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52.石の心

 義母からの度重なるお金の無心、そして夫の不倫発覚、子の連れ去り、引き離し、嘘の刷り込み、片親疎外、離婚、養育費滞納、子どもからのLINE既読スルーで相手や相手家族への憤りで心も頭もいっぱいだったところからの今では「お互いさまだな。私も未熟だったな。」に至るまでの経緯は140文字では語れない気がしたので久しぶりにこちらに書いてみました。

 連れ去られた当初の感情は「あまりにも酷すぎる。有り得ない。人でなし。」でしかありませんでした。でも今は「私があぁだったから連れ去られたんだろうな。」です。連れ去りを容認するとかでは全くありませんが、私に全く非がないのに連れ去られたわけではなかったなと思うに至りました。(もちろん、連れ去り被害を受けている方の中には相手が真のDV加害者だったり、パーソナリティー障害だったり、諸々その人自身に非がない場合もあると思います。あくまで私の場合。)

 色々考えた結果、ひとつは私が一回心を閉ざしたら、相手の言葉に一切耳を傾けない石の心の持ち主だったせいかなと思っています。つまり、「頑固」だったからです。しかもただの石じゃなくて、最初豆腐だったのにいきなり石になるみたいな・・・いつもは寛容なのに、ある日突然豹変するタイプ。

では、石が豆腐に戻り(戻ってないかも。石と豆腐の間くらい?)今の考えに至るまでにどれくらいの年月がかかり、それまでの間に何があったのかというと・・・連れ去られて引き離された1年間たくさんの人の話を聞いたり、本を読んだり、相手の気持ちや、子どもの気持ちを想像したり、考えたり、過去を振り返ったりし始めた頃からだんだんとです。周りの方の影響が強いです。

 石になったきっかけは、借金問題の時にも、不倫の時にも、義母に責められ続けたことでした。夫も義母に同調したことでした。

 石になった心は「責められ続けること」でますます固くなるばかり。でもその後、友達や、両親や、我が子を連れ去られた似た境遇の仲間からの言葉や、本や資料などなどなどたくさんの人や書物に「共感」したり、「共感」してもらったことでまた柔らかくなりはじめました。

 石だった頃は冷静に考えることが出来ずどんどん変な方向に考えが暴走してしまっていましたが、柔らかくなってきた頃にいろんな方の考えや、言葉が頭の中に吸収されやすくなりました。すると、頭の中身も整理されて自分に足りなかった考えや、悪かったところなど気がつくようになりました。

 ずっと石だと疲れるし、周りの皆さんや当時読んだ本には本当に感謝しています。はやく完全な豆腐に戻りたい。

●●●さんへ

私の頑なな心が少し和らいだきっかけについて自戒の念も込めて、思い出して考えてみました。答えになっておりますでしょうか。良き方向に向かいますようにと陰ながら応援してます!

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