シゴト(死事、私事、仕事、志事)
『ちゃんとわかってるの!?』
『時間早いからまだそれ出さなくていいよ!』
『今はレジにいないと意味ないでしょ!!』
かなり厳しめの口調でまくしたてられるコンビニのスタッフさんを見て、朝から複雑な気持ちになった…
美容師という仕事柄、お客様に直接触れながら技術、接客しながらスタッフに指示を出したりするのは毎日の事。
もちろんスタッフに色々教えることは沢山あるんだけど、絶対にやらないのは
"スタッフの自尊心を否定するような指導"
お客様の目の前でスタッフを厳しく叱るというのはスタッフのやる気を削ぎ落とすし、自信を奪ってしまう…
スタッフにどうなってほしいの?
そもそも何の為にスタッフにアドバイスするのかというと
"ちゃんとひとり立ちして自分で仕事をハンドリングしてお客様からも評価してもらえる人材になってもらう"
とぼくは考えてます。
ただ厳しく指導して、作業だけできるようになっても意味ないです。
そんな風に育てられた人がワクワクしながら働いてる姿って想像できないんですよね…
理想論かもしれないけど、ワクワクって大事じゃないですか??
ワクワクしてる人から接客受けた方が気持ち良くないですか??
ワクワクしてる人が放つ空気感ってありますよね?
自分がアドバイスをしたスタッフが、ワクワクしてる人になってくれるのが理想だと思うんです。
"死事、私事、仕事、志事"
死事⇨自分の感情を殺して『イヤイヤする仕事』
私事⇨自分のやりたい事を『自分の為だけにしてる仕事』
仕事⇨会社に仕え、上司に仕え、お客様に仕えるだけの仕事。
志事⇨信念や志を持って行う仕事。自分のためだけだなく、人の為にもなる状態。
お客様も自分も会社もみんながハッピーになるのって"志事"をする事だと思うんです。
後輩を導く立場にある自分が出来ることって『その人がなりたい自分になれるお手伝い』であって、『使い勝手の良いコマにすること』じゃないと思うんですよねー。
馬車馬のように働けば成果が出て生活が豊かになる時代はとっくに終わっていて、ひとりひとりの《在りたい姿》や《生きがい》を叶えられるチームづくりができる組織が生き残っていくんだろうなと思います。
そんな事を考えさせられた朝の出来事…
今日もご機嫌な一日になりますように^ ^
アラシロタカノリ