とけだしている
もうすぐ6月になる。6月というと今年の半分が過ぎた的な文脈で重宝される月でもある。時は流れていてそろそろ何かの郷愁や感傷が沸き起こっても良い季節。人生はちょっとよくわからない。何も遠くの予測ができない状態はずっと変わらないが、何か大きな変化は大抵2週間で起こってしまう。
先の事は全然分からないけど、あと十年は生きていたいのは10年やったら何かまた変わっていると誰かが言うからだろうか。それが何かの約束になるとは全然思わない。結局制作を止めることはできない。
お金や生活が砕けたら分からない。
生活の上に全てがあるのだから、しょうがない。細かい良い瞬間に気を配ることで呼吸を繰り返す。みんなもそんな感じだろうか。未来から光は出ない。手元の銀メッキのきらめきを燐光と振り向きざまに見間違う。さいきん新宿駅に行ったら人間たちが細かく振動していた。(数年前から見ることができるようになったイメージの一種)ライゾマティクスの映像加工のように、人の背中が流れだしたり、反復する。色のついた絵を描いたらこれが見えるようになった。情報の洪水に悩まされる。いや本当に昔の状態に人は戻らないらしい。