日記/映画感想①/ゴールデンカムイ実写映画の感想

最初に、たいしたネタバレ無いので未視聴の方もどうぞ。

ゴールデンカムイ実写みてきました!!

元々ゴールデンカムイ大好きで、漫画全巻しっかり読んでいます!
正直実写映画化するって聞いたときは出来、微妙なんじゃないかって思ってましたが、評判よかったんで、行ってみました。

感想ですが・・・

北海道の自然がキレイすぎる・・・!!

まず自然の美しさに感動・・・
白樺の木々、まっさらな雪原、なんてキレイなんだろうと。

ゴールデンカムイは信じられない程沢山のテーマとメッセージが重層的に込められた作品ですが、その中でもアイヌ民族の強さ・雄大さ・美しさは最重要のテーマですから、北海道の自然を美しく見せることは大事なことだと思います。

それと個人的には、日露戦争帰りの杉本が、狩猟採集の生活の中で、戦争によるトラウマ(PTSD)から回復していったり揺り戻されたり克服していったりする過程も、大好きなテーマの一つです。

ゴールデンカムイには、トラウマにより狂気的になってしまった囚人やキャラクターが沢山出てきますが、中でも杉本のトラウマは丁寧に描かれています。
度々戦争の悪夢を見たり、戦争で身につけた価値観に囚われてしまったり・・・

東日本大震災の時、震災によってトラウマを負ってしまった子供達のために、自然教室などの機会を与えるボランティア団体がいくつかあり、実際に効果もかなり出ていたらしいです。
自然の中での活動は有効なPTSDに対する治療手段の一つで、杉本がアシ(リ)パと共に自然の中で暮らしたのも、杉本にとって良いことだったと思います。

その重要なファクターである北海道の雄大な自然が、実写映画で余すところなく表現されていたのが、本当に嬉しかった・・・!

この映画の制作陣が、漫画ゴールデンカムイのテーマを深く理解して、本質的に再現しようとしてくれたんだ、ということが伝わってきて、本当、映画界と漫画界は良い方向に向かっていると感じます。

あともう一つ、良かったところは、

キャラクターの再現度高すぎる!

動きが漫画でイメージしていた動きのそのままだ~!

尾形の初登場シーンのナイフをくるっと回す動き、漫画で読んだままだ・・・!
白石がぬるぬるくにゃくにゃしたシーンも漫画でイメージしていたかっこ悪さで笑った。

あと、鶴見中尉、怖すぎ。

鶴見中尉って、思っても無いタイミングで予想外の手段で攻撃してくる。
実写でみるとそれが強調されて、なんて狂人だ~とおののいてしまった。

映画見て、ちょっと再熱しかけている。めちゃくちゃ良い映画でした。制作陣に感謝!


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