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CharadeManiacs(シャレードマニアクス)クリア後感想【ゲームレビュー】

好きなゲームやよくやるゲームはRPGと3Dアクションですが、読書好きが転じてか、ノベル系のテキストゲームも大好きなので、その延長線上でたまに乙女ゲーもやります。自分がもう30代になってしまって、いい年なので乙女ゲーってなると、キャラとの年齢差が気になってまともに恋愛できない気もしますが、いいんですそんなのは笑

シナリオメインのテキストゲームにゲーム的要素は求めていないので、ノベルゲーや乙女ゲーにミニゲームはいらないと思っているし、選択肢もややこしくなくていい。ちょっといじれる小説を読むような感覚でやりたい。普段からやってるというよりは、ちょっとしたトキメキが欲しい時にたまに乙女ゲーに手を出すスタイルです。元々夢女の素質はあるので乙女ゲーは結構好きなんだけど、主人公の性格に地雷が結構多いのでネタバレなしレビューをチェックしてから買うようにはしてます。

今回購入したのは、CharadeManiacs(シャレードマニアクス)というゲーム。
通称シャレマニ。

私が買ったのはswitch版。Vitaが最初かな?

ストーリーは「異世界に飛ばされて理不尽なことを要求された!10人いる!飛ばした犯人がこの中にいるよ!」からのスタートです。ミステリー要素が強いかな?

名前だけは聞いたことがあって、自分の乙女ゲーム調査エクセル笑 にもメモはとってあったんだけど、「主人公がきれいごとをいう、迂闊行動あり」というレビューがいくつかあったのが気になって避けてた。
でもシナリオの完成度は高いという事と、主人公がまだ学生で綺麗ごと言っててもまあ許せるかなと思ったので購入、プレイしてみました。
(ちなみに私はオトメイトのゲーム、PCのフリーゲームで乙女ゲーを過去プレイした中では、CLOCK ZEROが一番好きです。)

プレイするにあたり、ネタバレや攻略順は見ない方がいい!と色んな所に書いてあったので、今回はちらっと見えてしまったとあるサイトの攻略順オススメの最初の1人だけその通りにして、あとはプレイしながら、「好みの人」「犯人」とが最後の方にまわるようにしてプレイしてみました。楽しみは最後にとっておきたいタイプなので笑




▼私が攻略した順番

冒頭でも書いたとおり、ノベルゲーにゲーム性は求めていませんので、普段は攻略サイトを見ながらさくっと進めるようなプレイスタイルですが、これは確かに何も見ない方が面白いかも!
重要な真相をもっているキャラは攻略制限がかかっていて1週目では攻略できないのですが、話を進めていくとある程度予測は立てられるので、自分のやりたい順番でやって丁度よかったです。
私の乙女ゲーをするときの攻略順はいつも、

1)好みじゃなくてシナリオの重要なカギを握っていなさそうなキャラ
2)好みだけど重要なカギを握っていなさそうなキャラ
3)好みじゃなくて重要なカギを握ってそうなキャラ
4)好みで重要なカギを握ってそうなキャラ
5)重要なカギを握ってそうなキャラ

この順番です。シナリオを楽しむこと優先しつつ、好みのキャラは後のお楽しみにとっておくやり方です。重要度の検討はプレイ中に変わるんで、その都度順番は再検討してます。

以下、大まかな構成とキャラ別の感想。ネタバレ大いに含みますので注意。



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共通ルート

攻略対象が9人もおりますので、共通ルートはさくっといくのかなと思いきや、共通&数人単位でのワイワイが多かった笑
でも、この共通&グループでの会話内容や絡みで、ある程度キャラ同士の関係性を推理できたので必要な内容だったのかと思います。

途中で3人×3つの班分けをされて、主人公はどこに属するか選べます。そこからさらに1人選んで個別に入るような感じですね。
全部クリアしてから知ったんですが、この班から各1人が攻略制限にかかっているので、班ごとにその他の2人を攻略しないと先に進めないみたいです。私は犯人にアタリをつけながら進めてたんで、制限でぶち当たって進めなかった・・・という風にはなりませんでしたが、最初に選んだ人が制限キャラだったらその結果である程度察することができますね笑

