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わたしは日次レビューをこうやる-ありひとのレビューのやり方を公開-【ユタカジン】

この『ユタカジン』は「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマに、複数のタスクシューターが交代で時間との向き合い方、タスクシュートの使い方、ひいては人生観などを語っていくマガジン連載です。

月曜日はわたし、「タスクシュート認定トレーナー」、そして「タスクシューター界のジェームズ・ボンド」、ありひとが担当します。

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どうも。9月に産まれたときは羽のように軽かった第二子が、今では大福のようにぷくぷくになっていてビックリしているありひとです。みなさん、今日もタスクシューってますか?

今日は「レビュー」について、お話します。

きっかけはTaskChute Cloud 2開発者であるjMatsuzakiさんの下記ポストです。

タスクシュートの運用でよく迷うのが「レビュー」です。おそらく画一された"決まったやり方"というものがないからでしょう。

今回、自分なりのやり方を紹介をしてするので参考になればうれしいです。


日次レビューのルーチンをセットしている

ではさっそく。

まず前提として日次レビュー自体もルーチンタスクとして登録しています。タスク名は英語でそのまま「Daily Review」です。

日次レビューを当日夜にやるか翌日にやるかはよく分かれるのですが、わたしは、「その日が完全に終わった状態で振り返りたい」、かつ「レビューが終わった上で今日のプランを立てたい」という理由で翌日派です。

したがって、翌日の朝、といっても朝の身支度や娘の送りが終わって、ある程度まとまった時間PCの前にいられる時間帯になったタイミングでルーチン化しています。

日次レビューをした後にプランを立てる

日次レビューでやっていること

日次レビューは大きく以下の手順で進めてます

  1. 前日のログを眺めて必要なタスクをルーチン化する

  2. 感情ジャーナルを眺める

  3. 先送りを数える

  4. 記録したいプロジェクトの実績時間を確認する

  5. 3、4の数値をnoitonに記録する

  6. その日よかったことを3つ書き出す

それぞれ説明していきます。

1.前日のログを眺めて必要なタスクをルーチン化する

これはそのまんまですね。前日のログを見て、今日に申し送りたいタスクと今日以降も継続的に取り組む必要があるタスクをルーチン化します。

冒頭でも話したようによく「レビューって何をしたらいいですか?」という質問を受けます。

しかし、レビューはタスクシューターの個性がかなり出るところなので一概に「こうやってください」というやり方を提案するのが難しいです。

難しいのですが、ここを意識してほしいという原則があります。

それは「タスクシュートに変化を与えられないか?」とう視点でログを眺めることです。

どんな些細なことでもいいです。タスク名やルーチン名をちょっと見直す、ルーチンの順番を入れ替えてみる、ルーチンタスクを増やす or 減らす。

これらをすることで少しでもしっくり度合いが高まるようにタスクシュートを変えていくことが「レビュー」という行為の本質的な部分です。この原則を意識さえできていれば、あとはやり方は何でもいいと思っています。

そして、わたしはこのタイミングでそれを行います。

ちなみにこの手順では「07.Review by List」という1行表示のビューを使っています。
1行表示のほうが1日のログが網羅的に俯瞰しやすいんですよね。

07.Review by List View

2.感情ジャーナルを眺める

次に「感情ジャーナル」のチェックです。

「感情ジャーナル」はわたしと同じくタスクシュート認定トレーナーのyamaさんに教えてもらったやり方で、タスク終了後に感情ラベルをつけて残しておくものです。

yamaさんは「モード」機能を利用してラベル付けをしてらっしゃたのですが、自分はタグ機能を使って実践中です。

まだまだこの1、2ヶ月で始めたばかりの取り組みということもあり、感情ラベルをつけ忘れてしまうこともあるのですが、ちゃんと残しておくと前日のログの純度が格段にあがります。

ちなみにこの「感情ジャーナル」も専用のビュー「08.Emotions Journal」で確認するようにしています。

08.Emotions Journal View

3.先送りを数える
4.記録したいプロジェクトの実績時間を確認する
5.3、4の数値をnoitonに記録する
6.その日よかったことを3つ書き出す

3~6は連動しているのでまとめて説明しちゃいます。
わたしは数値的記録を別途レビュー用のテンプレートを準備したNotionに転記しています。

転記している理由は、今月は「このプロジェクトにこれだけの時間を割いた」とか「"じぶん時間"は平均これくらいだ」みたいな集計がNotionだと容易だからです。

あとノートにメモも残せるので「その日よかったこと3つ」も上記の数値たちとまとめて管理できるのも便利です。
このあたりは、TaskChute Cloud 2のレビュー機能や検索機能が拡充されたら、わざわざNotionに転記する運用は辞めてしまうかもしれません。

テンプレートはこんな感じです。
これを1日単位で作ってNotionのデータベースとして管理しています。

日次レビューのNotionテンプレート

以上がわたしの「日次レビュー」のやり方です。今だと平均15分6秒、毎日かけています。

決して短い時間ではないですが、振り返ることでタスクシュートを実践していること自体が楽しくなる大切な時間です。歯みがきと一緒で日次レビューが終わってないとムズムズするところまできています。

大前提として、レビューはゲーム感覚で

ここでひとつ、大切なことをお伝えしておきます。

日次レビューをするときは、俯瞰したスタンスを忘れないようにしてください。

つまり、前日を振り返って「かけたいプロジェクトに全然時間が取れてない」とか「先送りめちゃくちゃしてしまった」とかであっても、自分を過度に責めないことを意識してほしいです。

わたしもその日の「満足度スコア」を5段階評価でつけていて、★2がついたりすることもありますが、「★2だからめちゃくちゃ反省する」とか「今日は★5にするために死に物狂いで過ごす」とかはあえて意識的にしないようにしています。

感覚としては、ゲームに近いです。

みなさん、マリオやロックマンが落っこちても、悔しいまではいくかもしれませんが自分をめちゃくちゃ責めたりしないですよね。

もちろんゲームは真剣にやるからおもしろい。
なので

「真剣にやってもいいけど、深刻にはならない」

このスタンスで日々のレビューと上手にお付き合いしてもらいたいと思います。


今日はこのへんで。
ありひとでした。



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