「切り抜き動画で稼ぐな!」YouTubeの新方針がVtuberを追い詰める!?
「切り抜き動画の収益化はアウト」
YouTubeでこんな話がかなり話題です。
Vtuber界隈=切り抜き動画収益化は良い
Vtuber界隈以外=切り抜き動画収益は悪い
ネット上の反応はこんな感じでした。
参考に私のツイッター(X)を載せておきます。
アンケート結果です。
私はVtuberファンでありません。
Vtuberファンではない私のツイッター(X)でのアンケートです。
だからVtuberファンではない人たちの意見です。
約70%が「切り抜き動画の収益化を剥奪しろ!」です。
切り抜き動画についてはすでにnote記事にしています。
タイトルは「Vtuber界激震!YouTubeが切り抜き動画収益化を禁止に?しかし約70%もの圧倒的多数がまさかの賛同」です。
前回のnote記事の要約(箇条書き)はこんな感じです。
ChatGPT-4oくんに作ってもらいました。
切り抜き動画収益化禁止の騒動:
YouTubeが切り抜き動画の収益化を禁止するという噂が話題に。
正確には、収益化しない切り抜き動画はOK、収益化する切り抜き動画がNG。
がるぜんさん(Vtuber切り抜き動画投稿者)が話題を発信。
切り抜き動画の収益化について:
YouTubeのポリシー:他者のコンテンツを使用する場合、大幅な変更と独自性が必要。
実際には、収益化できる切り抜き動画の基準が不明確。
以前から切り抜き動画の収益化はグレーゾーンだった。
70%の人々が収益化禁止に賛成:
Vtuberファン以外の多くの人々が、収益化禁止に賛成。
YouTube上では、切り抜き動画の収益化を嫌う声が多数。
切り抜き動画の評価:
Vtuber切り抜きは比較的質が高いが、その他の切り抜き動画は質にばらつきがある。
「他人のコンテンツで利益を得るのは不公平」との意見が多い。
YouTubeの立場:
切り抜き動画の氾濫や評判の悪さ、オリジナルコンテンツ制作の意欲低下を懸念。
収益化を許可するかどうかはYouTube次第。
プラットフォームに従うしかない現実:
YouTubeの判断に従うしかない状況。
どのプラットフォームでも同様の状況が起こり得る。
前回のnote記事では「Vtuber界における切り抜き動画」についてあまり書くことができませんでした。
なので今回は「Vtuber界における切り抜き動画」を取り上げます。
今回は「前回note記事の補足」になります。
できれば前回のnote記事を先に読んでくださると、今回のnote記事を理解しやすいと思います。
・このnote記事のスタンス
Vtuber界隈で「切り抜き動画の収益化アウト」についてかなり議論がありました。
ネットを探せばVtuberに詳しい皆さんの喧々諤々の議論や意見がたくさん出てきます。
Vtuber専門家の議論・意見はすでにたくさんあります。
だから私はVtuber界から一歩引いた視点で「Vtuberと切り抜き動画」を考えていきたいと思います。
・Vtuberの配信はクソ長時間(一般人から見れば)
Vtuberの配信は長いです。
ファンはうれしいでしょうが、Vtuberにそこまで興味のない方にとってはかなり長く感じると思います。
雑談配信もゲーム実況もコラボ配信もみんな長時間。
にじさんじ所属・舞元啓介さんのコラボ配信。
なんと2時間21分です。
舞元啓介さん・ジョー・力一さん・樋口楓さんという超絶に人気があるVtuber3人。
とは言え2時間を超える配信を見ることができる人は熱烈なVtuberファン以外では少数派だと思います。
2時間20分は珍しいにしても、1時間以上雑談をするのがVtuberでは普通です。
今はコスパだけではなくタイパ重視の時代。
タイムパフォーマンスしか勝たん!
