見出し画像

年確が嫌いだ。

こんばんは、コンビニバイトを2年間とちょっとしている大学生の蟻呼です。

みなさん、コンビニなどで酒・タバコを買うときの、年齢確認についてどう思われますか?

このボタンの存在意義はわからない。

年齢確認は未成年を飲酒・喫煙による健康被害から守るための大切な業務のひとつです。

僕はできることなら年確したくないです。
でも法律で決まってることだから渋々従っています。
未成年の飲酒喫煙と売る側(店員)に関する法律はこんな感じ↓です。ご存知の方は飛ばしてください。

二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律
第一条 ③営業者ニシテ其ノ業態上酒類ヲ販売又ハ供与スル者ハ二十歳未満ノ者ノ飲用ニ供スルコトヲ知リテ酒類ヲ販売又ハ供与スルコトヲ得ス
……
第三条 第一条第三項ノ規定ニ違反シタル者ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス

引用:未成年者飲酒禁止法

二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律
第五条 二十歳未満ノ者ニ其ノ自用ニ供スルモノナルコトヲ知リテ煙草又ハ器具ヲ販売シタル者ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス

引用:未成年者喫煙禁止法

上記を簡単に言うと、

未成年に酒・たばこを販売すると店員側に50万円以下の罰金が科される

ということです。
(厳密には酒とタバコで少し扱いが異なる。)

また、酒・タバコの販売許可が取り消しになる可能性もあります。
(参考:https://keiji-pro.com/magazine/53/)

罰金刑を受けるということは、店員には前科がつくわけです。

先程私は青少年の健康を願っています的なことを書きましたが、全く本心ではありません。
こんなしょうもない事で前科をつけたくないから年確をしているんです、ただそれだけです。

正直言うと未成年が飲酒喫煙によって○のうがどうなろうが心底どうでもいい。学校で「お酒とタバコはハタチになってから」って習わなかったんか?未成年が自分の意思で飲酒喫煙してるんだからその責任も彼らにあるだろ、と思うわけです。

ところで、ぱっと見ただけで人の年齢をズバリ当てられる人なんていないですよね。
ある程度社会経験を積めば大体分かるようにもなるのかもしれませんが、少なくとも私にはよく分からないです。

そして、中には大人びた未成年だっているわけです。未成年に酒タバコを売らないように徹底するには、20歳代と思われるお客様にも身分証等での年齢確認にご協力いただくほかありません。
年確に快く協力してくださるお客様!本当にありがとうございます。

20歳代、つまり30歳未満。


私はバイト中年確する側なのですが、昨日珍しい反応をされたお客様がいらっしゃったので、そのことを書こうと思います。

(お客様がレジにお酒を置く。)
僕「いらっしゃいませ〜。お預かりいたします〜。」
(レジぴっぴっ)
僕「恐れ入りますが、年齢確認できるものはお持ちでしょうか。」
お客様「残念でした〜ww先に言っとくわwwざぁ〜んねぇ〜んでぇ〜した〜www俺、成人してまぁ〜すwwwねー今、どんな気持ち〜??www悔し〜い〜??wwwどんな気持ち〜??www」
(と言いつつ、免許証を見せてくれる。)
お連れ様「やめろよww店員困ってんぞww」
僕「ご協力ありがとうございます。」

2024年4月某日 某大手コンビニチェーンの
フランチャイズ店舗にて

こんな感じでした。
私は臆病者-チキン-なのでヤンチャそうな若い男性に言い返せず、ひたすらにガン無視しました。店員が強面のおじさんでも同じように煽ったんでしょうかね。なんだか見た目で損した気分になりました。

年確をお願いすると快く応じてくださるお客様が多数ですが、中には舌打ちをする人や未成年なのに堂々と免許証を見せてくる人、んなもん持ち歩いてへんわと逆ギレする人、俺が未成年に見えるんかとぶちギレる人なんかも少なくありません。しかしこんなに煽ってくる人は初めて見ました。

僕と同い年の平成13年生まれの人でした。
まだ22歳でしょうに、年確されるよそりゃ、と。

この反応にムカついたわけではありません。
ぶちギレて怒鳴りつけてくる男性って、むちゃくちゃ怖いんですよね。泣きそうになるし、手も声もがくがく震えて20分くらいはレジもままならなくなります。バイト始めたての頃は事務所で泣いてました。ああいうのと比べれば可愛いもんだなと受け流せます。

ただ、このお客様の煽りを受けて、私(店員側)とお客側に認識の違いがあるのではないか、と気づきました。

先日年確したお客様も、平成15年生まれ(20歳なりたて)だったのに「え!年確されるなんて!嬉し〜私何歳に見えてます〜?」なんて言ってましたし。

年確に腹を立てる人には「年確されるのは未成年だけだろ」と勘違いしている人が多いのではと感じました。

昨日私を煽ったお客様も、店員の心中をこんなふうに想像していたのかもしれない。

念のため言っておきますが、年確するときに↑こんなことは一切思ってませんからね。これはあくまで私が想像してみただけです。

ほんと涙目になる。

店員はあくまで自衛のために年確しているのであって、決してお客様をからかってるだとか商品を買わせたくないだとか、そんな理由で年確しているわけではないのです。
お願いします、キレないでください。切に。


しかし、年確を不愉快に思う気持ちもわかります。
店員の態度が悪いとか、童顔がコンプレックスだとか、馬の骨に個人情報を見せたくないとか、下に見られているようでムカつくとか、いろいろあるのでしょう。

また「20歳代と思われる方に年確します」と言うルールも、例えば同い年の友人と酒を買いに行って友人は年確されたが自分はされなかった、なんてことが起こったら、自分は老けて見えるのかとショックを受けるでしょう。
店舗へのクレームにもなるかもしれません。

ということで、酒・タバコを買う人は全員年齢確認が必須になれば良いのにと思う次第です。

昔(僕の親世代?祖父母世代かな?)と比べて未成年の飲酒喫煙に厳しい世の中になったのだから、それに合わせて社会のルールも変えていかねばならないでしょう。

taspoよろしく成人済しか申請できない、年確専用カードでも作って、レジでそのカード番号を読み取らないと買えないようにすればいいのに。

年齢確認、最低賃金のコンビニアルバイトには少し荷が重すぎやしませんか?


明日もバイト頑張ります。
ここまで読んでくださりありがとうございました。ペコリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?