【3BLD】3styleを覚え始めてから4ヵ月半で非公式単発sub30するまでの過程

3styleを覚え始める

2023/4/9、「東京チャレンジBLD I 2023」に出場しました。
当時はそこまでBLDを熱心にやってなくて、一応M2OPで揃えることはできるぐらいの実力でした。あとは興味本位でコーナーorozcoも使えはしないけど覚えてはいました。(ちなみに自分がM2OPを覚えたのはまっさんの解説動画、コーナーorozcoを覚えたのはチョコボックスさんの記事です。どちらもお勧めです。)
タイムは「DNF 2:40.15 2:55.31」。
おー、2回も揃ったー、わーい程度の感想でした。

しかし転機が訪れたのはその後のBLDリレー。
自分含めその場にBLDerが7人いて、自分もBLDリレーに参加することになりました。
2分かけてコーナーもエッジも全てレターペアで記憶してDNF、3分かかっても中々記憶できずにギブアップ宣言、自分のせいで何十分も待たされる他の激速BLDerたち、申し訳ないと思いながら回してことごとくDNF……
トラウマになりました。
自分の3BLDが遅いせいで他人に迷惑をかけた経験でした。
こんな思いは二度としたくない。そう思い3styleを覚え始める決心をします。

記憶の基礎を覚える

当時自分は3BLDの記憶についてよく分かっておらず、上級者も皆エッジもコーナーも全てレターペアで覚えてると思っていました。
そこでまず上級者がどのように3BLDをやってるか知ろうと思い、けいてぃさんの記事を読みました。音記憶と足記憶、ビジュアル記憶はこの記事で知りました。
自分はずっと全てレターペアで記憶しており、まずは音記憶の練習が必要だと感じてしばらくM2OPで記憶の練習をしていました。

大体10日ぐらいで頑張ればsub70できるぐらいになりました。
この辺から3BLDが楽しくなってきます。

音記憶を覚え始めたときの自分のHconのタイム。音記憶すごい。

エッジ3style、コーナーorozco

折角ならM2OPでsub60狙いたいなーと思っていましたが、しばらく粘っても無理そうだったので、諦めてまっさんの記事を読んでorozco methodに移行する決心をしました。
コーナーorozcoは分かりやすいし速いし良いのですが、エッジorozcoはちょっと複雑でこれならM2法の方が速いんじゃないかと思ったので、まずエッジ3styleを覚えることにしました。
ですがエッジorozcoを覚えたのは個人的に無駄ではなく、エッジ3styleの手順が分からないとき用の保険になって良かったです。

いきなり効率的な速い手順を覚えるのは難しいので、まずは遅くてもいいから分かりやすい簡単な手順を自分で見つけて、それを使ってました。
例えばUF FR DRだったらD2 L2 RでUpermになります。このようにUpermを強引に作って揃えることが多かったです。
あと便利なのはUF UB DFのような4手で揃う手順。覚えやすいし便利なのでエッジ3styleを覚え始めている方はこの辺の4手手順から覚えるのが良いと思います。

こんな感じでしばらくは3style/orozcoで練習していました。速さよりUF/UFRバッファに慣れることを意識していました。
ここまでが3styleを覚え始めて大体1ヵ月ぐらいです。

自分の手順表を作成、ひたすら理屈で3styleを覚える

UF/UFRバッファに慣れてきていよいよ本格的に3styleを覚えようといったところで、モチベを上げる為にオリジナルの3style手順表を作りました。

まっさんの手順表を見て、手順一つ一つを実際に回しながら難しい手順はオリジナルの分かりやすい手順に変えたりなどして、自分だけの手順表を作りました。
これが結構良いんです。
全部埋まると達成感がありますし、自分で一つ一つ埋めたので愛着も湧きます。
難しい手順でも、「まぁ自分が判断してこの手順にしたしなぁ」と素直に覚えることもできます。
思い出しにくい手順に色を塗って視認性を高めることもできます。
とにかく良いことだらけです。これから3styleを覚えようと考えている人にはまずオリジナルの手順表を作ることを強く推奨します。

