【アピール力が無い?】
「涙があるところをやる。他には何もない。」
とおっしゃったのは、
津軽三味線を世界に広めた名人、
初代高橋竹山という方で
この言葉に出会ったその昔、
何か突き動かされ、
「自分の音に涙できるか?」という話に至ったわけですが、
(熱いコメント、たくさんありがとうございました😭💕)
その「涙する」音を
どのように届けるか?(演奏するか)
というところで
もう一つ
乗り越えないとならない事がありました。
「君の演奏は、何を言いたいのか何も伝わらなくて、わからない。なんのためにそこに立って演奏しているんだい??」
と、とある講習会で
最大限のイライラを爆発させながら叫んだ…
いや、叫ばせてしまったのは
私の敬愛する世界のマエストロ
イツァーク・パールマンが信頼を寄せ
長年一緒に演奏していたピアニスト
サミュエル・サンダースに
初めてもらった言葉です😅
(たまたま同じヴァイオリンソナタをレパートリーに持ってきていたピアニストさんのレッスンに、ヴァイオリンパートを弾いてほしいと頼まれ、
憧れのサミュエル・サンダースのレッスンなら受けたい❣️と、二つ返事で引き受けたのです。)
しかも大勢が聴いている
公開レッスンみたいな場で😳
私とは初対面の
参加していた受講生の皆さんが
青い顔して心配して
慰めに来てくれたことから察して
相当なお言葉だったようで
かなり丸い言葉に置き換えて↑
伝えてくれましたwww
そうなんです
当時私は、英語が全くわからなかったので
…わからなくて良かった!
と、本気で&唯一思った
事件でした。
みんなに何を届けたいの?
それはどんな想いなの?
聴いて欲しい!
私はここにいて、こんな想いを受け取ってくれ!!!
…というアピールする思いがなければ
誰も聴かないし
目にも入らないと。
わかります、マエストロのおっしゃること!
ほんとにその通りです!
そして実は
当時も知ってました。
やってるつもりでした。
何も伝わってはいませんでしたが。
数日後に、
プライベートレッスンに
再度ご一緒させていただき
(当時のピアニストさん、私にリベンジの機会をくれて、本当にありがとう😭)
必死すぎて
何か黒いオーラだったのか
念を出しまくったのか
「よく数日で、これだけ変化したね!」
とサンダース氏に褒めてもらえましたが
演奏している私にとっては
「表現するとは、こんなにも辛いだけのものなの?」
演奏する=アピールする=辛い!
という図式に
悩ませられる事に
なってしまいました。
今は
全然辛くないし
楽しいだけです🥰
そしてパフォーマンス力も
上がりました!
どうやって乗り越えたのか?
また長くなってしまったので
次の投稿で
書いてみたいと思います。
ちなみに
その翌年のパールマン来日公演で
サンダース氏にもお会いでき
ちょっとは勉強した英語で
お話させていただけましたが
笑いながら
とてもよく覚えててくださり
それほど忘れられない生徒だったようでwww
2人で笑ってしまったのは
とてもステキな思い出です☺️
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