「映画ですら早送り」時代です。
Vtuberファンにとっては濃密な1時間でも、一般の人にはムダな時間です。
いやムダになるかもしれない時間です。
「私にとっておもしろい1時間になるか」がわからないからです。
映画もアニメも先にネタバレを求める時代です。
自分に合わないコンテンツにムダな時間を使いたくないからです。
「タイパこそ正義」の状態では「この1時間がムダになるか」はものすごくシビアな問題です。
そこで切り抜き動画の登場です。
・Vtuber切り抜き動画の実例(ドラゴンクエストのゲーム実況)
さきほどは大手Vtuber事務所・にじさんじを取り上げました。
なので別の大手Vtuber事務所・ホロライブを取り上げたいと思います。
「ドラゴンクエスト」のゲーム実況を例に切り抜き動画を観ていきましょう。
めんどくさいので「ドラゴンクエスト」をこれからは「ドラクエ」と書きます。
ここで「ドラクエ」を取り上げるのは私が「ドラクエ」好きだからです。
ホロライブのVtuber・鷹嶺ルイさん。
「ドラクエ1」からシリーズ順にドラクエのゲーム実況をしています。
1回の「ドラクエ」ゲーム実況で3時間は配信しているようです。
3時間でも普通の人には長いですが、すさまじい場合は7時間超えです。
この動画はなんと7時間40分です。
鷹嶺ルイさん、ドラクエ好きにもほどがある。
ということでこんな感じの切り抜き動画が作られます。
こういう切り抜き動画を観て「鷹嶺ルイさんっておもしろそうだな」となる。
で、ドラクエ好きが鷹嶺ルイさんの動画を観る。
このような流れがあるわけですね。
切り抜き動画からVtuber本人の配信に流入してくる。
「ドラゴンクエスト3」はHD-2Dでリメイクされることが発表されました。
もしスクエニがゲーム配信OKするなら鷹嶺ルイさんにHD-2D版「ドラゴンクエスト3」をゲーム実況してほしいです。
ホロライブにはさくらみこさんという超有名なVtuberがいらっしゃいます。
さくらみこさんのドラクエ切り抜き動画がコレです。
「ドラクエモンスターでひとこと」みたいな感じ。
かなりおもしろそうですよね。
Vtuberに興味がなくても「ドラクエ関連動画」でこの切り抜きが出てきたら、つい見ちゃいますよね。
私にもドラクエ関連動画としてこの切り抜き動画がYouTubeに出てきました。
・Vtuber切り抜きはwin-win-winの関係
・Vtuber切り抜きはVtuber版ファスト映画 しかも合法的な
国内で一番大きいVtuber事務所・ホロライブは「切り抜き動画の収益化はOK」と言っています。
国内で2番目の大手Vtuber事務所・にじさんじは「切り抜きチャンネルの連絡先登録フォーム」を開設しました。
2023年、ニュースになっています。
ホロライブは明確に「切り抜き動画の収益化はOK」と言っているようです。
にじさんじも「切り抜き動画が存在することを前提」とした対応をしています。
収益化は黙認に近いのでしょうか?
ホロライブもにじさんじも「ルールに従った上で」という当たり前の条件は付きますが「切り抜き動画の収益化は著作権侵害!」とは言っていません。
以前にYouTubeで大問題になったのがファスト映画です。
ファスト映画はWikipediaで次のように説明されています。
ファスト映画で収益上げまくりYouTuberは逮捕されてしまいました。
著作権法違反です。
ホロライブもにじさんじも「切り抜き動画を収益化しやがって!著作権法違反だ!」とは言っていません。
他のVtuber事務所も個人Vtuberも「切り抜き動画を収益化しやがって!著作権法違反だ!」と言っていないようです。
ほとんどが著作権違反を主張してない。
・切り抜き動画ありきのVtuber業界
Vtuberは「切り抜き動画ありき」で配信しているように見えます。
はっきりと「ここ、切り抜かれちゃいますねー」と言っているVtuberさんもいますし。
優秀なVtuberは「うまく切り抜かれること」を意識しているように見えます。
昔、テレビのバラエティー番組で「ひな壇芸人」と呼ばれる芸人さんたちがいました。
優秀なひな壇芸人は「編集点を作る」ことを意識してたそうです。
スタジオでずっと収録したものをスタッフさんが編集します。
出演している芸人さんがスタッフさんが編集しやすくしてあげるわけですね。
「編集点を作る」に似たことを優秀なVtuberさんはやっているように見えます。
Vtuberが切り抜き動画を作りやすくしてあげている。
なんでVtuberが切り抜き師に気を使っているかと言えばVtuberにもメリットがあるからですね。
Vtuber本人(運営)やVtuberファンは宣伝になってうれしい。
切り抜き師は収益が入る。
Vtuber・切り抜き師・Vtuberファン、みんなにとってプラスなシステム。
切り抜き動画は3者にとって有益なwin-win-winの関係。
という事はYouTubeが「切り抜き動画の収益化はダメ」と言い出すと切り抜き師だけではなくVtuber本人(運営)も困ってしまいます。
Vtuber業界全体が縮小することにもなりかねません。
・切り抜き動画収益化ダメ Vtuber業界は今後どうなる?