ちなみにシステムとしてフローチャートとかもあるんですが、私は全く使わなかった笑 見づらい…


攻略1人目
▼明瀬キョウヤ


明るい、正統派ヒーローのキョウヤくん。私は性癖が歪んでいるので、こういった正統派の人は好みではないのですが、この作品の主人公ヒヨリちゃんはよく悪くも純粋なので、こういった人好きそうだな~と思いました。ヒヨリちゃんの男版って感じのイメージでしたが、進めていくとヒヨリちゃんよりも思い込みは激しいかも。
基本的にいい人なので友達にいると盛り上げてくれそうだし、気遣いも嬉しい人は多いだろうな。主人公に対して好意をあまり隠そうとしないところは好感をもてました。

キョウヤくんを最初にプレイしたことで、絶対最推しになるだろうな…と思っていたミズキさんの正体が情報局の人間である事を察してしまったのはちょっと悔しかったですが、まぁいいでしょう笑

ヒーローになりたいという彼の気持ちは色々空ぶったり、ヒヨリちゃんを傷つけたりしてしまうものの、最後は丸く収まった感じです。

ここまで露骨じゃなくても、こういう人、いるよな~と思いながらずっと攻略していました。
まとめてくれるのは嬉しいし助かるんですが、我が強い笑 ちょっと精神的には幼いな~と感じてしまってめちゃくちゃ他人行儀にプレイしちゃいましたが、まあ好きな人は好きだろうな。好みの問題だと思う。
自分が言っていた理想とか綺麗ごとを、ちゃんと実現させて帰ってきたのは良かったです。リアルにいたら、普通にモテそう。顔も綺麗だしね。キャラのイラストもとても良かった。

私の年齢がもっと若かったら、もっと魅力的にうつってたかなぁ。でも昔から綺麗ごと言う人、臭いセリフを吐く人が苦手なんで、あんま変わんないかもな…笑
9人もいたら、こういう人いた方がまとまりそう。一番分かりやすく、
ヒーローっぽかった。


攻略2人目
▼獲端ケイト


ツンツンツンツンデレ男子、ケイトくんを2週目に。とにかく最初から声がでかいので、速攻ボイスの音量を下げました。びっくりしちゃう。
このゲーム、ケイトくんに限らずだけど声の大きさの幅が広くてとにかく大変だった。急に何言ってるか聞こえないレベルまで小さくなったり、叫んだり。まったく。

ケイトくんはツンツンしてはいるものの、あんまり目立つような怪しい動きがなかったのでまぁ真相にはあまり関係ないだろ、と思い2番目に。序盤はとにかくずっと怒鳴ったり怒ったりしてるんで、うるせ~やつだな…とは思いましたが、まぁこういう人も必要ですよね。
主人公については後述しますが、悪い子じゃないんだけどマジで甘ちゃんなので、ズバズバ言ってくれて結構すっきりしました。逆ハーレムものは別に嫌いじゃないんですけど、盲目になられると激萎えするんでそういう意味でもいいスパイスになっていたかと思います。

そしてツンデレ男子にありがちなギャップね。ものすごくお料理上手なんです。私はご飯作るの嫌いでなるべく楽して生きていたいタイプなので、料理や食材に敬意を払ってちゃんとしてるケイトくんはこの時点で大分印象よくなりました。お母さんキャラとしていじられてたのもよかったな~

結局彼は前回キャストで色々イライラしながらも今回異世界に戻ってきたわけだけど、心情的には結構納得感があったかな?高校生だしね、まだ。でも自力でスポンサーみつけてキャストにしてもらったって、すごくない?どうやってみつけたんだろうね笑 まあこの世界はかなりネットが発達してるようなので、どうにかしたんだろう、うん。

後半デレのターンが結構あって可愛かった。ツンデレキャラのデレはかわいいよね~デレすぎだろとも思いましたが、まぁやっと素直になれたならよかったじゃん!ヒヨリちゃんもこのルートは割と取捨選択が最後の方できるようになってた印象。高校生ながら、色々頑張ったんだね!よかったな!幸せにな!という感じでした。
間違いを認めて謝れる人は大丈夫だよ。(誰目線?)


