55.嫌い・嫌い・嫌い・大嫌い
1回目の調査官調査が終わり、いよいよ子どもたちと裁判所以外で会えることになりました。もしかしたら相手が連れて来なかったり、色々理由をつけてキャンセルされることもあるかもしれません。でも、その場合は調査官調査報告書に書いてあった通り「母子との交流を途絶えさせることは子の福祉に反する」と判断されるだろうからきっとちゃんと連れて来るだろうと思いました。
裁判所以外のところで会えることはもちろん嬉しかったけれど、試行面会の様子や、その後の相手方から提出された陳述書の感じから、私への拒否反応(片親疎外)がさらにひどくなっていることが容易に想像できたので、嬉しさと怖さが入り混じったような複雑な気持ちでした。
どれだけ拒否されたとしても、陳述書に書いてある通り「ママのことなんて嫌い」「怖い」と言われたとしても「そっか。それは悲しいけど、それでもママはあなたたちのこと大好きだよ!」と言う心づもりでした。実際に言われてしまったら自分がどうなるか想像もつかなかったので、ショックを受けたり、泣いたり、怒ったり、色んなパターンを想定して、何度も「大嫌い」と言われるシミュレーションをしました。
連れ去られる前の子どもたちはいつも私のことを「大好き」って言ってくれていたのに、たった半年の間に「大嫌い」に変わってしまうなんて信じたくなったし、それが事実だったらと思うと怖くて怖くてたまらなかったのです。