話の前提。
「収益化がダメでもVtuberの切り抜き動画を作る」って人はかなり少ないと思います。
推しのために無償の愛で切り抜き動画を作る。
こんな人は貴重です。
ほとんどが収益(お金目的)でVtuberの切り抜きを作っていると思います。
そしてお金目的で作られた大量のVtuberの切り抜きがVtuber業界にプラスになっています。
もしVtuberの切り抜きの収益が停止され、切り抜き動画がほとんどなくなってしまったら、Vtube業界にとってかなり厳しい。
ドラクエで考えてみましょう。
YouTubeは時間の奪い合いです。
切り抜き動画からVtuber本人への流入がなくなってしまうのは痛手だと思います。
あとは「YouTubeがどのくらい本気で切り抜き動画の収益化を停止してくるか」にかかっています。
脅しだけで切り抜き動画の収益化が黙認されるのか。
今のようにガバガバ判定で「運が良ければ収益化は剥奪されないが、運が悪ければ収益化が剥奪される」状態がずっと続くのか。
YouTubeがいっきに「切り抜き動画狩り」をして収益化を奪い尽くすのか。
YouTubeがどのパターンで対応するのかわかりませんが「今からVtuberの切り抜きをスタートして儲けよう」と言う人はほとんどいないと思います。
収益化できないリスクが大きすぎますから。
Vtuberの切り抜きをやっている人たちが収益化が停止されるまで続けていく。
こんな感じが続くと思います。
・今回のnote記事まとめ(箇条書き)~ChatGPT‐4oが作成
切り抜き動画収益化禁止の話題:
YouTubeで切り抜き動画の収益化禁止が大きな話題に。
Vtuber界隈では収益化は良いとされ、Vtuber界隈以外では悪いとされている。
ネット上の反応:
Vtuberファンではない私のツイッター(X)のアンケートで、約70%が「切り抜き動画の収益化を剥奪すべき」と回答。
Vtuberの配信の長さ:
Vtuberの配信は長時間で、一般人には見るのが難しい。
切り抜き動画はその長時間配信を短縮し、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代に適している。
切り抜き動画の実例:
ホロライブの鷹嶺ルイさんが「ドラクエ」ゲーム実況を7時間以上配信する例を紹介。
切り抜き動画がVtuberの配信への興味を引き、ファンを増やす流れを説明。
Vtuber切り抜きのメリット:
Vtuber、切り抜き師、ファンの三者にとって有益なwin-win-winの関係。
Vtuber事務所も切り抜き動画の収益化を黙認、または許可している。
Vtuber業界の現状:
Vtuberが切り抜き動画を意識して配信している。
切り抜き動画はVtuber業界全体の宣伝効果があり、収益化禁止は業界に打撃を与える可能性。
今後の展望:
収益化がダメなら切り抜き動画を作る人は少なくなる。
YouTubeの対応次第でVtuber業界全体に影響が出る可能性がある。
note記事は以上です。
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