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ドラッグストアのレジは難易度が高い。

最近、近所のドラッグストアに新人さんが入った。

新人さんといってもだいぶご年齢高めの男性である。サーフィンでもしとるんか?と尋ねたくなるほど肌が小麦色。

「お会計321円です〜」

「paypayで」

とやりとりをした後、レシートを渡しながら

「321円のお返しで〜す」

と言う。

「いやそれ返してもうたらタダやんけ〜」

と言いそうになったが、ギリギリ堪えた。

このやり取り、お笑い芸人のネタにあったような気がする。

昨日も同じ新人さんに当たった。

「ポイントカードお持ちですか〜」

「これでお願いします」

と、スマホの画面にポイントカードのバーコードを表示する。

普通のやり取りだと思う。

が、なかなかバーコードが読み込まれない。

「ん〜読み取れないですね、これはなんのアプリですか?」

と言われて、はて?と思う。

このお店のアプリなんだけどな...と思ったが何が起きているのかすぐ理解した。

どうやら決済系のアプリだと勘違いしたらしい。

「あの、これ、ポイントカードです。」

「ポイントでお支払いですか?」

「あ、じゃなくて、これ決済じゃなくてポイントカードの提示です。」

「...あ!そういうこと!」

ポイントカードをお持ちか聞いてきたのはあなたですやん...である。

新人さんも状況を理解したようで、レジをぽちぽちする。誤ってレシートがガーっと出てくる。

ますますあたふたとレジをぽちぽちする。今度はピー!とレジが悲鳴を上げる。

隣のレジを捌いていた店員が鋭い視線をこちらに向ける。

ひぇっ...痛い...。視線がチクチクする...。

その間に私の後ろに並んでいた2組が隣のレジで捌かれ終わっていて、こりゃ運が悪かったなと思った。

あたしゃ、フロスピックを1点買おうとしただけなんだがな...。

あたしゃ、なにか悪いことをしたか...?

会話のキャッチボールに不備があったか...?

いや、そんなことはないはず...

きっと運が悪かっただけだよね...

まぁこんな日もあるよね...

あるってことにしたいよね...(涙)

その後、ようやく会計が完了して、やっとこさ購入できたフロスピックを大事に抱えて家まで歩いた帰り道。なんだか切なかったな。

思い返せば学生時代、ドラッグストアでアルバイトしてたけれど、その時もクーポンやらポイントやらシルバー会員だの抽選会だの、ほんっとうにややこしかった。

もうそんなにややこしいならポイントやらクーポンで還元せずに最初から安く販売しようよ...とも思うけど、ビジネスってそうもいかないのかね。

ややこしい制度やらルールが減るだけで店員さんの負担も軽くなるし、より働くハードルが下がりそうな気もするんだけどな。

まぁそんなビジネス素人の感想は置いといて、

なんでこれを書いたかって話なんだけど。

noteにこれまで投稿してきたエッセイをマガジンにしていて、そのタイトル通りの出来事だなと感じたから。

その名も「絶妙なブルー」。

そうそう、まさにこういう気持ちのことなのよと。笑

そう考えたら、良いネタもらえてラッキーではあったかな(前向きかw)。

この新人さんの伸び代に期待大大大です。
がんばれ、めっちゃ切実に。

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