メン・イン・ブラック3

時間移動があって、わけが分からなくなる。

SFでタイムトラベルは定番だけど、無秩序に使うと収拾がつかなくなる。「ドラえもん」で、のび太の宿題を手伝うために時間をさかのぼってドラえもんが何人も呼び出されて、わけが分からなくなる。だからSFでは、タイムトラベルの自主ルールが作られている。「タイムパトロールぼん」でも、同じ時間を何度も行き来するとことは自粛している。

この作品では、主人公が敵の宇宙人と戦う時に、一度やられて時をさかのぼり、2度めにやり返す。SFのルールではダメなやつだ。そんな感じで、見ていて頭がついていかなくなる。

昔からタイムマシンは作れないと言われてきた。技術的に無理なのだと思ってたけど、不可能と思う本質的な理由は、人間の頭の理解範囲を超えているということなのではないか。もしかしたら技術的にはできるのかもしれない、が、できるまでは、頭がついていかないから無理だという。実際にできてしまえば、そこからいろんな理屈のこじつけが出てくるかもしれない。


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