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わたしの旅暮らしをつくる #14|7/15-21
7/15
宿泊のゲストさんと話していて、なんの気なく地元が山口だと答えたら、わたしも!と言われた。ちなみに何市?小学校は?の答えも同じで、え、家の近く何がある?も同じ。「わたし〇〇ってマンションに住んでたんだけど。」聞き覚えがありすぎて驚く。まさかの、わたしの実家と同じ建物。あまりの驚きに身体の力が抜けていった。聞けば彼女は途中までそこに住んでいたそう。わたしとはギリ小学生も被っていなくて知らなかったらしい。早速親にLINEする。親同士はそれぞれのことを記憶していて、よろしくお伝えくださいね、となる。次に行くゲストハウスも同じで、なんならわたしが行く期間もしばらく住み込みでいるそう。あまりにも偶然すぎてずっとドキドキしていた。きっと何か起こりそうな予感がする。すぐに再会できるのが楽しみで仕方ない。
7/16
ゆったりな夜、オーナーキヨさんとゲストさんたちとごはん食べながらおしゃべり。それぞれ違うものを食べているのに、キッチンの大きなテーブルを囲んで過ごしているのが不思議と心地よい。海外の方ばかりで英語での会話、キヨさんも決して英語がペラペラなわけではないのだろうけれど、日本語でゲストさんと話すときとなんら変わりないテンションで話せるのがすごいなと思う。途中で帰ってきた方にもこっちどうぞーってやったり。緊張感がない感じ、友人のおうちでゆるく夜ごはんを食べているみたいな雰囲気がよかった。
7/17
スタッフと常連さん(というより友人に近いな)たちとサムギョプサルパーティした。でっかい塊の肉を焼いてチョキチョキするのが初めてで楽しくて、率先してやってた。みんなでわいわい作って食べて、ゲームして。次の日もあるから割と早めに解散する。わたしの歓迎会も兼ねていたらしい。ものすごく楽しくて、わたしの過ごしたかった青春は過ぎ去っていなかったのだなと気づく。ずっと今のままではいられないとみんな分かっているからこそ、今に本気になれるのだなと思う。決して派手ではないけれどきらきらしてるな。
7/18
待ちに待った人生初の登山。来週の常念岳の練習にと、乗鞍岳に向かう。標高3000mを超える山頂、空気の薄さに慣れなくて苦しかったのも束の間、一歩上がるごとに山々の輪郭がはっきりと見えてきて、自分の足で登っていることを実感する。森林限界の風景を目の前にして、高校地理と地学で習った薄い知識を思い出す。自分の目で見て触れたものが知識と結びつくのが嬉しい。登山というよりはハイキングな道をるんるんで歩いた。山、ハマりそうだな。
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7/19
バイトが終わって自転車でツルヤに向かう。久しぶりの買い出し。品揃えのいいスーパーが地味に遠いから、買いに行くのが面倒で外食に頼りがちになる。同じく住み込みのスタッフがピノのファミリーパック買ってたの見て、わたしも箱アイス買いたい!と思う。自転車で10分ちょっとの道のり、この暑さにアイスが耐えられるか確かめたくて、まずはカップの小さいアイスを買ってみる。急いで帰ったけれど少し溶けていて、箱アイスチャレンジは難しそうだなと思う。アイスは近くのコンビニで買おうと誓った。
7/20
なんとなく生きてる。別に死にたいわけじゃないけど、逃げられないなーと思う。楽しいんだけどな。常にまわりに人がいる生活、賑やかな毎日、思っている以上に疲れているのかもしれない。23時半とかに外に出てぐるぐる歩く。ほんとはこのままどこか遠くへ行ってしまいたかったけれど、次の日も朝シフトなので大人しく帰る。ほぼ満月だから、2段ベッドの下のスタッフNちゃんからは、わたしがオオカミ男にでも思われてるかなとか考えてちょっと可笑しくなった。
7/21
せっかくの午後を昼寝とスマホに費やしてしまったので、せめて夕日を浴びようと外に出る。イオンに向かう。数ヶ月前の誕生日に友人からもらったミスド500円チケットを理由に、ドーナツふたつとパイ、そのあとスタバでフラペチーノとサラダラップ食べる。油断するとすぐこうなる。食べること、お金を使うことでストレスを発散する癖が抜けない。どうしてこうなっちゃったんだろうな。時々たぶん割としんどい。
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来週は常念登山。真夜中出発なので、早く寝る生活リズムにしなきゃ、洗濯しとかなきゃ、準備もしなきゃ、とかしか考えられなくてそわそわしている。すごい天気いいらしい。
当時のメモや下書きそのままに載せています。
ときどき追記する。
書けなかった過去を肯定するために。