インド・フュージョン・ジャズ「Shakti with John McLaughlin(シャクティ・ウィズ・ジョン・マクラフリン)」(第19回/2021年3月8日放送)
ありがとうようの音楽は世界だ!
とうよう
「こんにちは綾川町在住のアフリカンドラム奏者、ありがとうようこと三好東曜です(みよしとうよう)。」
かじたく
「こんにちは!かじたくこと鍛冶匠(かじたくみ)です!」
「さーとうようさん、この時期といえば、卒業シーズンでしょうか?」
とうよう
「そうですね別れの季節かもしれません。そしてまた出会い、その繰り返しこそが人生ですね。」
かじたく
「深いですね(笑)(笑)」
とうよう
「そうですね(笑)」
かじたく
「とうようさんってどんな学生だったんですか?」
とうよう
「大学生の時はですね、とにかく音楽と旅漬けの毎日でしたね。いろんなところにね、旅に行ったり音楽を聞きに行ったりしてました。あ、そうだ、今日は僕が学生時代に衝撃を受けたバンドをご紹介いたします。」
かじたく
「お!!!一体どんな音楽なんですか。」
とうよう
「先週、先々週とインドの伝統音楽のユニット lilynaoto に登場していただいたんですけれど、より現代の音楽と融合したフュージョンインド音楽をご紹介いたします。」
かじたく
「おおーとうようさんが衝撃を受けた音楽、今日は楽しみです。」
かじたく
「さて、とうようさん、今日ご紹介いただくワールドミュージックは何でしょうか?」
とうよう
「はい、今日ご紹介するのはフュージョンバンド、Shakti(シャクティ)です。」
かじたく
「Shakti(シャクティ)、かっこいい名前ですね。」
とうよう
「そうですね。シャクティは1970年代後半に活動した伝説のバンドなんですよ。ジャズフュージョンとインドの伝統音楽を融合しているとてもユニークなバンドです。」
かじたく
「なんか絶対かっこいいやつですね、これ」
とうよう
「かっこいいんですよ。とにかくまずは1曲聞いていただきましょう。Shakti with John McLaughlin(シャクティ・ウィズ・ジョン・マクラフリン)でLe dance du bonheur (ル・ダンス・ドゥ・ボヌール)」
♫Shakti with John McLaughlin
かじたく
「とうようさん、これめちゃくちゃかっこいいですね」
とうよう
「やばいっすよね。」
かじたく
「やばいです」
とうよう
「ですよね。ジャズギタリストとしてジョン・マクラフリンという方は活躍してたんですけれども、インド音楽とヒンドゥー教に傾倒いたしまして、ジャズとインド音楽の融合というのを見事に果たしているという」
かじたく
「ですね。ジャズミュージシャンですから、もうとにかくテクニックがすごいじゃないですか。」
とうよう
「そうなんですよ。これは超絶、こんなに指がね自由に歌うように弾けるっていう驚愕にあたいしますよね。」
かじたく
「この太鼓の音がインドの楽器なんですよね。」
とうよう
「そうです。これがlilynaotoさんのナオトさんが演奏するタブラという楽器ですね。タブラっていうのは二つの太鼓がありまして、一つはタブラ小さい高い音がするが太鼓ですね。もう一つはバーヤと呼ばれまして、ドゥーンドゥーンというような音がする楽器なんですよ。」
かじたく
「指で押さえ込むことで音程を、ぐにゃっと曲げるというか」
とうよう
「はい、そうですね。」
かじたく
「太鼓に合わせて、歌でくちずさんでますよね。」
とうよう
「そうですね。パーカッションはアフリカの音楽でもそうなんですけれども、全部口で口承で伝えていくものが多いんですけれども」
かじたく
「楽譜ではなくてということですよね。」
とうよう
「そうですね。口唱歌というふうに呼ばれるもので、口太鼓、口三味線っていうのがあるんですけど、口太鼓で伝えていくものがあるんですね。冒頭の口太鼓の掛け合いがあったと思うんですけれども、こういう形で複雑なリズムを、口で全て覚える。その口で喋れると演奏もできるという。」
かじたく
「なるほど」
とうよう
「このインドの音楽っていうのは共鳴弦を張ってる楽器でシタールだとか、そういう弦楽器があるんですけれども、実はこのジョンマクラフリン、自分のギターにもしっかり共鳴弦を張ってですね。インドの雰囲気をやっぱり出してるんですよ。」
かじたく
「なるほど・常にこう鳴っている弦があるということですね。」
とうよう
「そうですね。」
かじたく
「いや、めちゃくちゃかっこいいですね、これ。なんか伝統音楽を知った上で、聞くといろんな発見がやっぱりありますね。」
とうよう
「そうですね。音楽には、あのルーツがありますから、そんなルーツをたどっていくと新しい出会いがあったりしますよね。」
かじたく
「何かこの番組、本当にどんどん世界が広がっていきますね。」
とうよう
「これからも皆さんに音楽との素敵な出会いをお届けしたいと思っております。」
かじたく
「はーい」
とうよう
「ありがとうようの音楽は世界だ。来週もお楽しみにー」