られ呆れられてきたわたしにとっては、すごくうれしいこと。ワインはじめお酒に詳しくなって、おいしいマリアージュを研究したいなと思う。

Ain't Nobody Now / 小西真奈美
原曲もとてもすてきですが、さいきんリリースされたこちらをよく聴いています。わたしのだいすきなthe chef cooks meのシモリョーさんがアレンジしていて、悶絶するくらいこれが最高なのです。BPMがゆっくりで心地いい。帰り道にふらふら聴くのも、夜寝る前にしっとり聴くのも、朝寝ぼけながら聴くのも、どの場面でもいい。まだまだこんな曲に出会えるなんて、しあわせだなあと思ううちの1曲。

年末が近づいてくると街の空気がやわらかくなるけれども、今年はあんまりそんな感じがしないのがちょっとさみしいな。それでは!


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