マガジンのカバー画像

立誠小学校「おもいでのよせがき」

100
元・立誠小学校では、小学校跡地活用プロジェクトとして、立誠・文化のまちプロジェクト〜立誠・文化のまち運営委員会を組織し、芸術・文化発信の場として活動を続けて参りましたが、ここで現…
運営しているクリエイター

2018年2月の記事一覧

紅茶のグリン子先生こと田宮緑子(吉本興業文化部所属)

文化・文明の発信地として威容を誇った洋風校舎で、2017年の京都国際映画祭に関わらせていただきました。小学校の前を流れる高瀬川は、森鴎外の『高瀬舟』の舞台としても知られています。愛娘の森茉莉は、ミルクを加えた紅茶を愛飲していました。鴎外もミルクティーを好んだのだろうか……という想いで、映画祭オリジナルティーには、ミルクを加えたおいしい一杯を披露しました。元職員室だった場所で、トラベリング・コーヒーさんとコラボレーションさせていただき、旧立誠小学校での時間を過ごせたこと、幸せで

清水 はなこ(フリーペーパー「めぐれる」編集長)

京都で生まれ育った私は、子どもの頃から立誠小学校のことをレトロでかっこいい建築物として認識していて、ずっと憧れていました。 当時はいつも門が閉ざされていましたが、10年ほど前から文化スペースとして解放されるようになり、学校の中に入れる機会を得ました。 外観だけでなく建物内も素敵だなぁと、ひっそりとうっとりと愛でたものです。 それがひょんなご縁で、イベントをお手伝いさせていただいたり、果てには主催させていただいたりと、いつの間にやらとても身近な存在になり、素敵な時間を共有させて

石田 沙弥香(ラテアーティスト)

友人たちの大切な思い出が詰まった学び舎で成人後にお仕事をさせていただけたこと、本当に光栄でした。なくなってしまうことはとても寂しい気持ちです。閉校を再活用するプロジェクトは容易なことではないと思います。思い出や文化を守り伝え、新しい風と未来への希望とを繋げ、生かしていく素晴らしい活動です。ささやかではありますが、私が志すコーヒーという形でこの活動に関われたことを心から嬉しく思っています。ありがとうございました。

野崎 良太(Jazztronik、作曲家・ミュージシャン・DJ)

ここ数年、京都に行く度に必ず寄らせて頂いていたのが元・立誠小学校とその中にあるTraveling Coffeeでした。京都の街を歩いて散策するのが好きな僕にとってはその旅疲れを癒してくれる場であり、そして地元の方達と交流できる貴重な場所でした。この雰囲気の中でどうしても開催したかった企画があり、昨年末には無理をお願いしてそれも実現させて頂きました。それは音楽の著作権という少し難しいテーマの勉強会でしたが、数多く開催してきているこの著作権の勉強会の中でもとても印象に残る会となり

中杉 美知子(ユリイカ百貨店)

音楽室で演劇の公演をさせて頂きました。控え室にあったバッハの肖像画が、自分の小学校の景色とも重なり、こそばゆかったのを覚えています。 珈琲のイベントに行きました。古びた教室に立ち上る、珈琲の香りと窓からの光が好きでした。 古道具市にも行きました。春の頃で、来場者のみなさんが似たような白シャツを着てはって、まるでお揃いの学生服のようで、愉快な景色でした。 花活け部にも行きました。教室で活けた花を高瀬川に浮かべに行きました。入れ代わり立ち代り、入学しては卒業してゆく生徒のように、

DAN

トラベリングコーヒーの居心地が良すぎて、普段2杯もおかわりしないのに時間も忘れてずっといた思い出があります。ここの卒業生でも何回も来たことあるような人間ではないけど、ノスタルジーな気持ち、居心地の良さ、どれもが素敵でした。ありがとう。

dj sancon(ESSENTIAL/BEAT TRICKS)

自分がDJプレイした過去ベスト3に入るのが WILD STYLE 京都公開記念 Block Party !@TRAVELING COFFEE(元・立誠小学校1F 職員室)です!大人から小さい子どもまでみんなで楽しめた最高の時間でした!美味しい珈琲にHIP HOPが融合したあの時間を忘れる事は無いでしょう!

藤澤 賢明(虹色結社)

元・立誠小学校には学生時代からお世話になりました。通り沿いに突如現れるレトロな風貌の校舎。学生演劇祭で劇団を旗揚げさせてもらったり、公演打たせてもらったり、好きな劇団と出逢ったり、映画を観たり、アニメーションの展示会で知り合った方とアニメを作る時間をもらったり、元・立誠小学校から人との出逢い、機会をいただき、世界をたくさん広げてもらいました。寂しさもありますが、また新しく誰かのきっかけになる場所になるように願ってます。ありがとうございました!

両目洞窟人間

立誠小学校に映画館があると知ったのはいつのことだったか、覚えていませんが、気になる映画が何本も公開されていたのでたまに見に行ったりしては、あの座椅子に座ってじっと映画の世界に浸ってました。就職のため、京都から離れる前に山下敦弘監督の『谷村美月17歳京都着』を立誠シネマで見た時、映画の風景が立誠小学校の周りに広がっていて、終演後京都を歩くと、そのまま映画で拡張された世界を歩いている気になりました。ここで見てよかったなと思える映画館、そして場所でした。