攻略3人目
▼双巳リョウイチ


リョウイチが関さんだったってことにプレイ後に気づきました。
声優さんはあんまり詳しくないけど、名前は知ってたので!

最初から最後まで、一番しっくりこなくて好きじゃなかったのがこの人ですね…。
高校生が多い中、成人してるのは2人だけだったわけですが、そのうちの一人が彼。20歳を超えるとかなり大人っぽく描かれる傾向にあるよな、乙女ゲーって…と思いながらのプレイです。
イラストは綺麗だし、言ってる事は大人だし、ストレスを刺激してくるタイプの人ではなかったものの、な~んか胡散臭くて怪しかったのですが、彼が異世界配信側の狂信者だったってことで納得。
ヒヨリちゃんは年齢の割に精神が幼いというか、純粋なんで、こういう大人からするとめっちゃ懐柔しやすいんだろうな~と思ってましたが本当にその通りでしたね。

このゲームは攻略人数とストーリーの複雑さが結構あるんで、真相に近いキャラしかエンディングの種類が分かれてないんですが、欲を言うと全員にベスト&BADのエンディングが欲しかったなと思いました。彼のエンドはBAD寄りかなという印象です。
リョウイチは最後までプロデューサーのことを擁護するんで、「2番目でもいいから」的な感じで最後まで続くのがなんか、あんまりだったな~
まあボリュームと彼の性格上、ヒヨリちゃんがすぐに1番になってた方が違和感あったと思うので、これはこれでいいけど…。

めちゃくちゃ悪かったわけではないんですが、リョウイチさんのルートに関しては、ストックホルム症候群(犯人と長い間一緒にいることで、犯人に好意をもっちゃう現象)みたいだなと思いました。あんまりすっきりしない最後だったし、多分いわゆるメリバの一つだろうけ…。まぁ共依存ルートもありだよね。9人もいるんだからそういう事もあるよな~という感想です。好きな人は好きかもね。私は共依存は二次元ならアリだと思ってます。

ただ、私はそういう立ち位置のキャラなんだな、と思っただけでしたが、リョウイチさんが最推しの人はちょっと不満が残るゲームだったのでは、と思った。実際レビューみてると怒ってる人いたし…


攻略4人目
▼萬城トモセ


聞き覚えある声だと思ったら鈴村さんじゃ~ん!という感じだった、幼馴染のトモセくんを4人目に。

リョウイチさんまでのプレイ中で、トモセくんが不憫すぎてちょっとかわいそうになってきたので4番目に攻略することにしました。ヒヨリちゃんと一緒にいたすぎて異世界配信のスポンサーやってんじゃね?疑惑もあったんですが、それだとあまりに普通すぎるし、どういう理由があっても死んだり、死んだ人の記憶が消えちゃうような場所にここまで大事な人を連れ込むほど理性は失っていないだろうという判断もあったのですが、これは一応当たっていてよかったです。

私にもリアル世界に幼馴染みたいな立場の人はいるんですが、今全然連絡とってないし、なんなら中学に上がる前に隣の家だったのにも関わらず遊ばなくなったんでこういう関係ってすごいなと思います。ただ自分の場合は恋愛対象だったり憧れの人みたいに割とみてたから、ここまで好意に鈍感になれるヒヨリちゃんがちょっと理解できなかった。トモセくんはなんか他のキャラのルートでもそうだけど、不憫な子だ…

まあヒヨリちゃんは実際は「気持ちに気づいてたけど、今のままがよくて逃げてた」というオチだったわけですが、こういう距離感の男女、多分結構多いですよねリアルにも。そういう意味では、一番現実的な恋愛模様だったのかも?とも思いました。

トモセくんはなんかな~、幸せになってほしいな…お母さん目線でみちゃうわ…
てか、結局マジの一番の巻き込まれだよね彼。ヒヨリちゃんはヒヨリちゃんでないといけない理由があって連れてこられたけど、トモセくんってなんでだったの?ついで?あれ?これ作中で説明あったっけ…?


