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オンライン児童館を作りたい
感謝ワーク(前回の記事参照)をしてて
叶えたいことリストを作るワークがあり、
(ポジティブなアファメーション)
やっていたらふと浮かんで来た。
オンライン児童館を作りたい
なぜそう思ったのか。
私が大卒で社会人1年目の時に
児童館の先生だった。
そこで良くも悪くも色んな経験をしたのと、
自分の今までの経験が全て活かされるから、
お母さん達、子ども達の役に立てるんじゃないかと思ったから。
オンライン上で、
妊婦さんや子どもを持つお母さん達が
情報交換をしたり、
コミュニケーション出来たり、
専門家に育児の相談が出来たり、
ちゃんとした保健相談を受けれたり、
産後鬱や、子育てに悩んだら
気軽に心理カウンセリングを受けられたり、
要らなくなった赤ちゃん用品やおもちゃを
フリマアプリみたいに譲り合えたり、
オンラインでマタニティヨガを受けられたり、
そんなシステムを作りたい。
オンライン上だけで無く、
ライブでも公園でみんなで遊んだり
マタニティヨガをしたり、
お出掛けしたり、
料理教室を受けたり、
お母さん達がのびのびといつでも安心して交流できるようなコミュニティを作りたいなと思った。
だって、お母さんの笑顔が
子どもにとっていちばんの幸せだもん。
妊娠してみて、そんなお母さん達のコミュニティや繋がりが少なすぎると思った。
インスタグラムではキラキラ育児の
お母さん達やカウンセラーさんが
たくさんいるけど、
よく見ていくとアフィリエイトで
赤ちゃん用品の宣伝だったり、
アダルトチルドレンの心理カウンセラーさん
かとおもったら、投資やお小遣いサイトへ
誘導するようなアカウントが多くて
なんかすごく違和感を持った。
本気で悩んで子育てしたり、
心の問題に向き合ってる人達のこと、
カモにしてない?ナメてない?
と思った。
オンラインの児童館があれば、
どこに住んでいても、たくさんのママ友と繋がれるし、色んな悩みや情報を共有できると思った!
そう思うのは、
2014年、関西の政令指定都市の
社会福祉協議会で児童館の職員だったからだ。
児童館とは、児童福祉法第40条に規程されている児童厚生施設の一つで、
0歳から18歳までの子どもたちと保護者が
自由に遊ぶことのできる環境が整った
屋根のある公園🛝だと思っている。
利用したことのない人はピンと来ない
かもしれないけど学童保育というと分かるかも。
多くの児童館は放課後や、長期休暇の間は
小学生の学童保育の子どもたちの預かり場所に
なっている。
午前中はあんまり知られてないけど、
幼稚園や保育園に入る前の未就学の子ども達と
お母さん達の親子体操や、子育てクラブをやっていたりする。(市町村の子育て支援事業をやっている)
私自身も小学生の頃学童保育に行っていたのもあるし、
唯一、子どもの頃に母との楽しかった思い出で
残っているのが、
4歳くらいのとき、平日に母が仕事を休み保育園を休ませてくれて、朝から児童館に行って大きいブロックで母と一緒に遊んだ記憶で
児童館には良い思い出があった。
それに子どもが好きだった。
特に幼児〜小学生の無邪気で天真爛漫な笑顔や
話も言葉もむちゃくちゃで、
何を言ってるか分かんないけど、
楽しそうに話す子どもの顔が好きだった。
子ども達の笑顔を守りたかったし、
その子のお母さん達の笑顔も見たかった。
小学生の頃旅行に行った思い出もあるけど、
ほとんど記憶に残ってなくて、
唯一、母の笑顔を思い出せるのが
児童館で一緒に遊んだ頃の思い出だった。
児童館に来る子ども達の笑顔と、
お母さん達の笑顔を、
昔の自分と、昔の母に重ねていたと思う。
あの頃の自分と、あの頃の母の笑顔を見たくて
児童館に来る子ども達とお母さん達を
笑わせてあげたいと思っていたんだと思う。
児童館に働いてみて、
日本の子ども達やお母さん達を取り巻く
環境の過酷さと、児童館の劣悪すぎる現実を
目の当たりにした。
夏休みは100人近くの学童保育の子どもたちが
施設にひしめき合い、
喧嘩やトラブルが絶えなかった。
