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開放と責任と…
《キャリアの棚卸しシリーズ》
今日はアシスタント〜スタイリストになるまでの道のりを振り返ってみます。
"超"劣等生だった
入社したら、シャンプー→ヘッドスパ→カラー→パーマ→ブロー→カットといった具合に教育カリキュラムに沿って技術を身につけていって、当時は4年でスタイリストになれるカリキュラムだったと記憶している。
でもぼくは約8年かかってしまった(^◇^;)
アシスタントとしてはスタートから大ゴケしてて、ほとんどの人が1年で終わるはずのカラーの教育に2年と少しかかってしまった…
そして、スタイリストになるためのカットの試験は10回落ちた。
初めてスタイリスト試験を受けた時から不合格をもらうたびにトレーニングをしてまた受けて…というのをほぼ毎月繰り返していた。
その時の試験官のお一人が、前回も登場した"あの方"だ。
今振り返ると、試験の時はかなり萎縮してたように思う。
こうやって書いてて思うんだけど
能力を引き出す立場に置かれてる人が部下を萎縮させて能力を発揮させないって、すごい矛盾だなぁ…と思う。
"解放"と"責任"
そんな事もありながらやっとの思いでスタイリストになったのが27歳。
ぼくは最初から沢山のご指名をいただけるような特別なスタイリストではなかったのですが、それでもやっぱり自分で考えて自分で提案して自分で作ったヘアスタイルで喜んでくれるお客様を見れるのは本当に幸せで、『やっと美容師になれたわぁ〜』と思った。
"好きなことやれてる!"という初めての感覚。
美容師って、お客様に認めてもらえる技術を習得するには、特別な人を除いてかなり時間もかかるんだけど、自分を認めて求めてくれるお客様が目の前に現れると自己肯定感がめちゃくちゃ高まる!
スタイリストになれたお陰でそれまでの自分に対する自己否定をひっくり返すことができた。
それはそれはものすごい開放感だった…
でもやっぱりスタイリストになってみないとわからない"責任"というものもあって、スタイリストになって始めて『アシスタントの時ははスタイリストさんの作ってくれた土俵の上で働かせてもらってたんだな…』と気づいた。
それまではスタイリストさんのお手伝いをしてればよかったのが、自分がスタイリストになってからは仕事の責任を取るのは自分になる。
当たり前のことなんだけど、お客様を目の前にして働くこの仕事で、技術が上手くいかなかったときの精神的ダメージは結構なものだった…
でも、その時々の課題を乗り越える度に楽しさを感じるからやっぱりぼくはこの仕事が好きなんだと思う。
『美容師辞めたいな…』と思ったことは、冗談抜きでマジで本当に一度もないので、きっと大好きです。
"自分の特性"
これまで散々、ぼくの劣等生ぶりを書いてきたけど、ひとつだけ自分が確信してる自分の特性がある。
《相手の思考を分解する力》
これには結構自信がある。
その人の自身でも言語化できない、なんか心に引っかかってるものを聞きほぐして、言葉にして気づかせてあげる。
『そうそう!そういうこと!』みたいなやつ。
(本当に自分でわかってんのか?)
これを駆使して、お客様とコミュニケーションを取って数少ない自分の技術の価値を目の前にいる人に届ける糸口を探して結果を出してきたように思う。
この《分解力》と自分の《在りたい姿》を掛け合わせて何かできんやろうか…と考えている。
いや、今初めて考えたw
という事で今日はここまで。
ほんと、タダの自伝www
申し訳ありません。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
明日は《まとめ》になる…かな?^^;
それではまた!
ぼくは今日もご機嫌です^ ^
アラシロ タカノリ