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【再掲載】松本人志さんは初手を失敗した~強制性を示す物的証拠の無意味さを実感/2024年1月7日分

45才公務員👉無職おじさんの「ありのこ」です。

2023年に潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえんという病気(=難病)のため国家公務員を退職に追い込まれました。

そんな私がnoteをはじめて1年が経ちました。
ちょうど良い機会なので過去1年間で反響が大きかった記事をもう1度掲載したいと思います。

今回は松本人志さんが文春砲をくらった約1年前のnote記事を再掲載します。

1年前に書いたことが正しかったのか・間違っていたのか?
松本人志さんが裁判を取り下げたことを踏まえて、再掲載終了後に自分なりの分析を追記しました。

ぜひ最後までお読みください。


〇2024年1月7日note記事の再掲載開始

note記事タイトル【緊急投稿】松本人志さんの件 その1

2023年の年末にダウンタウンの松本人志さんが文春砲を受け大変なことになっています。

文春砲の内容はくわしく書きません。
ネットに腐るほど出ていますので。

私は1979年の44才です。
1990年代ダウンタウンがお笑い界で天下を取るさまをテレビで見てました。

「ダウンタウンのごっつええ感じ」という人気番組が「ごっつ変な感じ」で終わってしまい「ごっつ嫌な感じ」になったのは10代の思い出です。

今回は松本人志さんの件について個人的に思うところを書いていきたいと思います。

〇吉本「当該事実は一切なく」の「当該事実」って何のこと?

吉本興業がコメントを出しています。

「8年前となる2015年における女性との性的行為に関する記事」について「当該事実は一切なく」と吉本は言っています。

この当該事実は何を指すのでしょうか?

吉本興業がはっきり明示していないので分かりません。

当該事実を一番広く解釈すれば「スピードワゴン小沢さんがアテンドするそんな怪しい会合はなかった」となります。

「一切なく」は「全面否定」とも報道されています。
よって「吉本(松本人志さん)はそんな変な会合がないと言っているんだ」と感じた人はそれなりにいたと思います。

当該事実」をもうちょっと狭く解釈すると「そういう会合はあったが性的なことはなかった」となります。

「ただ楽しくみんなでお酒を飲んでいただけ」という事です。
性的なことは一切なかった。

当該事実」を最も狭く解釈すると「強制的な性的行為はなかった」となります。

そういう会合もあったし性的な行為もあった。
しかし強制ではない。

吉本(松本人志さん)がどの意味で「当該事実は一切なく」と言っているのかよくわかりません。

吉本が出したコメントの全文を見ても書いてありません。

もしかすると「法的な観点」から「強制的な性的行為はなかった」という意味で「当該事実は一切なく」と言っているのかもしれません。

司法(刑事・民事の両方)の観点から見れば「強制的な性的行為はなかった」の意味で良いと思います。

最悪の場合は裁判で争うことになるでしょう。
裁判の争点は「強制的な性的行為があったかどうか」になるはずだからです。

吉本の法務担当や弁護士が対応策の相談を受ければ「強制的な性的行為があったかどうか」を意識して対応策を出してくるでしょう。

法的にはその対応は正しい。

しかし一般国民(テレビの視聴者)は法的な正しさ(だけ)を求めているわけではありません。

「法的には適切なプレスリリースをしたら企業がより泥沼にはまる」ケースがたまにあります。

「もしかすると吉本と松本人志さんはこの泥沼にはまっているのかも」とも思えます。

吉本が否定している当該事実とは?
①スピードワゴン小沢さんがアテンドするそんな怪しい会合はない
②スピードワゴン小沢さんがアテンドする会合はあった。でも性的なことはなかった
⓷スピードワゴン小沢さんがアテンドする会合はあった。性的なこともあった。でも強制ではなかった。
まっちゃん なんであんなツイート(ポスト)したの?

〇まっちゃん なんであんなツイート(ポスト)したの?


「もしかすると吉本と松本人志さんはこの泥沼にはまっているのかも」と思ったのは松本人志さんのツイート(ポスト)が理由です。

ツイッター(X)で松本人志さんはLINEのスクショを引用して「とうとう出たね。。。」とツイートしています。

LINEのスクショは文春以外の週刊誌で報じられたもののようです。

これを引用して松本人志さんはツイートしています。

「はてさて、このツイートってどうなのか?」と私は思うのです。

〇このツイートはどうなの?その1 これって小沢さんが出したの?

LINE流出がいまや当たり前のようになっています。
しかし「LINEのやり取りを外部に出す」ということがそもそも正当化されることなのでしょうか?

「個人的なLINEのやり取りを週刊誌に出す」のが正当だとみんなに思われるか?

「松本人志さんの無実を証明するため」ということで正当化されるという考え方もあり得ます。

しかしこのLINEのスクショはスピードワゴン・小沢さんサイドが出しているように見えます。

松本さん本人が自分の無実のために出すのならまだ分かります。
しかし小沢さんがLINEを流出させるのはどうなのでしょうか?

小沢さんや小沢さんの所属事務所はだんまりで何も語っていません。
それでLINE流出ですか?
かなりイメージダウンの悪手あくしゅだと思います。

〇このツイートはどうなの?その2 え?その会合はあったんですか!?

松本人志さんがツイートしたLINEは「相手の女性の1つの投稿だけ」引用されています。

週刊誌が報道したLINEのスクショには前の部分があります。
なぜそこの部分はカットしたのでしょうか?

