夫婦のあり方#09|お互い「相手が変わればいいのに」と思っている夫婦
夫婦のあり方デザイン。
このメニュー名に込めた想いは、
各々の夫婦の形を共に考えデザインすることで、自分の人生を心地よく生きる人が増えるように。
昨日の相談は、奥様に悪口を言われ続けているご主人からだった。
「こういう事がないと振り返らないので」とこれまでの経緯などを箇条書きでまとめた上での相談時間だった。
ご本人がこのような環境になった原因と捉えているのは
・妻の気持ちを分かってやれていないこと
・妻は相談窓口に相談していたらしいが知らなかった
・育児はどのお母さんもやってることなので、誰でもできるだろうと思って関わってこなかった
で、子どもから「よそのお父さんは仕事も子どもの面倒も両方やっている」と言われる・・・と。
他にも「過去のこのことを恨んでいる」など多々あった。
『奥様に止めてほしいことは何ですか?』との問いには
・自分の悪口をいう事
・子どもを甘やかすこと
『今の状態のメリットとデメリットをどう捉えてますか?』と聞くと
<メリット>
・同じことをしていればいいから楽
<デメリット>
・このままだとお互い健康を害する
・子どもがグレそう
『あなたの願望は何ですか?』と聞くと
まだ投資してる状態で形になってないけど、夢を諦めたくないことを分かってほしい
で、何をしているかというと
・今の状態を我慢している
・妻は家に帰ってきた時疲れた顔をしているな、と思う
・NVCを読んだ。対話したいができていない
・自分が家を出ていくことはできるけどしたくない
・世間体が悪いので離婚はしたくない
・会社にはバレたくない
世間体>デメリットと捉えていては、大切なモノを失う。
健康を害すると分かっていても「環境を変えるのは力がいるので」と、自分がする覚悟はない。
相手を『思う通りにする』ための対話は対話になっていない。
思う通りにならないことを、相手のせいにしている内は変わらない。
自分がどうしたいのか。
何を大切に生きるのか。
『家族が同居していること』だけが世間体の良い家族なのか。
世間体を気にするのは誰のためか。
今の環境を選択しているのは自分だ。
そんな事を強く感じた相談時間だった。
<考え方のポイント>
■目的を明確にすること。
■手段に拘ると自分を苦しめる。手段は柔軟に。
相談を終えてこんな感想をいただいた。
少し前向きに行動できそうです。
自分の中の矛盾は自分で気づきにくい。
しかし、矛盾に気づけば自分で道を見つけられる。
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