第21回 インド・ラジャスターンの口琴音楽/Guest 梵やりバンドの定岡俊祐さん(2021年3月22日放送)
ありがとうようの音楽は世界だ!
とうよう
「こんにちは綾川町在住のアフリカンドラム奏者、ありがとうようこと三好東曜です(みよしとうよう)。」
かじたく
「こんにちは!かじたくこと鍛冶匠(かじたくみ)です!」
とうよう
「今日も僕の友人で、超スーパー旅人のさだくんにゲスト登場いただきますよ。」
かじたく
「はい。もう先週かなり鮮烈な旅のお話を聞かせていただきましたけど、今日はどんなお話が聞けるんでしょうね。」
とうよう
「実はね、さだくん、ラジャスタンで楽器を作ったことがあるんですって。」
かじたく
「おおーラジャスタンっていうと、インドですよね。」
とうよう
「そうです。インドは広ーいですからね。まだまだ素敵な音楽がたくさん聞けると思いますよ。」
かじたく
「楽しみです。」
とうよう
「さだくん、よろしくお願いします。」
定岡さん
「よろしくお願いします。」
とうよう
「さだくん、ラジャスタンに何を作りにいったの?」
定岡さん
「口琴(こうきん)を作りに行きましたね。」
とうよう
「口琴っていったら、この前かかった音源、、、。」
定岡さん
「そうですね。びおーんびおーんってやつですね。」
かじたく
「はい。」
とうよう
「まずはラジャスタンの口琴の民族音楽を1曲ご紹介ください。」
定岡さん
「はい。ムサフィールのケイトです。」
♫Khet by Musafir
かじたく
「いやー、この曲、口琴の魅力がもう全部詰まったみたいな1曲ですね!」
とうよう
「そうですね。こうやって民族音楽のアンサンブルの中で口琴が重要なパートになっているというのは珍しいアンサンブルでもあるんですね。」
かじたく
「はい。」
とうよう
「これぞ!口琴っていう曲でしたね。」
かじたく
「そうですね。」
とうよう
「そう。この口琴をさだくん、作りに行ったんだよね。」
定岡さん
「そうなんです。口琴を作りにラジャスタンのジャイサルメールっていうところに行ったんですけど。あの、そもそも僕が口琴を始めたきっかけというか、口琴が僕にとって初めての楽器だったんですけど。それまでって、僕が旅を始めた頃って、楽器なんて全く触ったことなくて、その代わりに僕サッカーを15年ぐらいやってまして。僕の中で音楽と料理とサッカーは世界言語だという思いがあったんですけどね。」
とうよう
「なるほど」
定岡さん
「はい、その中で音楽もやったことないし、料理なんかもしたことない。でもサッカーはできるっていうことで、サッカーボールとスパイクを持っていろいろな国を旅してたんですよね。いろんなところで人を集めて、サッカーやって仲良くなって旅を繋げていくっていう旅をしてたんですけど。インドに行った時に、僕が泊まった安宿で毎晩のように、いろんな国籍の人たちが集まって、屋上でセッションしてたんですよね。」
とうよう
「ああ、いいね!!!」
定岡さん
『でも、そのときの、言葉以上にお互いわかり合って、お互いが楽しんでるっていうのを見て、ものすごくやっぱり羨ましくなって。「僕もこれは音楽の世界に入りたい!」っていうその思いで、「何が僕に始めれるんだろう」と思ったときに、ちょうど僕がいた安宿のすぐ外の雑貨屋さんで口琴を売ってたんですよね。これだったら、僕もセッションに入れるっていうので、始めたのが、あの口琴だったんですよね。そのまま口琴奏者にプロの演奏者がいるっていうことも知らずに2年ぐらいやってたんですけど。その後、先ほど聞いてもらったムサフィールのケイトという曲を聞いて、「ああ、こういう音楽があるんだ!」と感動して。その時に一緒に聞いてた友達が「この楽器はラジャスタンで作ってるんだよ」っていうのを教えてもらって、僕もその楽器を作ってもらいたいと思って行ったのがジャイサルメールです。』
とうよう、かじたく
「おおおー」
定岡
『ジャイサルメールってインドの西の端っこ、もうパキスタンとの国境に近いような町で、周りが砂漠でジプシーたちが住んでてラクダが歩いている。大きいお城の周りに人々が暮らしを営んでいるっていうような町なんですけど。そこで楽器屋さんに行ってもわからないし、「どうやったら見つけれるんだろう」と思ってた時に、たまたまバス停で出会った人が、「口琴作る人知ってるよ」って連れてってもらったのがヴォルカラムという口琴作家さんで。その時ジャイサルメールに3人だけその正当な口琴を作る作者さんがいて。そのヴォルカラムさんっていうのは、ちょうど僕の父親と同い年で、ものすごいご縁感じちゃって。その彼を訪ねまして、「あの口琴を作ってほしい」と工房に連れてってもらったんですけど、もう半分外のようなとこにむしろ敷いて、「あ、こんな環境で作ってるんだ」っていうようなとこで作ってたんですけど。あの、作ってもらった口琴は本当に音が素晴らしくて。いまだに持ってますね、僕。」
かじたく
「いや、なんかお話聞いてると、生の口琴も聞きたくなってきますね。」
とうよう
「またさだくん、バスキングやろうよー、バスキング!」
定岡さん
「良いですね!」
とうよう
「高松駅前に出来るみたいよ。。。」
定岡さん
「良いですね」
かじたく
「ちょっと僕も入れてください!」
定岡さん
「ぜひぜひ」
とうよう
「やりましょう〜。」
定岡さん
「本当に定岡さん、もう、素敵なお話たくさんありがとうございました。」
定岡さん
「こちらこそありがとうございました。」
かじたく
「またぜひゲストに来てください」
定岡さん
「もちろん、ぜひ呼んでください。ありがとうございました。」
かじたく
「いや、とうようさん、定岡さんのお話聞いてると、旅したくなりました。」
とうよう
「でしょう!!!旅はやっぱりね、本当にいろんな出会いがあって思いもよらないことが起きたり、その思いもよらないことから、人生が変わっちゃったりとかね。これが魅力ですよ本当にね。」
かじたく
「そうですね。いや旅ができるようになるのはまだ先かもしれませんけど、この番組を通して音楽との出会いを楽しんでいただきたいですね。」
とうよう
「そうですね。これからもいろんな国に行きましょう。それでは、ありがとうようの音楽は世界だ。来週もお楽しみにー」
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