その上に、近所の子どもたちも遊びに来る。
赤ちゃんとお母さんも遊びにくるけど、
小学校低学年の子達が100人近く走り回ってブロックを投げ回ってるのに、
親子遊びや静かに絵本を読んだりなんて出来るわけなくて、
仕方なく炎天下の下公園で
日陰を見つけてお母さんと赤ちゃんは汗だくで遊んでいた。
夏休みや冬休みになると午前中にやってる親子クラブも無くなって(学童保育の子で溢れかえるから)
遊びに行く場所が無いし、
ママ友に会えないと親子クラブに来てたお母さん達は嘆いていた。
赤ちゃんを抱っこした暗い顔をしたお母さんや、
精神的に少し問題のあるお母さんが話を聞いてもらいたくて相談にも来ていた。
でもそこかしこで喧嘩が勃発しているし、
人員もいなくて聞いてあげたいけど出来なかった。
虐待を受けてる子ども達もたくさんいた。
児童相談所に連絡すべきだと言ったけど
「そんなんやり出したらキリがない」
と言われ何もできなかった。
夏休みの預かり保育中のお弁当が、
ベビースター1袋の子もいた。
可愛く彩られた美味しそうなお弁当の子もいれば、
500円渡され、マクドナルドで買って来いと言われた子もいた。
スタッフは私以外パートのおばちゃん達(50代後半から60代後半)で、多くても6人体制。
普段は4人。
人数おかしいよ!!!
足りなすぎるよ!!!
子ども達やお母さん達の需要の割に、
人員も少なければ、施設も狭すぎるよ!!!
本部というか、上に訴えても
財源や色んな問題があり大変なのはわかるけど出来ないの一言。
いつも職員室はパートさんが子ども達の悪口を言っていた。
「私◯◯くん嫌いやわ」
「私は◆◆が嫌いやわ。キモいわ。」
館長先生(70代男性)も黙認だった。
晴れていれば近くの公園で遊ばせれるけど、雨の日なんて狭い部屋にぎゅうぎゅう詰めで
ストレスも溜まるし特に喧嘩が多くて激しくなるし、パートさんの悪口も増えていった。
そんな環境で近所のお母さんや赤ちゃんが遊べる訳もなかった。
腹が立って仕方なかった。
悪口を言うパートさんを注意したら、
次はパートさんからの陰湿ないじめにあった。
子どもやお母さん達は誰も悪くないのにと
悔し涙がたくさん出たし、
こんな腐った環境とこんな人たちに見られている子どもたちが可哀想でならなかった。
学童保育に預けないと仕方ないお母さん達や、
学童保育の子達でひしめき合ってるから
利用できないし、相談したくても出来ない
お母さんと赤ちゃんたちに
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
(子どもの悪口を言うパートさんを擁護はしないけど、体力もない中子ども達を少ない人数で見なければいけなくてストレスがすごかったんだと思う。もっと社員が増やせて環境が変わればまたその人達もストレス無く働けたのかもしれない。私がマネジメントをもっと上手くできたらパートさんも少しは楽に働けたのかもしれない)
その中でも、
未就学児童とお母さん達の親子クラスと、
学童保育の仕事、地域のお祭りの準備、
児童館の運営や色んな業務を必死で頑張っていた。
たくさんの子ども達やお母さん達の笑顔も見れて、やりがいもいっぱいあったけど、
ついに身体が壊れてしまい入院して緊急手術をすることになった。
何度も再発して、もうここでは働けないと分かり半年しか働けなかったけど
私は児童館の先生を辞めた。
本当はもっと働きたかったし、
子ども達やお母さん達を巡る環境を整えたかったし、
たくさん話を聞いてあげたかった。
でも1番は、自分の話を聞いてあげないといけなかったのかもしれない。
だから、私は病気になったんだと今は分かる。
自分の話を無視し続けた20代。
必死に走ってきたけど、
やっと聞いてあげる事ができたから
妊娠できたのだとも実感している。
今、妊娠して自分自身もそんな場所があれぜひ利用したいと思う。
まずはマタニティライフを思う存分楽しもう。
保育士の勉強も少しずつ始めよう。
気は変わるかもしれない。
でも、小さい頃からずっと見てきた景色や
この経験が活かせられるのはやっぱり
子どもとお母さん達に向けた仕事かもしれない。