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ふわふわ

こんなことを書くためにnote作ったんじゃないけど、なんかもうもやもやするので書きます!

公演が中止になりました。
延期も含めるともう何度目かわかりません。

公演を行うことが決して簡単なことじゃないと、お芝居を始めて身にしみたけど「がんばる」だけじゃどうにもならないことが、こんなにも頻繁に起こるなんて思ってもなかったです。

中止の発表をして、たくさんの方がいいね、をくれました。
ああ、見て下さってるんだな、気にかけて下さってるんだな、とありがたくなりました。

気がつけば公私共に甘えてしまっている(甘やかして下さっている) 演劇関係の2人のお姉さんが心配して下さって、直接ご連絡をくださいました。

言って欲しいことが、そこには書いてありました。

公演がなくなったことを「つらいよね」「しんどいよね」大丈夫?、って声をかけて下さった。

あ、つらいんや、しんどいんや、って思いました。

“しゃーないこと”やのに。
こんなに毎日帰るのが遅くなって、へとへとになることやのに。
稽古がなかったら、あれもこれも出来るのに。

きっと私は、私の場合は、おそらく多分。
せっかくいただいたお役がどっかにふわっと居なくなっちゃうような気がして、それでこんなにもやもやもやもやしてるんだろうなあ、と考えました。

カフェで台本読んだり、
散歩しながらセリフ覚えたり、
それっぽい人を見つけてガン見したり、
衣装考えたり、髪型考えたり、歩いたり。

そんな時間がふわっと時間ごとどっかに飛んでったみたいです。

観ていただけなかったね、
通して出来なかったね、
衣装着て、髪型して、メイクして出来なかったね、

と思います。
そんな、きらきらした言葉じゃないですけど多分心の中は。

コロナ禍がはじまってから、飛んで行ったお役は今5つめ。
その中では延期をしたことで変わったお役もあるし、これから先させていただける予定のものもあるけど。5つがふわふわしています。ふわふわ。

正直、2020年で終わりだと思ってました。
コロナ禍が終わらなくても、だって公演出来るようになったし。

2022年に2つもふわふわすると思わんやん。
もう公演なくなることふわふわ、って呼ぶことにするけど。

2022年2ふわふわ。

客演として出させていただいている公演のふわふわは、主宰の方のご意志やご決断によるもので、寂しいけど、悔しいけど、色んなもののためにそう決めてくださったことなので、ありがとうございます、という気持ちです。

でも今回のふわふわは、「どうする?」って私たちで話しました。

「〇日までにこうなれば出来るんじゃないか」
「ここをこうすれば出来るんじゃないか」

そんな案を出しては「いや、無理やろ…」「それでええんか」をお互いに言いました。
いや、もはやみんな自分で言ってました。

便利な世の中になりましたね。
離れていてもみんなで話せる。

最終的に、「今回の作品は私たちで作らないと意味がない。」という結論に至りました。

ご理解いただきましたら幸いです。

なので、また別の機会に。
やります、やろうと思います。

そのために、色んなことを経験して、作品のブラッシュアップも出来ればと思います。

秋には本公演も予定してるし、進まねば。

なんか書いたら少しすっきりしました。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございます。

今回の中止を受け入れてくださった主催のみなさまに多大なる感謝を。
どうぞ、ご成功をお祈りしております。

鈴木ありさ

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