母の日
今日は母の日なので、大好きな母について少々。
母は色んなこと(詳細は割愛するが)を乗り越えてきているので、強くしなやかである。
大体のことは「大丈夫大丈夫」と、いう。
昔はその「大丈夫大丈夫」が少し気づまりだった。
だって大丈夫じゃないから、話を聞いて欲しかったのに。そうだよね、大変だよね、が欲しかったのに。と思っていた。
でもね、今はそうじゃないって分かる。
ひとつは、本当に大丈夫になるから。色んなことがあったけど、どうにかなってきたから。だから、経験則から、「大丈夫大丈夫」って言う。
もうひとつは、「大丈夫大丈夫。どうにかなる。」の気持ちが苦難を乗り越えて行く時に力になることを、知っていたから。
あとは、励ましの意味だったのかな、と思う。
私も子どもたちにいう。何か煮詰まってる感じがしたり、弱味を見せてきてくれたときには「大丈夫だよ」って。「お母さんが大丈夫っていうなら、大丈夫かな?大丈夫だよな。」って思っていて欲しいから。安心していて欲しいから。どれだけの思いと愛情が「大丈夫大丈夫」に乗っていたのか、今なら分かる。
過呼吸になってからは、母は加えてこう言う。
「親子なんだから、いいんだよ」
「いつでも電話してきていいんだよ」
「どう思われるかとか気にしないで、どんなことでも話していいんだよ」
「親子なんだから」
親との関係性についてはまたそのうち書こうと思うが、私の壮大な勘違いが原因で、あまり心の内を明かさなくなっていた。でも、このことをきっかけに心の中にあった気持ちや記憶を伝えることができて、私は本当はいかに自分が母を求めていたのかを改めて知った。
私は母のことが大好きなのだ。
今日は「ありがとう」を伝えたら、涙が出てきた。
母の元に生まれてくることができて、幸せだと思った。