攻略5人目
▼陀宰メイ


メイ~~~~~~~~~~~~
攻略5人目はメイくんです。右目の情報が出た後の話だったんで、なんかプロデューサーとの個人的な確執があるのはあると思ってましたが(今回限りとはいえ)プロデューサーだったとはね~~!

良くも悪くも目立たない立ち回りだったのと、幸が薄そうだったので普通に盲点でした。真相に近づくために何か知ってる立ち位置のキャラだなとは思ってましたが、一応プロデューサーは後半に攻略するようにしたつもりだったので、まじかよ~やっちまった~!って思ってました笑
でも実際黒幕は別にいそうだという事が分かってそこは途中で安心。笑

健気だし、性格も好き。こういう人近くにいたらいいな~ってめっちゃ思ったんですが、唯一、「そこまでヒヨリの事を好きになった理由」がイマイチ説明薄くなかった??金魚埋めた、私忘れない発言、お墓参りするヒヨリちゃんを好きになった、、、のは分かるんだけど…
メイくんルートの真相って、シンプルに「元の世界でヒヨリちゃんが好きだったけど、記憶消されて忘れられちゃった。でも思い出してくれたら、思いが機械や外部の邪魔を超えて、奇跡をおこす事もあるよね…!」って事で賭けとしてヒヨリちゃんが呼ばれたって事だよね?

メイくんが前回配信に選ばれさえしなければ、そもそもヒヨリちゃんもこっちにこなかった可能性が高いよね。
めちゃくちゃいいキャラだし好きなルートなんだけど、
「(作中見る限りは)片思い、もしくは両想いだったとしてもメイくん側の気持ちの方がクソデカだったのに、ヒヨリちゃんに思い出してもらえるかどうかを賭けるほどの理由」が良く分からなくて、え、なんでそこまで…?って思ってしまいました。思い出してもらえない確率の方が高くない?既にカップルだったならまだしも。
それとも、こっちが一方的に好きなだけで、相手からの「忘れない」がそこまで重くなくても思い出せたらそれって本当にすごい事だから、「そんなヤベ~状況でやる賭けでも勝つ。」っていうのが真のプロデューサー的には面白い展開だと思ったのかな?

まあ、前回キャストになって隔離された期間に、会えないままだった好きな人の事を思い出したり、そのまま残って今またヒヨリちゃんに会って、自分のこと忘れちゃった姿まで見ちゃって、メイくんの中でヒヨリちゃんに対する思いがクソデカになっていってしまったんだろうなぁってのは想定はできるんだけど…。

これは、私が個人的にヒヨリちゃんにそこまであまり好印象を抱いてないから感じた違和感なのかなぁ???
いいキャラ、いいストーリー展開だったからこそ、もうちょっとヒヨリちゃんの魅力をメイくんがどう受け取ったか深堀してほしかったな。
他の人のレビューを見る限りは、メイルートに対して称賛したり感動してる人がかなり多かったので、私の納得感がイマイチな件については私個人のヒヨリちゃんの評価の低さが原因な気はする笑

全員クリアする前にもうちょっと感想まとめておけばよかったなー。

思うところはあったけど、個人的にはメイくんの真エンドがこの作品のメインエンディングだと感じた。幸せになってほしい。マジで。

凝部くんとのやりとりも好き。


攻略6人目
▼射落ミズキ


序盤から、あ、好きだわとなったミズキさんを6人目にもってきました。
配信サイドではないという確信は最初に攻略したキョウヤくんや他のルートの動き方みて既にもっていたので、第2の推しで何か真相を知ってそうな凝部くんと、怪しい&真相に近い位置にいそうな茅ヶ裂さん、廃寺くんを残すためには6番目にもってくるしかなかった…本当は最推しは最後にやりたかったんだが…

いや~~~~好き。
BIGLOVE。

お茶目な大人マ~~~~~~ジで最高~~~~~~~~~!!!!
24歳ってのはマジ?若いね?と思ったけど、高校生軍団からみたらまあしっかりしてる大人だよね、7歳も違ったら。自分が24の時はこんなにしっかりしてなかったし、なんなら今でもミズキさんの方がしっかりしてるし頭いいとは思うけど。