容量の問題なのかもしれませんから「わざと」とか「悪意で」とは断言しません。

しかし週刊誌に載っているLINEのスクショを見ると「ん?もしかして性的なことはあった?」とも思われる可能性があります。

吉本が否定している当該事実とは?
①スピードワゴン小沢さんがアテンドするそんな怪しい会合はない
②スピードワゴン小沢さんがアテンドする会合はあった。でも性的なことはなかった
⓷スピードワゴン小沢さんがアテンドする会合はあった。性的なこともあった。でも強制ではなかった。

吉本(松本人志さん)が言っていたのは少なくとも

①「スピードワゴン小沢さんがアテンドするそんな怪しい会合はない」

ではなかったと松本人志さんは認めたということです。

つまり「スピードワゴン小沢さんがアテンドする会合はあった」と松本人志さんは認めちゃったわけですね。

そして

②スピードワゴン小沢さんがアテンドする会合はあった。
でも性的なことはなかった

も揺らぎます。

切り抜かれる前のLINEのやり取りを見て「ああ、これは性的なことはなかったんだな」と思う人はどれくらいいるでしょうか?
むしろ「ああ、これは性的なことはあったんだな」と思う人の方が多いのではないでしょうか?

もちろん実際にどうだったのかは分かりません。

しかし多くの国民(テレビの視聴者)は裁判官ではありません
「どう感じるか」の問題でしかない。

にもかかわらず(小沢さんが流した?)LINEのスクショに触れることがプラスだったのか疑問です。

〇このツイートはどうなの?その3 決定打にならない

このLINEのスクショが「強制的ではなかった」ことの決定打にはならないことも重要です。

「有力な証拠」と言って良いとは思いますが、決定打とはならないと思います。

週刊誌に出ていたLINEのスクショは切り取られてます
その前後が分かりません

その前後が関係ないやり取りなのかもしれません。
「しれない」だけで無関係なのかどうかもわかりません。

だから決定打にならない。

そしてもう1つ決定打にならない理由はどんなに理不尽なことをされても「ありがとうございます」と言うこともあり得るからです。

会社でパラハラ指導しまくってくる上司に部下は何て言いますか?
「うるせえ!パラハラだぞ!」っていう人ってどれくらいいますか?

普通は「以後気をつけます」と言いますよね。
場合によっては「いつもご指導ありがとうございます」と言わないといけないかもしれません。

学生さんだって同じ。
運動部だったら先輩のしごき(という名のいじめ)に「ご指導ありがとうございます」と言わないといけない。
最近はそういう理不尽さは改善されているようですが、まだ残っているみたいです。

となると「ありがとうございました」と言っていても本当に感謝しているか分からないわけです。

少なくとも大人になったら(社会人になったら)理不尽な場面でも「ありがとうございました」と言った経験はあるはずです。

司法に問題が持ち込まれれば、裁判官がこの「ありがとうございました」が「合意があった証拠」になるのか判断することになります。

もしかしたら裁判所は「合意があった証拠」と判断してくれるのかもしれません。

しかし多くの国民(テレビの視聴者)は裁判官ではありません。

むしろ「なんだ?このLINEは?」と否定的に捉えられる危険性があります。

え?小沢さんのアテンド会合ってあったの?」ということで「松本アウト!」判定する人たちもそれなりにいると思います。

「松本アウト!」判定については「ここ数年に起きた世の中の流れ」が大きな理由です。

〇再掲終了後~強制性を示す物的証拠はないで納得するのか?

以上が2024年1月7日に公開したnote記事の再掲載でした。
今、読み返していかがだったでしょうか?

このnote記事を書いた私自身はどう感じたのか?
1年後に読み返してみて「考えは変わってない」と感じました。

松本さん裁判取り下げの理由を「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないことを確認いたしました」と言っています。

この説明に納得でいる人はどのくらいでしょうか?
松本さんは「女性がこのコメントに反論しないのでわかるでしょ?」ということなのかもしれませんが、ちょっと厳しい気がします。

女性から「物的証拠はない」という合意文書を引き出せなかった時点で世間的には負けだと思います。
裁判を一方的に起こしたのは松本さんだから。

時間がかかる、周りに迷惑がかかる。
そんなの、分かってて裁判を起こしたんでしょ?
なのにこんな中途半端な形で裁判を取り下げるの?
意味ないじゃん。
これが世間の反応(多数派)だと思います。

そもそもですが、強制性の話をしているということは謎の合コン(らしきもの)は存在したということですか?

もっと言えばエッチチィなことしたんですか?

「強制性の有無じゃなく、エッチチィなことはしたんですか?」がポイントです。

だって本人が「事実無根なので闘いまーす」ってツイート(ポスト)しちゃったから

何が事実無根なのかはっきりさせないで「事実無根なので闘いまーす」とツイート(ポスト)したことで「合コンがあったこと自体でNG」というラインを自分で引いてしまった
1年前に書いたことですが、これは正しい分析だったと思います。

松本人志さんはインタビューに答える形で2025年の復帰を示唆しさしました。

しかし世間は「記者会見じゃなく芸能御用記者のインタビューかよ」と言った反応。
そもそもご本人もテレビ以外で復帰するしかないことはわかっているようです。

note記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

現在、私は潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえんという難病のため無職・無収入です。

松本人志さんは働かなくても資産ありまくりでしょうが、私は違います。

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公務員👉無職おじさん/ありのこ
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