㊗HD-2Dリメイク ドラクエ3をミステリーとして見る2~ときは戻れり
HD-2Dリメイク「ドラゴンクエストⅢ 」が明日11月14日発売されます。
私ももちろんパッケージ版を予約しています。
アマゾンさま!どうかちゃんと発売日に配達してください。
お願いします。
前回のnote記事でHD-2Dリメイク発売を記念して「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ、、、」を無理やりミステリーとして見るということをやりました。
ドラクエを作った堀井雄二センセイといえば「ポートピア連続殺人事件」「オホーツクに消ゆ」と言った名作ミステリーゲームも作っているので。
今回は「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ、、、」を無理やりミステリーとして見るの2回目です。
前回の反響が良かったので2回目の記事です。
が、メインは前回の記事で今回はオマケ的なnote記事になります。
そもそもあくまでネタだと思ってください。(前回のnote記事も含めて)
このnote記事はネタバレありです。
「ドラゴンクエスト1」「ドラゴンクエスト2」「ドラゴンクエスト3」のロトシリーズ3作すべてプレイした方だけお読みください。
どれか1作でもまだプレイしてない方はここでお帰り下さい。
この次は「目次」になりますが、「目次」もネタバレになります。
ネタバレ防止のためすこしスキマをあけます。
・2024年のミステリー界 みんな目が肥えている
先に話の前提から。
2024年現在、ミステリーは「なんでもあり」の状況です。
たとえばミステリー小説「最後のトリック」。
アマゾンでは「犯人はこの本の読者全員!」と堂々と説明されています。
アマゾンのページによると文庫版の出版が2014年のようです。
もう10年も前からミステリー界は「犯人はこの本の読者全員!」の状況。
つまり「かなりすごいことをしないと驚いてくれない」時代。
これが2024年。
・1987年十角館の殺人 1988年ドラゴンクエストⅢ 1994年名探偵コナン
ファミコン版「ドラゴンクエスト3」の発売は1988年。
ミステリーで言うと・・・綾辻行人センセイの「十角館の殺人」がやっと発売されたあたりです。
2024年に「十角館の殺人」がhuluでドラマ化され、かなり話題になりました。
「十角館の殺人」が出版されたのが1987年。
「ドラゴンクエスト3」発売の1年前です。
Wikipediaには「十角館の殺人」について次のように書いてあります。
ドラクエ3の1年前に「新本格(ミステリー)ブーム」を起こすミステリー小説がやっと出版されました。
うーん、ミステリー小説だとよくわからないって?
だったらマンガ(アニメ)で。
「じっちゃんの名にかけて!」が決めゼリフの「金田一少年の事件簿」が世に出たのが30年以上前です。
しかし「ドラゴンクエスト3」はもっと古い。
「金田一少年の事件簿」は堂本剛さん主演のドラマもありました。
アニメよりドラマをイメージする人が多いかもしれません。
金田一少年役を旧ジャニーズ事務所のタレントで引継ぎ、長く続きましたので。
もう当たり前のように存在する「名探偵コナン」が世に出て㊗30周年です。
おめでとうございます!
「名探偵コナン」が世に出た時には「ドラゴンクエスト3」発売から5年以上の時が過ぎ去っていました。
「十角館の殺人」「金田一少年の事件簿」「名探偵コナン」が初めて世に出た年を挙げましたが、言いたいのは
ドラゴンクエスト3が出た時は、日本人のほとんどが今ほどミステリー慣れしてなかった
ということです。
もっと分かりやすく言うと
日本人のほとんどが今と比べると簡単なトリックで驚いてくれた
のです。
・1👉2👉3ではなく3👉1👉2(時間の経過を誤認させる)
ミステリーのトリックに「時間経過の順番を誤認させる」というのがあります。
たとえば
「できごと1👉できごと2👉できごと3」の順番だと思っていたら、本当は「できごと3👉できごと1👉できごと2」だった
と。
ミステリー小説を読んでいます。
前から順番にできごとが記述されていれば、読者は無自覚に記述された順番でそれらのできごとは起こったと思ってしまいます。
しかしそれらのできごとが順番に起こったとはどこにも書いてないので、読者が誤認した(誤って認識した)わけです。
読者が誤認したというか、ミステリー作家がうまく読者を誤認させたのですが。
2024年では使い古された手口なのでミステリー小説で「時間経過の順番を誤認させる」のはほぼ不可能。
かなりひねりを加えないと読者を騙せません。
日本人全体がミステリー慣れしまくっちゃったんで。
もうお分かりですね?
「ドラゴンクエスト」ロト3部作。
ファミコンで「ドラクエ3」をプレイしていた人たちは無自覚に「ドラゴンクエスト1👉ドラゴンクエスト2👉ドラゴンクエスト3」だと思っていました。
しかし「ドラゴンクエスト3」の最後の最後で(=ほんとうに最後 of 最後で)
ドラゴンクエスト・ロト3部作の時の流れが
ドラゴンクエスト3👉ドラゴンクエスト1👉ドラゴンクエスト2
だったことがわかります。
1988年当時、このトリックは多くのプレイヤーにとってかなり衝撃だったと思います。
「ポートピア連続殺人事件」で「犯人は〇〇」をやったを考えると、堀井雄二センセイらしいトリックです。
「ドラゴンクエスト3」単体で時間経過を誤認させているのではなく「ドラゴンクエスト・ロトシリーズ3作全体を使って」時間経過を誤認させています。
ひねりが加わっています。
インターネット情報だと堀井雄二センセイは「ドラクエ1」の時から時間の流れを「3👉1👉2」にするつもりはなかったそうです。
最初からひねりを加えるつもりではなかったとのこと。
とは言えラスト of ラストで「実は3👉1👉2の順番だった」と知る衝撃が「ドラゴンクエスト3」がリアルでも「そして伝説へ、、、」となった大きな理由の1つだと思います。
・HD-2D「ドラゴンクエスト3」 エンディングになにか仕込んでくる?
ネタバレありと注意喚起してこのnote記事を書いてきたんですけど・・・実は堀井雄二センセイがネタバレしちゃっているですよね。
「犯人は〇〇」と同じレベルでもうネタバレ扱いされないのでしょうか?
でも念のためにこのnote記事は「#ネタバレ」にしておきました。
ネタバレと言えば「HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン」が話題になっています。
「ドラゴンクエスト3」をプレイしてない人は「ゾーマって誰?」ってなっちゃう。
これってネタバレじゃないの?
もしかしてHD‐2Dリメイク版「ドラゴンクエスト3」では最初のほうで「わが名はゾーマ」が出てくるのでしょうか?
それならネタバレにはなりませんが。
今回のドあたまに載せたnote記事は「バラモスを倒してお城に戻ったらゾーマがいきなり出てくる」件を取り上げています。
「HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン」をもう1度見ます。
堀井雄二センセイ(+スクエニ社)は時系列が「3👉1👉2」ことをネタバレだと思っていないようです。
でもHD-2D「ドラゴンクエスト3」のエンディングだけ12月13日まで投稿しないでと言っています。
HD-2D「ドラゴンクエスト3」のエンディングでは新しいひねりを加えてくる気がします。
じゃないとわざわざエンディングだけ規制をかける意味がないので。
HD-2D「ドラゴンクエスト3」はエンディングも楽しみです。