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香港のお正月音楽「財神到ザオサンドー」(2021年2月15日放送)

ありがとうようの音楽は世界だ!


とうよう
「こんにちは綾川町在住のアフリカンドラム奏者、ありがとうようこと三好東曜です(みよしとうよう)。」

かじたく
「こんにちは!かじたくこと鍛冶匠(かじたくみ)です!

とうよう
「今私達は太陽暦で生活していますが、昔は日本でも太陰暦、つまり、月の満ち欠けを基準にした暦で生活していたのは知っていますよね。」」

かじたく
「それくらいは知ってます。いわゆる旧暦ってやつですよね。」

とうよう
「そうです。その旧暦では、1ヶ月ほど遅れてお正月がやってくるんですが、特に中国やその影響の強い国々では旧正月、つまり、春節の方を盛大にお祝いするんですね。」

かじたく
「春節、知ってます。何か爆竹とかを鳴らして派手にやるイメージがあるんですけど、とうようさんも見たことあるんですか?」

とうよう
「そうなんです。実は、最初に見たのはパリで、2回目はシンガポール。

かじたく
「パリとシンガポール、中国じゃないんですね?」

とうよう
「そうですね。パリはチャイナタウン。シンガポールは中華系の人が住んでいるんですね。」

かじたく
「そのあたりいろいろお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。」

とうよう
「わかりました。」

かじたく
「ではとうようさん、今日は春節のお話をお願いします。」

とうよう
「僕は2回海外で春節体験をしているんですけれども、先ほども申しましたように、1回目はパリ、2回目はシンガポールなんです。春節でも一番びっくりしたのはですね、やっぱり爆竹なんですよ。」

かじたく
「爆竹ですよね。」

とうよう
「パパパパパ、バンっバンバンバン!えーー!みたいな感じで、ギニア共和国に行く途中に必ずパリによって飛行機の乗り換えをするんですけど、あのトランジットって言ってですね、パリに1週間ぐらい僕はさ、いつも滞在することにしてるんです。その時にちょうど春節のタイミングで、お世話なんなってたのがですね、ベトナム系のフランス人エルベくんのところだったんですけどね。彼がおじさんがレストランをやってるからちょっと行かないかって、チャイナタウンに連れてってくれたんですよ。降りた途端にパンパンパンパンパンパン!!!」

かじたく
「そんなにそこらじゅうで爆竹が鳴ってるんですか?」

とうよう
「そうなんすよ。そんな初体験じゃないすか?もう本当にワッーどうなったんだみたいな感じで、そしたらなんかこれはお祭りなんだよねって言って、みんなすごい楽しい感じでねやってて。」

かじたく
「では、今日はそんな春節にまつわる音楽をご紹介いただけますか?」

とうよう
「はい、今日は、香港の春節の曲を紹介したいと思います。この曲はですね、香港から来た友達エミリーちゃんが教えてくれた曲なんですけれども、お正月ムードをもう本当に醸し出す、もう代表的な曲らしいんですけれども」

かじたく
「はい」

とうよう
「タイトルはなんとお金の神様(財神)がやってくる(到)、ザオサンドーです」

♫財神到(ザオサンドー)by George Lam

かじたく
「ザオサンドー、ザオサンドー、ザオサンドーって頭から離れませんね。」

とうよう
「もうとてもいいことがありますよ、かじたくさん」

かじたく
「そんな気分になれるような曲ですね。香港らしい賑やかな華やかな感じが伝わってきますよね」

とうよう
「そうですね。」

かじたく
「シンガポールでも春節を体験されてるんですよね。」

とうよう
「そうですね。ちょっと遅れて入ったんですね、シンガポールは。春節というのは、大晦日前日から始まりまして、15日まで日本のお正月と一緒なんですね。新年の前は大掃除で家族とか親戚でご飯を食べて、初めは家族で過ごし、2日目は親戚回りをし、3日目は母型の家族と過ごし、15日までずっとお休みが続くという節目なんですけれども」

かじたく
「めちゃくちゃ一緒ですよね。」

とうよう
「もうバリバリ一緒っすね。」

かじたく
「国が違っても、同じような文化があるっていうのは面白いですよね。」

とうよう
「そうですね。やはり日本の文化っていうのは、中国の影響をとても強く受けていまして、この太陰暦っていうのは農業とすごく密接なカレンダー、暦なんですね。月の満ち欠けっていうのは農業でもバイオダイナミック農法だとかそういうのも、農業にすごく、もうはい、生物のバイオリズム、それが月の満ち欠けに密接に関係してるんですよ。」

かじたく
「なんだか難しい話になってきましたね。」

とうよう
「はい、そうですね。だから僕は日本のこのお正月も、太陰暦でやっていくと、季節感がまた戻っていくのかなというふうに感じております。」

かじたく
「暦とのずれがありますよね。」

とうよう
「そうなんですよ。今の太陽暦で催し物をするようになると、例えば春の七草をハウスで栽培するだとか、桃の節句に桃の花は全く咲いていない、七夕は梅雨の真っ只中、なんかちょっと寂しい感じがしますね

かじたく
「そうですよね。この季節感をより感じるために、ちょっと太陰暦を見直してみるっていうのもいいかもしれませんよね。」

とうよう
「そうですね。」

かじたく
「はい。また海外のお話いろいろ聞かせてください。」

とうよう
「任せてください。それでは、ありがとうようの音楽は世界だ。来週もお楽しみにー!」


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