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男の育休日記 プロローグ
導入
地方の病院で働いている男(37)です。
もうすぐ2歳になる娘がいます。
8月末に第二子誕生予定ですが、新型コロナの影響で里帰り出産ができず、大ピンチを迎えました。親のサポートなしで産後妻一人では厳しい、というか無理じゃん!そもそも入院中もそうとう厳しい!
ということで職場に交渉しました。
そしたら意外にもオッケーが出たのです。\(^o^)/
実際、育児休業が取れなかったら詰んでいました。
産前は有給休暇を使い、産後は育児休業をとらせてもらうことでとりあえずなんとかめどが付きました。育休の期間は1ヶ月とちょっと。
もっと長くとれたらなおよしでしたが贅沢言ってられません。そもそもうちの職場で男性育休初だし。
育児休業制度とは(ざっくり)
休業の定義:労働者が、原則としてその1歳に満たない子を養育するためにする休業
期 間:原則、子が1歳に達する日までの連続した期間
(保育所に入所できない場合は1歳6か月、2歳まで延長可能。)
※父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2か月に達する日までの間の1年間、取得可能
というものです。
男性の育児休業って
育児休業は男女ともに同じように取れるわけですが、女性には産休があります(予定日の6週前から産前休 + 出産後8週間の産後休)。
男性の場合は出生後から育児休業取得が可能なため、とり方が若干難しいです。
予定日から取得、という形の申請になるのですが、予定日より早く産まれる場合はちょっと大変ですよね(手続きすれば開始日の変更は可能)。
男性の育児休業の現状
男性の場合は令和元年の厚生労働省の調査では男性の育児休業は取得率は7.48%!激低(2025年までに30%というのが政府目標だそうです)。
さらに、取得期間は8割が1カ月未満!5日未満が36.3%だとか!!
そうすると、1ヶ月以上育児休業とっている男性というのは、2%くらいじゃない!?やはり育児休業ってとれないんですね。
男性の育児休業の問題点
男性の育児休業の問題点については以下が考えられるかと思います。
①仕事は休めない
②お金の問題
③職場が認めてくれない
④罪悪感
問題点①仕事は休めない
男は仕事を休まないもの、という美学?なんかそういうものがあります。
昔からの固定観念に加えて、キャリアへの悪影響があるのではないかという懸念、業務が多忙すぎて休めるわけない、そんなところでしょうか。
でも、私は考えました。
「ほんとに俺がいなかったら職場は回らないのか?いや、そんなことねーな。大丈夫。」
「キャリア?まあ出世するよりも副業とか頑張るほうに今ベクトルあるし。」
問題点②お金の問題
これは切実な問題です。
しかし、現在の育児休業給付金は育休開始前の給与の67%支給、かつ給付金は非課税のため税金で引かれません!
そうすると手取りでいえば8割程度になるとか!
それなら数ヶ月程度ならなんとかなりそう!
問題点③職場が認めてくれない
これはほんとうに個人ではどうしようもない気もしてしまいますが、一応、育児休業取得を希望した場合に職場はそれを拒否してはいけないことになっています。ハラスメントにあたるので。
その点で、環境に恵まれた、という感は否めません。
問題点④罪悪感
長期間仕事を休むなんて他の人に申し訳ない…そんな謎の罪悪感はありました。なんならこれが一番強いかもしれません。
日本人の真面目さ、勤勉さのせいか、社会の目が気になるのか。
理由ははっきりはしません。
でも実際に育休をとるにあたってこの謎の罪悪感はかなり強い存在感を持ちました。
でもとっちゃった。
取らざるを得なかったからとっちゃいました。
そしたら罪悪感って何なん!?って感じです。
ただの勇気かな?
ということでこれから育児休業が始まります。
まずはママが入院中の娘との生活が最初にして最大の難関。
娘を悲しませないで過ごせるか、、、頑張るしかない。
育児スキルのレベル上げ、スタートです。