鴉の行く末や如何に?
最近、近所の公園は、鴉が尋常でなく賑やかだ。
成人した娘さんと母親の親子が、
「あんなに鳴かなくてもいいのにねえ〜。」と。
私は、少し前、テレビの特集で見ていたので、理由がすぐわかった。
大鷹だ
東京都内でも、十数ヶ所の公園で、大鷹が確認されている。
東京都には、広大な敷地を持つ公園が、実は沢山ある。緑が豊かなのだ。
都心部の新宿御苑や明治神宮にも生息している。
自然保護条例が実を結んでいることも要因だそう。
また、かつては「絶滅危惧種」だったが、「希少野生動植物」に指定されてからは、個体数が回復したとされ、現在は、「準絶滅危惧種」だそうだ。
何十年も傍若無人だった鴉にとってのいわば危機。
大鷹に対して、群れをなして攻撃に出るらしい。縄張り争いを繰り広げているのだ。
鴉が大群で騒ぎながら飛んでいたら、もしかしたら大鷹のせいかもしれない。
昨年、大鷹の雛が生まれたと、近所の公園は連日カメラマンで賑わっていた。
「鴉に喰われないといいけど。」と仰っていた。
鴉にとっては、格好の餌食。
果たして、生き延びられたのだろうか?
昨年、私も、人が足を止めていた先に大鷹の勇姿を見た。
私が見たのは、一羽のみ。
数は少し増えただろうか?
これまで天敵がいなかった鴉にとっての曲者。
必死に追い払おうと、とにかく凄い。
鳴き方が、これまでの「鴉が賑やかに鳴いてるわ〜。」のレベルではない。
まさに親子連れがびっくりするような鳴き方なのだ。
時折、森には鴉の鳴き声が響き渡る。
大鷹は、多勢に無勢状態で、果たしてどこまで立ち向かえるのだろう?
テレビでは、鴉がもっと山へ追いやられる可能性もあると言っていた。
人里で安穏と暮らしていた鴉。
これからどうなって行くのだろう?
鴉の行く末や如何に?
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