マガジンのカバー画像

第一章〜子どもたちに会えなくなる日まで〜

25
ある日突然子どもたちが私の前からいなくなってしまいました。 会うことも、声を聞くことも叶わず、生きる希望も失いかけていた長い長い1年間のことをまとめていきたいと思っています。
運営しているクリエイター

#片親疎外症候群

20.連れ去り計画の全容。

連れ去り計画の全容はこうです。 1.当日までの準備 ①母親が母親として相応しくないという証拠をなるべくたくさん集める。 (捏造でも可) ②母親を精神的に追い詰めじわじわ再起不能な状態にする。心療内科に通っているなら、なるべく薬を強くして、量も増やしてもらうように仕向ける。 2.当日 ①何でもいいのでとにかく子どもを連れ出す為のそれらしい理由をつける。 ②連れ出す時は、なるべく警察官や消防隊などの一般的になんとなく社会的信用性の高そうな第三者に目撃してもらう。 3.その後

21.3日後の話。

(※「21、3日後」じゃなくて「3日後の話。」です。)  「3日後に子どもたちを連れて帰る」と言われ、子どもたちが連れて行かれてしまったあと、一切の連絡がつかなくなりました。何度も電話したり、LINEしたりしましたが何の返事も、折り返しもありませんでした。3日後に子どもたちは帰ってきませんでした。次の日も、その次の日もずっと連絡がつかないままでした。  5日後に100回くらい夫の電話に着信を入れてみたら、101回目くらいに夫が電話に出ました。 「3日後に帰ってくるって言

22.犬は突然環境を変えると良くないからね

 うちには犬がいます。子どもたちが連れ去られてしまった日、義母がこう言っていました。「犬は突然環境を変えると良くないからね。置いていくわよ。」と。  連れ去られた翌日に子どもたちの住民票は移動されてしまっており、もともと通っていた幼稚園は区立の幼稚園だったので、区内に住民票がないということで強制退園となってしまいました。息子は連れ去られた翌日には、もう義実家の家の近くの幼稚園に通いはじめていました。  今まで通っていた幼稚園では先生方のご好意で、席やお道具箱などはそのまま