元々ロン毛、中性的、のらりくらり系だけど頭がいいキャラを好きになる傾向があるので、ミズキさんが最推しになるのは必然でしたね。しかも声も緒方さんだし。最高of最高、感謝しかない。大好きですね。ええ。ちなみに似たような理由で凝部くんも好き。(だから最後にまわしたかった)ミズキさんがダントツではあるけど。

途中、罰ゲームでとられるものの中に「性別」があったんで、もしや前回キャストで、配信とめるために一旦現実世界に戻ってから情報局入社して潜入したのかな?とは思ったんですが、これはミスリードでしたね。

ヒヨリちゃんがすぐ寝ちゃう件については、あ~これ睡眠薬いれたな笑 とすぐにわかりましたが、いいよ良いよ全然、いれな?使えるもんはつかってこ!(?)って感じだったので個人的には問題なし。ていうか、色々考えたらヒヨリちゃんに全部言わないでおくのは当たり前に大事な事だし。

告白を一回とめたのも最高。大人だもんね。子供の内はさ、自分なりに考えて理性的に行動してると自分では思ってても、傍から見たら子供だな、周り見れてないなって事たくさんあるじゃない?
年取っていくと、高校生大学生なんてまだまだ全然世間を知らない子供だなって思う。当時は大人ぶってたけどさ。
全部が手に入らないなら優先順位をつけたり、選んだり、何かを選ばなかったりしないといけないわけで、そういうのを理性で抑え込むようになるんだよね。ミズキさんは、そういう大人として描かれてたから最高だった。

でも結局、1人を選んじゃったりとか。葛藤を外に見せなかったりとか。人間らしい部分もちゃんとあるし、それでも最後はちゃんと選んだものについての責任をとるために色々やったし、ミズキさんに関しては文句ないルートだったなー。ヒヨリちゃんも、普通にアタックしたんじゃ多分かわされてただろうから、この押しの強さはすごく重要で必要な事だったと思う。
2人共よかった。

自分の大事な人か、その他大勢か選べって言われたら迷うよね。でも、その大事な人がいない世界なんかどうでもよくなるよね…
この選択を、まだ子供がやるんだったらもっと違ってたと思う。根拠のないなんとかなる、じゃなくて、色々考えたうえで、覚悟して選んだってのがいい。
いやまあ24歳もまだ若造だけど、24歳で課長やるくらい天才的で大人なミズキさんが、こういう選択を迫られるっていう展開がいい。
物語としてはよくあるのかもだけど好みだわ~
多分、そこそこいい年の人がプレイしたらミズキさんはかなり人気ランキング上位になるんじゃないかな…いや、今でも入ってるかな。
理想の大人って感じだよね。お茶目だし。

ちなみに性別は結局作中では明かされないけど、どっちでもいいな。
なんかミズキさんをみてると、ポケモンのチリちゃんを思い出す笑
チリちゃんは女性だけど、女性人気がものすごく高いカッコイイ女性なので。ロン毛だし。いや~でも異性の方ができる事は多いから、できたら男性がいいな笑

クリア後にみたSSでドラマのときの葛藤もみれてよかったけど、もうちょい甘いシーン欲しかったな。不満があるとしたら、スチルも寸前ばっかだったのが残念。でも最高に好き。これは私の歴代推しの中に追加されちゃうなぁ…ミズキさん…好き…私も若返りたい。一緒におしゃべりしたい。ただまあもし私が情報局にいて一緒に働いてたとしても、ミズキさんは私なぞ眼中にないだろうが笑

今まで生きてきた中で、二次元三次元どちらも結構色んな作品をみてきたけど、作品ごとにいる推しよりも強めの「全作品の中での殿堂入り推し」リストというのが私にはあって、一応順不同だったんですが、このたびミズキさんに出会った事でめでたく堂々第一位に輝きました。

・ハオ様(シャーマンキング)
・キルア(HUNTER×HUNTER)
・椎名翼(ホイッスル!)
・レイン(CLOCK ZERO)
←レインも去年15年ぶり位に殿堂入りしたw
・沖田組
(刀剣乱舞/でも個人というよりは箱推し)
↑ここにめでたく追加というわけですね。おめでとうございます。大好きマジで。


