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画期的!TIGER & BUNNYのプロダクトプレイスメント
<今日は「なるほど!」なプロモーションです>
設定がとてもユニークなアニメーション番組だったのが2011年に地上波で放送された「TIGER & BUNNY」。
会社に所属するヒーロー(会社員)という登場キャラクターの設定もユニークですが、プロダクトプレイスメントの方法が画期的でした。
■堂々と「スポンサー」と言ってしまう、見せてしまう
プロダクトプレイスメントとは、映画やテレビドラマの劇中で役者の小道具や背景として実在する企業名・商品名を表示させる広告手法のことです。
通常はさり気なくやるのです、プロダクトプレイスメントというものは。
会話のシーンが自動販売機の前で、主人公が実際にあるメーカーの缶コーヒーを買って飲んでいたり、かならず特定のメーカーの服や小物を身に着けていたり、食事する店で「気に入っているのでよく来るんですよ」と言ってみたり。
制作予算を確保するために、タイアップしたりスポンサーになったり、いろいろ工夫をするものなのです、通常は“さりげなく”。
けれどもTIGER & BUNNYでは、堂々と言ってしまう見せてしまうのですよ、劇中で「スポンサー」と。
![](https://assets.st-note.com/img/1647722771299-tMBg8DKHVG.jpg?width=1200)
主人公のヒーローは、スポンサーのロゴや商品名の就いたコスチュームや車両で現場に登場、この企業が正義のヒーローを支援しています!!とPRするのです。
番組の中ではプロダクトプレイスメント、外ではCM・プロモーション映像などでスポンサーへ貢献。
なんと素敵なヒーローだったのでしょう。
(この場合は主に、クライアント、広告代理店、制作会社的にですが)
もちろんアニメ番組自体が面白くなければ、スポンサーも付いたりはしないわけです。
もちろん第2弾にも。
■2022年4月Netflixで全世界に配信
もう10年たつのですね、テレビでTIGER & BUNNYが放送されてから。
その後、同じようなプロダクトプレイスメントが行われた番組を見た記憶がありませんので、この全面的にスポンサーを打ち出す手法は採用されなかったのでしょうね。
当時としては画期的で露骨過ぎたのかもしれませんね。
ところが10年の時を経てTIGER & BUNNYのバディが復活。
2022年の4月8日からNetflixで全世界に配信されるそうです。
となると、配信国ごとにスポンサーが変わるのかな?
興味のある方は以下の「TIGER & BUNNY 2」のオフィシャルサイトか
noteで熱く「TIGER&BUNNY 2」が紹介されていた『【ほぼ毎日更新】サブスクチョイス』さんのページをご覧ください。
■通常はコラボキャンペーン
プロダクトプレイスメントではない、通常のテレビ番組(映画)とクライアント企業との関わりは、日本交通が人気アニメと初コラボした「オッドタクシー」キャンペーンのような取り組みです。
<日本交通タクシーサービスサイト「お知らせ」>
<有馬のnote「つぶやき」>
■007でのプロダクトプレイスメントについて
以前私のメールマガジンで映画を使ったプロモーションとして「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を紹介していましたので、規模の大きなプロダクトプレイスメントの例として以下に引用します。
この時には「プロダクトプレイスメント」という言葉ではなく「ブランドタイアップ」として紹介しています。
以下、2021年12月15日配信の有馬のメールマガジン【整理と伝える】から引用します。
<007とブランドタイアップ>
映画やテレビドラマなどで主人公などに商品を使わせることでPRすることをプロダクト・プレイスメントと言いますが、人気の映画になると一歩進んで「ブランドタイアップ」と呼べるような取り組みが行われています。
今回は、みんな大好き!007映画の新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」からブランドタイアップ例をご紹介します。
●アストンマーチン(自動車)
スパイ映画といえばカーチェイス。
それが007となれば「ボンド・カー」と呼ばれ常に話題となります。
その歴代のボンドカーの中でも定番と言えるのがアストンマーティン。
映画の映像を使用したタイアップムービーや
ホームページには専用のブランディングページも設けられています
●トライアンフ(オートバイ)
街中でのアクションシーンや森の中をカーチェイスでジェームズ・ボンドが乗っていたオートバイがトライアンフ。
撮影時の映像を用いたプロモーションビデオを作成して公開しています。
更にジェームズ・ボンドモデルの「Scrambler 1200 Bond Edition」を全世界限定250台を販売し完売。
●マイケル・コース(バッグ)
「ボンド・カー」と同じく007で定番なのが「ボンド・ガール」。
ヒロインたちの装いにもブランドタイアップが行われています。
マイケル・コースは映画とコラボした限定カプセルコレクションのバッグを発売。
タイアップムービーでは、劇中でマイケルコースのバッグを愛用するキャラクター・マネーペニー(ナオミ・ハリス)が主役となり、007とマイケル・コースの世界観「グラマー(魅惑)」と「アドベンチャー(冒険)」が伝わる素敵なタイアップムービーになっています。
●オメガ(時計)
ジェームズ・ボンドが身につけるギミックといえばやはり時計ですね。
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」でボンドが身につけているのがオメガの腕時計。
今回の映画ではジェームズ・ボンドだけではなく、マネーペニーや新たな007として登場するノーマ(ラシャーナ・リンチ)も身に着けています。
タイアップムービーはこちら。
出典:
以上です。
(有馬)
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