22/7/26-22/7/30 舟を漕ぐ
2022/7/26
昨年度まではあんなに、平日に休んでいたのに今年度に入って有給をとるのははじめてだった、率直にかなしい。平日の街中を歩くのがすきだ。みんなが働いている中で休んでいる自分がすきだし、いつも自分が感じない時間の流れを街の中に見つけるのがすきだ。それで今日は産婦人科に行って、初めて行ったところとても感じよく安心して通えそう、そしてアールさんと合流して、「リコリスピザ」を鑑賞。はちゃめちゃだが明るさが根源となり気持ちのいい映画。今日の街はいつにも増して現実感がなくて不思議だった。すこし仕事してからアールさんといつのまにか昏くなった部屋で、おいしいチーズ、からあげ、カヌレとともにワインを傾ける。感情が昂ってまたもや胸がいっぱいになるなどして、大丈夫大丈夫、わたしの花は枯れさせないよ。
2022/7/27
相方が抗原検査で妖精となる。職場への報告やらなんやらで疲弊、しつつもしゃかりきコロンブスとなって働き、昇任試験のなんやらも済ませほんとうにえらかった、大団円。えらいひとに論文の添削をしてもらうもムキになって反論する。自分の書きたいこと書いてダメならもう、ダメでいいんじゃないか、そんなのこっちから願い下げてやる、といいたい、いっていい？でもそれが組織ではたらくということなのかもしれない、夜はしんしんふけていく。
2022/7/28
相方がPCR検査で妖精となる。わたしもPCRを明日受けることになる。こ、こわい。4月に一度やってしまっているので率直にいって避けたい。今回は妖精になってもちゃんと（？）日記を書きたいとおもいます。それにしてもまったくの平熱で無症状なのが逆にこわい。買った鱈にまたアニサキスいた、げんなり。なんだかきょうはいらいらすることが多かった、げんなり。できるだけごきげんでいたい。アールさんのおかげですごくいい音楽に出会う。それだけが今日の救い。あと今は家にひまわりがいてくれていて、とてもあかるい気持ちになる。
2022/7/29
相方が明日から無事宿泊料施設に入所することになる、安心安全。家庭内隔離はけっこうしんどい。2人でさえこうなのに、お子さんいらっしゃる方の大変さたるやである、拝。一方のわたしはPCR検査を受検。い、いたかった。帰宅しフジロック配信みつつ、在宅でもりもり仕事。オリジナルラブ、あんなに暑そうなのに田島さんは白スーツでビシッと決めていてかっこいい。それにしても会場いい雰囲気。来年は行ってみたいなあ。夜は残っていたハラモワインを飲み干しながらフジロック。VAMPIRE WEEKENDははじめてみたけれどもやわらかさがありつつずしんとかっこよくて惚れ惚れ。最後はスペアザをすこし、いい夢みられそうだった。自宅待機期間と配信がかぶって結果よかったかもしれない。不幸中の幸い。
2022/7/30
ここ数日はリビングのソファで寝ていて、リビングはレースカーテンのみなので朝日が燦々入ってくる。明け方目が覚めたところ空がすごくきれいだったがねむってしまった。午前中はしゃかりきコロンブスに掃除し、相方を見送り、石橋英子みながらお勉強。ドープな世界観、ジムオルークもいた。途中離脱して崎山くん。あんなにめちゃくちゃやって最後頭下げるところは照れたような感じで好ましい。ていねいにお昼ご飯をつくる、とうもろこしごはん、豚肉と長芋柚子胡椒炒め、きのう手羽中をゆでたのでそのお出汁できのこスープ。
抗原検査キットが届いたのでやってみるも無事陰性で安堵。PCRの結果も陰性とのこと。よかった。試験勉強に勤しんでいるとフジの配信スカパラが始まった。いてもたってもいられずビールを飲む。フィッシュマンズ「いかれたBABY」やってくれて、眉間あたりがキュッとなる。じーんとした。晩御飯はコンロの前に椅子を持ってきてしゃぶしゃぶを食べ、湯船に浸かる。不謹慎だけれど、ひとりで暮らしていることに安心してしまう。最後はコーネリアス。「あなたがいるなら」たまらないなあ。あしたも配信たのしみます。
舟を漕ぐ / 崎山蒼志