攻略7人目
▼凝部ソウタ


次はソウタくん。いや~彼いいよね。こう、手のひらにみんなをのせて遊んじゃう感じ。

序盤で、ヒヨリのクラスにずっと来てない生徒がいるっていうのは書いてあったので、ソウタくんについての記憶が消されたわけじゃないにしろ、何かしら覚えてられない理由があって、ヒヨリちゃんとも関わりが実はあったのかな~と思ってましたが、学校に行ってない理由はもっとシンプルでしたね。つまんないって。

ソウタくんを後半にまわした理由は、
「多分プロデューサーではないが、Pに関する重要な真相を知っている」と予想した事と
「まだ立ち位置がはっきりしていないキャラの中で、個人的に好みのキャラだった」
からです。何度も言いますが、楽しみは最後にとっておくタイプなので笑

ソウタくんのルートも、ミズキさんとは違った意味でとってもよかったな~
本気になった事がない人が主人公にだけは本気になるというくだりは、よくある話ではあるけど、他のキャラに比べて結構しっかり過程が描かれてた気がします。お金持ちの子なのかな~周りが全部やってくれるとかいってたもんね。

誰かのルートのエンドのあとに、キーボードかたかたしながら「こんなんじゃ会いに行けない」みたいな事をいってるシーンがあったんで、何の事かなと思ってたけど、エンディングによって帰還してる人数が8人だったり9人だったりしたのは、メイくんが帰ってこれてるかそうじゃないかの違いだったのかなと思いました。Pとスポンサー抜いて8人なのかと思ってたけど…。
メイくん助けるために戻ってきたんだもんね…。ここちょっと記憶あやふやなんで、またやり直してみようかな。

何考えてるかわかんないけど、ちゃんと好きなのは好き。っていうパターンが個人的に大好物なんで良きルートだったなー!
あとは、自分を疑ってくる人ほど信じられる。っていう考え方は盲点でした。
確かに。もし私が理不尽人狼ゲームに放り込まれたらこういう考え方しよっと!って思いました。(でも絶対に放り込まないでください笑)

あと「ひどい人」って笑うの、よくないですか?????????
ワンピースのロビンも言ってたよね、困った笑顔で「ひどい人」って。
最高ですよ。仲良くやんなよ。ただメイくんのあとだと、メイくんごめん、、とはなります。この2人親友だよね。男の友情、いいね…。


攻略8人目
▼茅ヶ裂マモル


マモチン~(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
マモルくんは廃寺くんとどっちがPかな~多分廃寺くんだけど、怪しいよな~と思って最後まで残したキャラでした。

プロデューサー、スポンサーがそれぞれキャスト内にいる、とは分かっていたものの、スポンサーの人数が1人とは言ってないよな…てのはこのルートに入ってから考えついたことだったので、どっちがどっちかな~って考えてました。

いや~なんか控えめすぎるし、何かにつけて自己犠牲の罪悪感やばすぎだろとは思ってたけど、異世界人にいじめられてるとは思わなかったし右腕が人間じゃないのは想定外だった。びっくりした。
だからあんなに不審な行動たくさんしてたんだね。スポンサーとはいえ、好んでやってるわけじゃなくて生きるためにそれしか方法がないって事で、あまりに不憫な立ち位置すぎて悲しくなっちゃいました。

マモルくんのルートがヒヨリちゃんの良さが一番発揮されてたと思う。純粋で、右腕がどうとか、ハーフとかどうでもよくて、一回受け入れたら絶対見放さないよって言いきれるヒヨリちゃんだからちゃんとハッピーエンドで終わったんじゃないかな。
それ以外のルートだと、真相エンドでもあんまりマモルくんに関してはすっきりしなかったから…。

