【再掲載】松本人志スキャンダル分析~松本さんの居場所はなくなりテレビ局はより苦境に/2024年1月8日分
45才公務員👉無職おじさんの「ありのこ」です。
2023年に潰瘍性大腸炎という病気(=難病)のため国家公務員を退職に追い込まれました。
そんな私がnoteをはじめて1年が経ちました。
ちょうど良い機会なので過去1年間で反響が大きかった記事をもう1度掲載したいと思います。
松本人志さんが文春砲を受けてから約1年が経ちました。
フジテレビのワイドナショーが終了することが決まるといった動きも最近ありましたので、松本人志さんのことを取り上げた1年前の記事を再掲載したいと思います。
再掲載が終わった後には「ワイドナショー終了をどのように考えるか?」「2025年の地上波テレビについて」を追記しました。
ぜひ最後までお読みください。
〇2024年1月8日note記事の再掲載
note記事タイトル:松本人志スキャンダル解析:時代の変化とネットの影響
松本人志さんが文春砲を食らった件の第2弾です。
アテンドワゴンの小沢さん・・・じゃなくてスピードワゴンの小沢さんがアテンドしていた謎の会合の話です。
前回のnote記事の続きとなります。
前回は
という話でした。
「松本人志さんがツイート(ポスト)したLINEは否定の決定打にならない」と前回のnote記事で書きました。
それどころか「え?小沢さんのアテンド会合って本当にあったの?」とマイナスの評価にすらなりかねません。
なぜ松本さんのツイートがマイナス方向に行ってしまうのか?
その理由は「ここ数年に起きた大きな変化」があります。
今回は「ここ数年に起きた大きな変化」について書いていきます。
〇大きな変化① 性に対する意識の変化
松本さんがなんでこんなツイートをしたのかわかりません。
このツイートでは「後輩芸人がセッティングしている怪しい会合がある」ことを松本人志さんは認めているように見えます。
というか認めてますよね。
そもそも吉本所属でもない後輩芸人がこんな会合をセッティングしていることが意味不明です、多くの国民(テレビ視聴者)にとって。
松本さんレベルの芸人さんや芸能界ではよくある話なのかもしれません。
芸能人ではなくてもお金持ちの世界でもそういう怪しい会合はあるのかもしれません。
最近流行っている言葉で言えば「上級国民」でしょう。
しかしテレビを見ている大多数の国民は上級国民ではありません。
だからそんな怪しい会合に行ったことはありません。
共感は得られない。
そして最近の傾向として「芸人だからしょうがないよね」とか「芸能人だからしょうがないよね」が通用しない。
ここ数年で「性」に関する国民の意識が大きく変わりました。
本当にここ数年です。
数年前なら許されていたことが、今では許されません。
飲み会の話。
「権力があるおじさんが若い女性を隣に座らせる」
職場の飲み会でこれはアウト判定されかねません。
お酌をさせるのは論外です。
職場の飲み会ではなくプライベートではどうなのか?
「結婚している人がそんな会合で出会った女性と性的なことがある」
もうアウトです。
そして「後輩にセッティングさせたそんな意味不明な会合がある」こと自体をアウト判定する人もそれなりにいると思います。
性的なことがあったかは別にして「女性って松本さん(たち?)を楽しませるためのモノですか?」という話です。
「同年代が集まっている合コンと同じ」とは思えないでしょう。
時代の感覚はここまで来ています。
国民全体がそこまで来ているとは思いませんが、このように感じる国民(テレビの視聴者)は一定数存在する。
松本人志さんはこのことが分からず、あんなツイートをしてしまったのではないかと思います。
松本さんは「ほら、女性も喜んでいたんだよ」と言えばみんな納得してくれると思っていた。
しかし「え?あんな女性をバカにしてる会合をやっていたの?クソじゃん」という反応をする人たちもいた。
逆効果だった。
吉本や松本さん、そして松本擁護派もわかってないポイントだと思います。
松本さんに怒っている人たち(の一部)にしたら擁護派のポイントがズレているのです。
〇大きな変化② テレビの民主化(マスコミの民主化)
インターネットによってマスコミが民主化されています。
最初に「マスコミの民主化」が起こったのは起こったのは文字の世界です。
インターネットが普及するまでは情報発信はマスコミが独占してました。
それが「2ch→ブログ→SNS」と一般人でも情報の発信(意見の表明)ができるようになります。
新聞社や出版社の独占が崩れました。
その後YouTubeがこれだけ一般化します。
その結果はテレビの民主化です。
「映像を家に届ける」ことはテレビ局が独占していました。
しかし今や誰でもYouTubeで情報の発信(意見の表明)ができます。
となると「大手芸能事務所がマスコミに圧力をかけて・・・」がどんどん難しくなっています。
文春とか新潮が報道するとそれがネットで拡散します。
SNSで多くの意見表明が相次ぎます。
YouTubeに至っては「暴露系」が闊歩する時代です。
いちばん有名だったのは現在刑事裁判中のガーシー元参議院議員でしょう。
暴露まではしなくても何かバズりそうな芸能ネタがあるとYouTubeでは擦られまくります。
誰でもかんでもなんでも言いまくっている状況です。
こうなると大手芸能事務所がマスコミに忖度させても無駄です。
ジャニーズ事務所→宝塚歌劇団の流れがありました。
この2つが世間からフルボッコにされた。
ジャニーズ事務所→宝塚歌劇団(→吉本興業?)になりつつありますが、最終的にはどうなるでしょうか?