自分は暗記をしたくなかったので、仕方なく暗記するしかない手順はあっても基本的に理屈で覚えようと心掛けていました。
そこで自分がやっていた覚え方は、「Vtuberの雑談配信を聞きながらひたすら手崩ししたキューブを3styleで解き続ける」というものです。
分からない手順でもまずは自分で考えて、自分なりの答えが出たら手順表を確認する、ということをずっと繰り返していました。
これが特にコーナー3styleを覚えるのに効果がありました。
コーナー3styleはエッジ3styleに比べて少し難しいですが、法則性が全く無いわけではなく、「このパーツはこうセットアップしがち」みたいな法則が何となく見えてきます。

例えば
RUBが関わる手順はU Rやりがち
BULが関わる手順はU' R'やりがち
DFRが関わる手順はR U' R'やりがち
DBRが関わる手順はR D' R'やりがち
BDRが関わる手順はD' R'やりがち

こんな風にちょっとした法則がいくつもあります。
それらを組み合わせると自然と手順を導き出せたりします。

この練習で少しづつ3styleを回せるようになっていきました。
ここまでが3styleを覚え始めて大体2ヵ月半ぐらいです。
ちなみにお勧めのVtuberは鈴鹿詩子卯月コウです。雑談が面白い。

オーディオペアに移行、sub50

前述の練習を繰り返し、3styleを覚え始めて3ヵ月ぐらいでsub60しました。

sub60が出ると更に3BLDが楽しくなります。
そしてモチベが高い内にと、オーディオペアへの移行を考え始めました。
うえしゅうさんの記事を参考に色々試してみた結果、自分に一番合っていると感じたのはダブルナンバリングでした。

自分のナンバリングはとにかく分かりやすさを重視していて、元々"き"だったら二文字目を"ik"、元々"へ"だったら二文字目を"ef"にというように元のナンバリングに対応させて作りました。
最初は慣れるのに時間がかかりますが、2週間ぐらい練習すれば段々慣れてきてひらがなナンバリングのときより速くなったように感じます。

オーディオペアの恩恵か、sub50も出ました。
手順の先読みも意識しながら練習しています。
この時点では、エッジで止まる時間が段々減っており、コーナーはまだちゃんと覚えられていないので考えながら回しています。

Elliott手順に移行、sub40

カナダの3BLD激速キューバー、Elliottのmo1000動画を見てその成功率と速さに衝撃を受けます。
Elliott手順に移行することを決め、うえしゅうさん作のElliott手順表を参考に手順の見直しをしました。
特にエッジ手順は分かりやすさを重視したオリジナルの手順ばっかり使っていたので、Elliottの手順はかなり新鮮でした。

sub40も出ました。
この辺りだと記憶は大体20秒程度、めっちゃ頑張って15秒ぐらいです。
実行は大体30秒前後、めっちゃ頑張って20秒ぐらいです。
両方ともめっちゃ頑張ってやっとsub40ぐらいでしょうか。
中々出ないタイムです。

また、まっさんの手順表けいてぃさんの手順表を参考に、パリティ手順、EO手順も少しづつ覚え始めました。
パリティ手順はU面系、Jperm系、RUB、BURを、EO手順はUB、DBを覚えました。

非公式単発sub30

この辺りになると3BLDが超楽しくて、特にこれといった研究などもせずただひたすら3BLDをやり続けていました。
そしてその中でたまたま出たタイムが以下の通りです。

この記事を書いている段階では最初で最後のsub30です(しばらく出る気がしない)。
正直スクランブルがあまりにも良すぎて、自分がsub30の実力に到達したというよりはこのスクランブルを引けるか引けないか次第という感じはあります。
こういった神スクを引く為にも、やはりひたすら3BLDをやり続けるのがsub30までの近道ですね()。

まとめ

参考になりましたでしょうか…。
3styleを最初はできる限り理屈で覚え、徐々に暗記していくのが効率の良い方法だと思います。

また、hinemosという多くのBLDerが使っている超便利ツールがあるので、まだ使ったことがない方はhinemos作者であるSakakiさんの解説記事を見ながら試してみると良いと思います。
毎日開かれる3BLDの大会であるHconも、かなりモチベーションになるので参加してみてはいかがでしょうか。

これから3BLDをやろうとしている皆さん、既に3BLDをやっている皆さん、まだ3BLDをやろうとしていない皆さん、鈴鹿詩子を応援しています。


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