廃寺くんもメイくんも他のみんなも、ヒヨリちゃんにきっと救われてきたんだと思うけど、救われ度合いが私の中ではダントツだった。他のみんなはなんだかんだ、楽しくなくても生きていけると思うんだけど(廃寺くんはちょっと別だけど)マモルくんに関しては自分の居場所がなかったわけだから…どっちからも化け物扱いされて、生きる意味なんて見いだせないよね。唯一の味方であろう、親にも会えないしさ。
救われて良かった、本当に良かったと思った。メイくんのルートもとても良かったけど、ヒヨリちゃんにそこまで?感が強かったから、救われたなあよかったなあああって気持ちはマモルくんルートの方が強い結果になったな。

てかスーツマモルくんめっちゃいいね。かっこよし…


攻略9人目
▼廃寺タクミ


実は私、おねショタものは大好物なんだけど、廃寺くんに関しては食指が動かなかったので、この子も攻略対象なのか…と一番やる気はなかった。
(好みのショタは口達者で天才気味のツンデレ美少年なので…)
12歳って最初に聞いた時は他のキャラと同じように、へ~!12歳か!って思ったけど、それにしても普通の言葉を知らなさすぎるので、序盤の想定では
「異世界配信で知り合ったキャスト同士の子供で異世界においていかれた子、もしくは人間×異世界人の子供」とアタリをつけてたんだけど、これはどっちかというとマモルくんの方でしたね。

こんな事をする理由と根拠が分からずP確定させることはできなかったんですが、生まれから何から、物語の最初から一貫して出てくる月、モルペウス計画に直結する内容であることが分かったので、そんなでかい話だったのかと思いました。
きっかけや異世界配信を行った理由についても、つきつめると「寂しかった」だったわけですが、これはわからんでもない。
この作品に限らず、「気が遠くなるほど長い時間を孤独に過ごす羽目になった。でも死ねない」っていうの設定はちょこちょこ見かけるけど、これって第三者が考えるだけでも本当に怖い事で、辛い事だと思う。ちょっと話がそれるけど、私が今やっているドラクエ10オンラインにも、(このキャラはもっとエグイ単位だけど)1人で過ごすことになったキャラがいて、見てるだけで辛かったので。

BADエンディングは予想通りだったんであれですが、真エンディングもなんかちょっとこれでええんか?感は残りました笑 廃寺くん推しの人はこれでよかったのかしら…?とは思いましたが、(パルトだしw)いやまあ、みんな無事ならそれが一番いいしストーリーの流れ上、現実的な落としどころではあったかな?

廃寺くんに関しては、正面の立ち絵と斜めからみてるときの立ち絵の印象がだいぶ違っていて、正面は子供感が強いなと感じていたので恋愛描写(執着?)はちょっと合わなかったです。おねショタは見るものであって、体感するものではないのです。というか私30超えてるからね。流石に子供と恋愛する気分には二次元でもなれなかった笑
まぁ話の流れ的に共依存ルートで、ヒヨリちゃんも乗り気でなく正常な判断を失ってたんで「恋愛パート」かどうかは怪しいけど。彼は本当は子供でも人間でもないけど、話し方や声、見た目が私としては子供だったので、子供に恋愛感情を含んだ目で見られるってこういう感じかなっていう居心地の悪さはあった笑 これを思うと、実在するペドカス野郎がいかに狂った人間であるか分かるね…           

そういう意味ではパルトエンドが一番よかったかな??
BADのもうひとつ、データ消しちゃうやつは悲しかったから、まあ一応これが大団円?だよね。このルートはマモルくんは微妙な終わり方だとは思ったけど、一応全員救われてよかった…。君のいるところがアルカディアなんだね。って、いいね。そんな事言われてみたい笑
真相ルートで急に駆け足で世界観の説明の補足が入った感はあったので、もうちょい分散してもよかったんじゃない?とは思ったけど、まぁそれは許容範囲内。面白かった。


主人公
▼ヒヨリ

最後にヒヨリのことを。この子は穢れをしらない、まっすぐで純粋な子。
そして恵まれている事に気づいていない子。(キャラにより気づく場合もある)家庭環境がよくてまっすぐに育った子って、「親と仲良くない?縁をきりたいだって?いやいや、話せばわかる、子供の事が大事じゃない親なんていないよ」みたいな事平気で言いますよね。悪い事って、恵まれた人には想像もつかないから、そういう上からの残酷さをもってると思う。彼女はその典型的なタイプだと思いました。いやあまあ、親からしたら家庭環境良くしたい、仲良く楽しく生きてほしいと思うと思うんだけど‥
家庭環境がめちゃくちゃ良くてお金も持ってて…みたいな環境で育ったにも関わらず、色んな立場の人に配慮ができる人もいるのでね。子育てって難しいよねほんと(何の話?)