〇大きな変化③ そしてみんなテレビを見なくなった
2022年の12月にテレビを買いました。
その際に何店舗か家電量販店を回りました。
テレビが置いてあるコーナーを見るためです。
私はコミュ障なので店員さんに話しかけません。
しかし店員さんに話しかける人もいます。
どの店舗、どのお客さんもみんな同じ質問をしてました。
「インターネットにつながるやつありますか?」
誰一人として他の質問ではなかったです。
ちょっと驚きました。
聞き方は「YouTube見れるやつありますか?」などもありますが、質問の趣旨は同じですよね。
ほとんどの国民にとって8Kテレビなんて関係ない訳です。
私も2022年の12月にインターネットを見ることができるテレビを買いました。
その後はほとんどテレビ番組を見なくなりました。
テレビで見ているのはYouTubeばかりです。
テレビがテレビ番組を見るために機械ではない。
もう実際に地上波テレビが映らないテレビも売っています。
「テレビの価格も安いし、NHKの受信料を払わなくてよい」と好評だとか。
多くの人たちがこんな状況だと思います。
となるとどうなるのか?
松本人志さんの文春砲で考えてみましょう。
「週刊文春」を読んで松本人志さんの件を知った人ってどれくらいいますか?
ほとんどいないのではないでしょうか?
ではテレビ報道で知った人はどれくらいいるでしょうか?
年末年始でワイドショーがなかったこともあり、ほぼいないでしょう。
ではどこで知ったのか?
ネットで知った人がほとんどだと思います。
炎上のお祭りに参加する人(=何か発信をする人)はごくごく少数です。
しかし炎上しているのをネットで見る人たちはたくさんいます。
松本人志さんの件も同じです。
おもしろいのは松本さん騒動の元ネタは文藝春秋です。
マスコミが発信した情報です。
しかしその情報が拡散したのはマスコミではなくネットです。
昔は週刊誌が書いたネタはテレビのワイドショーで拡散していました。
昔ならどうなるか?
大手芸能事務所がテレビ局を抑え込みます。
露骨だったのはジャニーズ事務所です。
「吉本興業はあまりテレビ局に対して抑え込みをやらない」という説もあります。
テレビ局が忖度して取り上げないケースが多いのかもしれません。
抑え込みにしろ忖度にしろテレビ局が報道しなくなります。
テレビ局が取り上げなければ拡散しません。
週刊誌を読んでいる人数なんて「全国民の何%なんですか?」という話です。
100万部だったとしても1%未満です。
しかし今は違います。
むしろテレビで取り上げないと「大手芸能事務所が圧力をかけている!おかしい!!」「テレビ局が忖度している!おかしい!!」と炎上する危険性すらあります。
炎上に参加する人数は少ないですが、炎上をネットで目撃する人たちはたくさんいます。
テレビで取り上げなかったら余計に拡散するというまったくの逆効果が起こってしまいます。
〇再掲終了後の追記
以上で再掲載は終了です。
約1年前に書いたnote記事でしたが、いかがだったでしょうか?
〇そして松本さんの居場所がなくなった~ワイドナショーが終了
松本に関して2024年の年末に大きな動きが。
「ワイドナショー」が終了することが決まったそうです。
「松本人志さんに復帰してもらわなくて構いません」というフジテレビの意思表示だと思います。
むしろフジテレビの番組に復帰して炎上でもしたらた困る、と。
松本人志さんだけではなく「この人が出ているから視聴率が取れる」という時代はとっくに過ぎ去っています。
地上波テレビがドンドン視聴率が取れなくなっているからです。
〇テレビ画面にYouTubeがやって来る!(実は今さらではないらしい)
1年前のnote記事でも書きましたがテレビはすでに地上波テレビを観るものではないです。
テレビは地上波テレビを観るものではない件についておもしろいYouTube動画を見つけました。
このYouTube動画によると「テレビ画面でYouTubeがドンドン見るようになったのはYouTubeが仕向けたわけではない」ようです。
YouTubeはテレビ画面で観るのに便利なようには設計されていない。
YouTube側も想定外だった。
しかし「YouTubeが本格的にテレビ画面で観やすいように設計などを変えてくるスタートが2025年」なのだそうです。
YouTubeが計画的に地上波テレビの視聴時間を奪いにやって来るのが2025年。
となると地上波テレビに勝ち目があるのか・・・。
たぶんないでしょうね。
こんな不親切な設計でもテレビ画面でドンドンYouTubeを見るようになってるんですから。
note記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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