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この気持ちは変貌する都市に対しての焦燥だけなのだろうか

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

京都にきて8年以上が過ぎましたが、それでも社会人人生としては東京/横浜にいた時代のほうが長く、当時は仕事帰りに恵比寿や麻布、六本木だったり自由が丘だったりと遊び歩いていました(笑)

そんな日々について特に何も感じませんでしたし、この生活がずっと続くことを疑ったことも無かったです。


連休中多々の用事があり久しぶりに横浜に戻りました。
今回はそのお話です。

何度か仕事の関係で単発で東京には行きましたが、少し長めに戻ったのは今年になって初めて。


新幹線を降りた新横浜駅は相鉄線が乗り入れていてからまだ数度しか利用しておらず乗換ルートも変わっています。
新横浜から相鉄乗れるのって想像以上に便利です。
せっかくなので牛タンの「ねぎし」で食事して「ルノアール」で少し仕事をします。
どちらも関西ではなかなか見かけない店。
ノマドワーカーとしての喫茶店の最適解は絶対ルノアールなのですが、若かりし頃はその魅力に気が付かなかった(笑)

時間になったので移動します。

仕事帰りの奥様に食事の待ち合わせで指定されたのは横浜駅の「NEWoMan YOKOHAMA」のB1f。
こちらもルートが増えていて、市営地下鉄からの地下道がわからない。
完全にお上りさん状態で、何よりも焦ったのが昔なら人込みをすり抜けることに何も意識をしなかったのに、完全に通行の邪魔になっている(;^_^A

位置関係を頭の中で整理して、一度地上に出てようやく待ち合わせ場所に。

横浜の夜景を見ながら、キャパが大きいのに満員のエスニック料理店で、活き活きと仕事をしているスタッフさんや、楽しそうに食事をしているざわめきの中にいると、居心地の良さと同時に少し取り残されたような感覚にとらわれてしまいます。

「やっぱり都会っていいな」

「私は京都のほうが好きだよ」

彼女のこの明確な意思が、ずっと離れた場所で仕事を続けられる、京都に永住してもよいと思わせる大きな拠り所です。

それでも連休中に桜木町で映画を観たり(夏目アラタの結婚)、おしゃれなスペイン料理の立ち飲みに行っても同じ感覚が離れません。

IPAたち
雲丹のクレマ
夏トリュフとトシーノのピンチョス
アリオリグラタンのピンチョス
キュヴェ名は象の鼻という意味やカタルーニャ語で酔っぱらうという意味です。
危ないお酒(笑)

この気持ちは、全く違うスピード感で変貌していく都会の姿をリアルタイムに体験していないことに対しての寂しさなのだろうか。

それとも、今の現状に対しての焦りなのだろうか。

両方に拠点があるが故に、どっちつかずで本当の覚悟が揺らいでいるのかな?


転勤した当初、明確に仕事が立ち上がっていない中で、長い間の試行錯誤の上でようやく手に入れた自信の様なもののおかげで、今は居場所と思ってもいいのかなと思える様になりました。

でもそれはひとつのきっかけで大きく変化します。。
時の流れはうつろうし、不確定な要素にも翻弄させられる。

手放したものと手に入れたもの。
何が正しくて何が間違っているのか?
今はまだ正解がないし、この先もどうなるかはわからないけど、もう少し先に進んでみよう。
恐怖感を捨てるのは難しいけれど、現状にしがみついても仕方がない。

自分自身を磨いて、振り返っても楽しかったと思える様に。
自分に対しても優しくなろう。
そんなことを感じた連休の日々。


今回はこちらで終了です。
整理がついていなくて漠然とした内容なのに、ここまで読み進めて頂いた方には感謝です。
ありがとうございました。


次回は「よんじょうさん」のお話をしたいと思います。。

よんじょうさんの作品





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Arie
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