ゼロ吉たちのキャラデザの流れ【ようかいとりものちょう】
前回と引き続きキャラデザについてです。
作画とデザインをする立場から ありが が考えている意見、シナリオを前提で考えている大崎さんの意見、本にして子供たちに届けるのに相応しいか等々考えている岩崎書店の編集さんの意見をそれぞれ戦い合わせながら進めていきます。
ゼロ吉は主人公の相棒となるキャラクターで、デザインが決まるまで紆余曲折ありました。
今回はゼロ吉と妹のおいちのキャラデザインの流れと、ゼロ吉が表紙を飾っている2巻の表紙カラーを決定前のラフ交えて紹介します。
デザインの迷走を含めてお楽しみください。
ゼロ吉 と おいち
ここで一旦、編集さんに提出して大崎さんとの意見をいただいたのですが
・あまりにも髪の毛すぎて「ハリネズミ」ぽくないのでは
・目元を隠すマスクは怪傑ゾロのように見える、もっと忍者頭巾っぽく
と戻ってきたので、その意見を元に再度まとめていきます。
そして提出して意見が戻ってくるのですが
・肌はグレーよりも肌色系にした方が子供から見ても親しみやすくなるのでは
・覆面の方向はこの感じで
とのことでした。
私はゼロ吉兄妹は人ではなく動物系ベース妖怪なので、どちらかと言えばなるべく人っぽくない方向にまとめた方が良いだろうと考えていました。
戻ってきた意見を元に更にデザインを詰めていきます。
2巻表紙
ロゴ無しの表紙は、ようかいとりものちょう特集サイトでノンテロップの表紙絵ギャラリーとして紹介されているのでよろしければ見てください。
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