第27回 食器が楽器に!スプーンで奏でる音楽、スプーンズ(2021年5月3日放送分)
ありがとうようの音楽は世界だ!
とうよう
「こんにちは綾川町在住のアフリカンドラム奏者、ありがとうようこと三好東曜です(みよしとうよう)。」
かじたく
「こんにちは!かじたくこと鍛冶匠(かじたくみ)です!」
「とうようさん、ゴールデンウィークですね?」
とうよう
「そうですね。なかなかいつも通りのゴールデンウィークとはいきませんが、こんな時は、おうちでゆっくり音楽を楽しみましょう。」
かじたく
「ですね。さて、先週はスタジオライブ、僕たちも一緒に演奏しましたけど、楽しかったですね。」
とうよう
「いやあーやっぱりライブ、こういうセッションとか、なかなかコロナでできなかったんですよね。その場でパパッと異国の楽器同士がセッションできる。これが音楽の楽しいところですね。」
スプーンで奏でる音楽
かじたく
「そうですね。とうようさん、楽器っていうか、スプーン叩いてませんでした?」
とうよう
「いやいや、これもれっきとした楽器ですよ。歴史もいろいろあるんです。」
かじたく
「そうなんですか。ということで、今日はスプーンで奏でる音楽についてご紹介いたします。」
かじたく
「ではとうようさん、改めて今日ご紹介いただける音楽は?」
とうよう
「はい、二つのスプーンを使った楽器、スプーンズです。」
かじたく
「スプーンズ、そのまんまですね。」
とうよう
「そうですね。スプーンさえあれば、楽しい音楽が奏でられるんです。まずはそんなスプーンズの演奏を聞いてみましょう。」
David Holt: How to Play the Spoons
とうよう
「ダビットホールトさんの演奏でした。」
かじたく
「いやあ、なんか本当にカスタネットみたいに」
とうよう
「いろんなリズムが奏でられるし、いろんな音色があるでしょ。」
かじたく
「はい。」
スプーンズとは
とうよう
「このスプーンズっていうのは元々バーだとか、みんな音楽盛り上がってくると、あのセッションしたくなるんですよね。あるものでセッションしていくっていう、そういう発想で、このスプーンのさじの部分をすくう側じゃなくて、背の部分ですね。これを向かい合わせにして叩き合わせると。それでいろんな音色を作っていく楽器、これはスプーンズなんです。」
かじたく
「音が鳴るところまでは想像できるんですけど、こんなにもいろんなリズムが奏でられるってすごいですね!」
とうよう
「まぁ、達人の技でしたからね。」
かじたく
「確かに。」
とうよう
「はい、かじくんも挑戦してみますか?」
かじたく
「おぉーやってみますか。」
とうよう
「かじくん、スプーン持ってますね。」
かじくん
「はい、持ってます。二つ」
とうよう
「2本ありますね。」
かじたく
「金属のスプーンですね。これぜひ聞いているリスナーの皆さんもお手元のスプーンでやってみてほしいですね。」
とうよう
「そうですね。ちょうど昼食前ですかね。」
かじたく
「そうですね」
とうよう
「はい。まずは人差し指の上に、第2関節のところにのせますね。そのところを親指で上から押さえます。」
かじたく
「これは本当にスプーンを持つような感じというか、ちょっとわんぱくなスプーンの持ち方」
とうよう
「そうですね。子供がこう持つような感じ。で、中指と人差し指の間に2本目のスプーンのせます。これも第2関節のところですね。」
かじたく
「これでスプーンが背中合わせにちょっと離れたようになるんですね。」
とうよう
「はい、そうです、そうです。では、これをしっかりと握り込んでください。これで太ももに叩きつけます。」
かじたく
「うん。」
Spoonsの演奏の仕方
かじたく
「おぉーなりますね。」
とうよう
「そうそうそうそう、なりますね。この太ももにたたきつけた上に、左手の手のひらを浮かせます。太ももと、手のひらの上下で打ち付けます。」
かじたく
「うん。」
とうよう
「太もも。手のひら。太もも。手のひら。やってみてください」
かじたく
「おぉーはい、太もも。手のひら。太もも。手のひら。」
とうよう
「はい、そうですね。もうばっちりです。これをリズミカル、太もも、太もも、太もも、太もも、手のひら、太もも、太もも、手のひら。。。」
かじたく
「(笑)」ちょっと、ちょっと早くないですか、レベルアップするのが」
とうよう
「大丈夫です。かじくん、器用だからね。これを太もも、手のひら、太もも、手のひら。これだけでリズムになるでしょ。」
かじくん
「確かに。」
とうよう
『これに(音)太もも2回に、手のひらを1回で、これで「タッタカ、タッタカ、タッタカ」。これに指でダブルを入れますね。』
かじたく
「ダブル」
音
かじたく
「(笑) すごいですね、これ。おぉぉー!」
とうよう
「はい(笑」
かじたく
「なるほど。」
とうよう
「ちょっとだけ練習すればこれは誰でもできます。」
かじたく
「身近なもので、しかも誰でも練習すればできる。」
とうよう
「そうですね」
かじたく
「こんないい楽器ってないですね。」
とうよう
「ないですね。もう。多分みんなもう既に持ってるので、楽器代ただです。」
かじたく
「はい、いや本当に何でも打楽器になるんですね。」
とうよう
「そうですね。」
かじたく
「打楽器の世界って本当に広いですね。」
とうよう
「打楽器辞典にはね、実に1000種類以上のいろんな打楽器がね、のってますからね。」
かじたく
「おぉーなるほど。」
とうよう
「工夫次第で、今も世界各地で発生していろんな打楽器が生まれていますよ。最後はスプーンズとギターの合奏した演奏をお聞きいただきます。アビー・ザ・スプーンレディーさんの演奏です。」
Angels in Heaven - Chris Rodrigues & the Spoon Lady
かじたく
「他の楽器と組み合わせることで、このパーカッションの魅力がより引き立てられるというか。」
とうよう
「そうですね。パーカッション単体よりもやっぱり、パーカッションはもう支え役なので、メロディーがあって、歌があって、そういうのがすごく音楽って感じがしますよね。」
かじたく
「スプーンズ楽しかったです。」
とうよう
「そうでしょ。この手軽さがいいんですよ。」
かじたく
「うん。でもこれ、大きい木のスプーンとかだと、もっと良い音なりそうですね。」
とうよう
「そうですね。そうやって楽器がどんどん生まれて発展していくんですよね。」
かじたく
「うん。」
とうよう
「かじくんも打楽器にハマってきましたね。」
かじたく
「本当にそうです。もう皆さんも着々と楽器の魅力にはまってると思いますよ。」
とうよう
「思惑通りです。それでは、ありがとうようの音楽は世界だ。来週もお楽しみにー」
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