教育訓練給付金の申請手続き①概要

色々な方の助けにより、東大SPHが専門実践教育訓練講座として指定されていることを発見し、現在、給付申請をしようとしています。
自分の備忘録も兼ねて、またこれから申請する方の手助けになるといいなと思い、わかったことをまとめてみました。

【指定講座】

2021年2月現在、東大SPHは専門実践教育訓練講座として指定されています。
対象講座は厚労省HPの教育訓練講座検索システムを使って確認可能(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html)。
New!のマークがついているのでおそらく今年からでしょうか…?
※14期の先輩方が学科長に掛け合ってくださり、指定講座になったみたいです。本当に感謝です!

【申請することのメリット】

詳しくは、専門実践教育訓練の給付金のご案内(https://www.mhlw.go.jp/content/000571214.pdf)に書いてありますが、
①「教育訓練給付金」:本人が教育訓練機関に支払った経費(≒学費)の補助と
②「教育訓練支援給付金」:訓練を受けるため失業状態になった場合(≒東大SPHに通うために仕事を辞めた場合)、失業前の給料に応じて日当補助がもらえるよう。給付開始時期については給付制限や失業手当との兼ね合いがあるみたいです。

【注意点】

必ず該当講座(東大SPH)受講開始前までにハローワークで「給付金の受給資格の決定」を受ける必要あり。説明パンフレットでは原則受講開始1か月前までとなっているが、ぎりぎりの3月いっぱいまで申請可能だよと言ってくれるハローワークが多いよう。(緊急事態宣言も鑑みているようなので、来年以降は2月までに済ませるのが無難だと思います。)

【入学前にやることのアウトライン】

給付を受けるために入学前にすることは、端的に言うと「完成した」ジョブカード(と、その他マイナンバーカードなど)をハローワークの教育訓練給付窓口へ持参し、受給資格決定の手続きをする必要がある。これが、3月中にしなければいけない手続き。
ジョブカードには自分で記載する部分(第1面)と、キャリアコンサルタントが記載する部分(第2面)がある。つまり、ジョブカードを完成させるためには、自分で書式を埋めるだけでなく、キャリアコンサルタントによる「訓練前キャリアコンサルティング」を受ける必要がある。この「訓練前キャリアコンサルティング」は私の居住地域では完全予約制(平日のみ)であり、年度末にかけて予約が取りづらい状況になっているようです。
なので、私の場合は、自分の行ける日程でキャリアコンサルティングの予約をいかに取るか、が肝になりました。

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長くなりそうなので、いったんここまでにします。つぎは、具体的に自分がどんな行動をとっているか(現在進行形ですが)も記載できればと思います。

なお、進学先の東大SPHがこの制度の対象であることに気づいたのが2月下旬。職場で仲良くしてくれている看護師さんと話していた時でした。看護師さんは、認定看護師の資格を取る際にこの制度を使うことがあるそう。寮への入居や学費減免手続きで節約しようと思っていたところが家庭の状況で申請できないことが発覚し、「思ったよりお金かかる(><)」と半分愚痴のようなつもりで話していたのですが、自分事のように親身になってあれこれ考えてくれました。
薬剤師にとっては全く馴染みのない制度で、教えてもらえなければ検索しようと思いもしなかったので、本当に、持つべきものは多様なバックグラウンドの友人です。
なお、一部のSPHでは、大学HPでこの制度について案内されている場合もあるようです。もしかしたら、入学案内などでこのような制度のアナウンスがある大学もあるかもしれません。
15期生の場合は2月末に東大SPHの入学案内が届いたため、来年度以降の入学者の方たちも、入学手続きより先に教育訓練給付金の手続きを行っていく必要があるようですね。

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