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言葉という奴について

言葉は無粋。人間の心からの行動をまったく崩してしまう時がある。
理由のない行動に理由を生み出そうとする、心は少し苦しむ。
なんとなくを認める事こそが、
人間が人間にできる優しさの一つなのだと思う。


言葉は何かをあきらかにするように見えてその実、大切ななにかを
分断してしまう。世の中にはすべて見えるべきではないこともある。

心は頭の中ではない。胸の中にありつづけるものなのだ。

台詞には心理がつきもの
そう考えて、そして、間違えて、割り切れた心を再現しようとしてしまう。

本当はそこに力はやどらない。
言葉を紡ぎだす時、人は割り切れてはいない。
口と声と思考がたがいに対話と反射をして一つの状態には落ち着かないのである。その割り切れない内面のカオスが人間の身体にストレスを生み、限定した動きをとらせていく。そういった事を含めて芝居は再現しなければならないのだろう。…と思ったり。ね。

アトナンカ

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