まあレビューで「迂闊な行動が多い」とか「考えが浅い、犯人捜ししたくないみたいな事を言う」という事は事前に把握していたので、きっとそうだろうなとは思ってましたが。
この性格がいい方向に出るキャラと、悪い方向に出るキャラと、結構はっきり分かれたなという印象。ストーリー自体はめちゃくちゃ好みだったけど、マイナス点をあげるとしたら、キャラからそこまで妄信されるほどの良さがわからないルートがあった事かな…。

まだ高校生の設定なので、そこまでを求めるのは酷ではあるんですが、私がもう30代なもので、考えが浅いなとか、「みんなで」とすぐに言うところとかは目に付きました。とはいえ、あまりに闇属性すぎたり、物わかりが良すぎると多分ゲームとして成立しにくいだろうとも思うのでこの辺の塩梅を考えると丁度よかったんじゃないかとも思います。(なんやねんw)

いや、主人公ってマジで難しいですね。多分ヒヨリちゃんが24歳とかだったら、結構イライラしてたかも。ウジウジして、解決策もないのに「疑いたくない」とかいうし、帰りたいという割にはドラマに対しても、辛い演技があるとめちゃくちゃ傷ついたりするので…話が面白かったことと、攻略キャラが魅力的だった事、大人数だから色んな人いるよね~って思える範囲だったことでカバーできた感じでした。

まぁでもこういう希望のある光属性の子だからこそ、色々抱えたキャラの面倒みれるんでしょうね。自分にないものに惹かれるという事もあるでしょうし。マモルくん、ミズキさん、ソウタくん、廃寺くんのルートの彼女は結構好き。


総評

色々書きましたが、私はめ~ちゃくちゃ楽しかった。CLOCK ZEROもめちゃくちゃ面白いと思ったんだけど、余計な操作がいらずに話に没頭出来た事、多少駆け足感はあるものの、伏線回収が丁寧だったこと、シナリオも世界観も面白かった事、魅力的なキャラが多かった事、どれも良かった。
9人全員のBADもみたかったのと、恋愛描写については雑な所もあったけど、そもそも話の展開上、ミステリーメインになる事は分かっていたのである程度しょうがないかな?
あ~~~~クリアしちゃったからロスがすごい。

ゲーム性があるものが好き、恋愛の甘々を楽しみたい人には向きませんが、世界観が気になった人や、ミステリーが好きな人、あと人狼ゲームが好きな人、恋愛はおまけ程度でもいい人にはぴったりだと思います。
参考までに、私はミステリだと十角館の殺人とかが好きです。有名すぎますね笑 こういうゲームが好きな方は、乙女ゲーじゃないんですが「十三機兵防衛圏」っていうゲームもおすすめです。これもネタバレ読まずにやってみてほしい。ちょっと癖があるしゲームパートありますが、面白いよ。

こういう、全員攻略して真相がわかる系の乙女ゲーって他にもあるのかな?
まあ真相がわかるというか、これはほぼ廃寺くんが全部答え合わせしてくれたけども笑 まあでもどれもそういうもんだよね。

ちなみに世界観だけど、すごい管理社会だよね。既にこうなった世界で生まれてきたのだから主人公たちは違和感ないんだろうけど、これからの行く末を見せられたみたいで怖かった。今も日本はマイナンバーカードで管理とかやってるからね…この辺りについては脱線するので別の記事にかく。

残念と言えば、オトメイトのゲームあるあるだけど、後日談がのってる小冊子とかは別で買えるようにしてほしい…。クリアしてみないと欲しいかどうかわかんないし、知ったりハマったりするのが遅ければ入手できない…。
メルカリで高額で売ってる人はいるけど、できたら製作者に貢ぎたいんだよねー。ネタバレ書いてくれてる人のやつみにいこうかな…。


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