40.無の証明は難しい。
裁判所から「統合失調調でない証明」を求められた為、夫が不倫した時に、睡眠薬や精神安定剤を処方してくれた病院に行きました。ひととおり話を聞いてくれた先生はひどく怒っていました。夫側の陳述書には、たびたび先生の名前が登場していて、嘘ばかりだったのでかなり怒っていました。特に、私が夫の不倫で苦しんで受診したことをよく知ってくれている先生だったので、私が夫の不倫で苦しんでいたこと。夫はその間も不倫相手の家を行き来して、カウンセリングに同席する約束をすっぽかしたりしていたこと、逃げて実家に隠れたこと、離婚の話がでていたこと。全て知っていたので、その時に先生が出した薬を「統合失調症である証拠」として写真を撮って裁判所に提出したことについて「平然とこういうことをできる人」がいるから「心を病んでしまう人」が生まれてしまうんだ!ととても怒っていらっしゃいました。裁判で精神病をでっち上げて悪用することはよくあることらしいのですが、それは心療内科の先生にとっても許せないことだろうなと思いました。
そもそも、精神疾患の診断というのはとても難しいということを話してくれました。統合失調症の診断もとても難しいことなので、統合失調症ではない診断はもっと難しいのだそうです。
ただ、自分が統合失調症と診断したのが嘘であることの証明書類を作ることはできる。と言ってくれました。希望の光が見えましたが、通常の診断書など違って裁判に提出するためのそういった書類は、金額が定められていないそうです。お医者さんが自分で金額を決めていいそうです。先生も面倒なことに巻き込まれたくないだろうし、最悪裁判で証言台に立ってくれ!なんて展開もあるかもしれないからと、20万円という、想像していたよりもかなり高い金額を提示されました。
でも、子ども達に会うために必要不可欠な書類ならと、迷わず書類を書いてもらうことにしました。
裁判でしっかりと使えるように時間はかかると言われました。先生に責任が問われないように、先生も弁護士さんと相談しながら書類を作成しなければならないから。と。
一ヶ月くらい時間はかかりましたが、とても丁寧で、ちゃんとした文書を作ってくれました。これでようやく子ども達に会える・・・。