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これまでのあらすじ

ソンクラーで麻の修行に励んでいたら、いつのまにか西海岸のクラビの山の中。

ボンド映画で背景に使われた島とか見に行く観光客がわんさかわんさか。他人のこと言えないけど、観光客は醜い。

こっちでも麻の名人のもとに居候してるんですが、先日、近所の湖のほとり、流行らないカヤック屋が売りに出てるのに出くわし、ついなりいき、いきなり、二人の貯金をあわせて買っちゃった。

上物だけ、つまりカヤック20隻(と救命具50着)と建物など。カフェスペースがあるんで、麻と組み合わせて、もちっと立て直してみようかと考えてます。

明方の眺め

とりあえずはいま、ハイシーズンなんでカヤックの宣伝、運営、経営、麻とのパッケージなど一から急いで右往左往。何やってんだか。

夕暮れ時

麻の達人はソンクラーで麻カフェも営業するお兄ちゃんで、手広く何でもやるけど実は栽培が好き。ブラウニーやらビスケットは彼のお母さんの手作り。お母さんも栽培が大好きってな麻一家。

お兄ちゃんは結構これまでいろんな系統の異なる品種を作ってきてんで、吸えばこれはあれだ。と利きわけができる。においの微妙なニュアンスがわかる。モノの良し悪しがわかる。

若いのに大したものだ、いつかはああなりたいと思いながら、毎日、勉強にうちこんでます。
ここでも免許が取れ次第、販売と栽培にとりかかろうと目論んでます。いずれ、ね。

カヤックで清流の源泉へ

湖はKlong root っていうので、貸ボート屋の名前はRootに決定。前はパッションだから、パッション・ルート。すっかり駄洒落、だね。

エーゴでrootは根源とか根っこって意味。「〜のルーツ」とか「ルーツ〜」ってふうにも使われる。

そこから派生しオーストラリアではrootは生命の根源となる「性交」という意味でも使われる。んで、それをどうどうと知らんぷりしてロゴや看板に入れて使うのもおもしろいかなって。オーストラリア人限定のジョーク、だね。たぶん。他のエーゴ人にゃわかるまい。

今のビザの切れる1月半ばまでにはボート屋さん、ある程度軌道に乗せて行きたい。そして次のビザ、もっと長いのを取るべく研究中。でもね、ビザはもう30年も40年もあちこちの国で翻弄されてるんで、運任せってわかってる。すっかりアラー任せ。

クロング・ルートでお待ちしてます。っても貸カヤック屋、いっぱいあるからなあ。見つからないだろうね。

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