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私の平凡な一日 2025/1/11〜1/13

1月11日

今日は酒飲みの先輩と昼過ぎから高円寺で飲む約束だった。
私はよく酒を飲むが、酒が強いわけではないのでコンビニで一番安いヘパリーゼを買った。太陽に見つめられながらヘパリーゼを飲む日が来るとは...と思いながら隣にいる3人組を見たら黒くて一番高いヘパリーゼを全員で飲んでいて、高円寺やべえ...と思ったところから私の一日が始まった。
この先輩と飲むのはお互いのバンドメンバーを交えて飲んだ10月ぶりだった。去年の12月にバンドの解散などが続いた際に思った事をツイートしたらそれのスクショと共に『このツイートとてもいいです』と送られてきたことから今日の飲みの約束が決まった。初めてのLINEこれ?と思ったけど私はちょっと変わった人が好きだ。
高円寺ではお互いの生活でのことやバンドでやりたいことなど色々な話をした。身の丈に合ってない大きすぎる夢を馬鹿にすることもなく聞いてくれたし「レイラに託してる部分があるし応援してる」と言ってくれてとても嬉しかった。先輩だけど話している時は全く気を使わずになんでも話せるから好きだ。店を3軒はしごした頃には外も暗くなっていて、別の友達や共通の先輩と下北沢SHELTERで合流しようとなったので電車で下北沢まで移動した。
先輩がアコギを持ってきてくれていたので駅前でEmma5分くらい歌っていたら数人から『下北の駅前で歌ってましたか?』と連絡が来て、この街にはたくさんの人がいるんだな〜と思った。弾き語りをしてからSHELTERに行くと友達(先輩)のバンドのワンマンの打ち上げをしていた。最初は別の机で飲んでいたけど結局気づいたら全員で打ち上げしていたし、気づいたら1時とかになっていた。私と先輩をよく対バンに当ててくれた演家のタキタさんが近くのバーで飲んでる事がわかり合流した。5軒目なのでいよいよ殆ど覚えてないけどカップ麺が美味かった。1杯だけ飲み2時頃に解散して12時間の飲みが終わった。私はこの12時間の間にしれっとヘパリーゼを3本飲んだ。


1月12日

昼過ぎにばみさんと新大久保でサムギョプサルを食べた。クリスマスイブにパーティーする予定がリスケされての今日だった。(ばみさんについては1月2日の日記を参照。)ポーチから出てきたデコられた缶に生身で入ってた怪しいサプリを4粒くれた。「消化を助けるサプリ」と言っていた。ちょっと怖かったけど、元々胃腸が弱いのと連日の飲酒で胃の調子が悪かったので助かった。アラサー2人が無理してサムギョプサルを食べてるのがなんだか面白かった。そして、何歳だろうとケーキだけは別腹なのでそのあとカフェでケーキを食べた。ばみさんの会話の半分くらいには「私左翼だけど〜」が枕詞についていた。「左翼ってヤバいやつだと怖がれがちだけどこうやって友達とカフェで普通に会話とかしてるってこととか、もっと知られてほしい。」と言っていてその通りだと思ったので、ここに書き残すことにした。私に政治的思想を植え付けたり左に連れて行こうともしない、普通の優しい友達の1人だ。そのあとはプリクラを撮りに行った。最後に撮ったのは思い出せないくらい昔のことだった。撮影してる時やデコってる時よりプリクラをハサミで切り分けてる瞬間に急に懐かしさを感じて思わず切り分けてるばみさんの写真を撮った。
そのまま解散して帰って少し寝た。
起きてからは、私がFallsheepsのButt Out!を30日間毎日練習している風景をInstagramのストーリーに載せていたら#ButtOut弾いてみた界隈 というハッシュタグが生まれ、泥酔しながら適当に弾いてる場合じゃないと思い少し焦りながら練習した。現状のButt Out!にハッシュタグをつけてXに投稿したから温かい目で見てほしい。
焦ると上手く弾けない気がしたのもあり気晴らしにタッピングの練習も沢山した。練習してるうちに自分でフレーズを作りたくなったのでメンバーに作ったフレーズを送ったら20分でリードフレーズをつけて送り返してくれて最高のメンバーとバンドをやれているなと実感した。というか本当に恵まれてる。私はきっとタフな人が周りに多いから日々、突拍子もない事が起こり続けているんだと思った。周りの人やメンバーへの感謝を思い出しながら今日はちょっと苦手で最近遠ざけがちになっていたDTMを少しだけ頑張った。

1月13日

三度寝して目を覚ましたのは15時だった。8時間以上寝たのは数ヶ月ぶりだった。今日の予定は19時からのバイト1つだけだった。溜まった洗濯物を回しご飯を炊きお風呂に入る。スーパーでいつもと同じものを買い、いつも同じものを食べる。いつの間にか何を食べるか考える時間が面倒で1人でする食事が憂鬱になった。スマホを見ると先輩から『大丈夫ー!?』と連絡が来てた。そうだ、昨日はギターの練習に夢中になりすぎて先輩と夜会えたら会うという約束に行けなかったのだ。謝罪すると今日は暇じゃないか連絡が来たので『バイト先来てくださいよ!休もうと思えば休めますけど!』と送ったらバイト先に遊びに来てくれた。

私のバイト先は少し変わっている。そもそもこのバイトを始めたきっかけは去年の11月に突然ニートになった時、元バイト先のニート友達と新しいバイト先を探すという名目のもと街を練り歩いてる際、路面店をやってるじいちゃんの店で働きたいと友達が言い出した事がきっかけだった。店番のじいちゃんに話しかけると「路面店と並行してやっている裏のバーならバイトを募集しているから、来週の月曜来てよ」と言われ、名前も連絡先も聞かれなかったし行かない事も出来たが、“口だけのやつだと思われたくない”という精神が私を強く突き動かし、1人で本当に次の月曜に行ったところからこのバイトが始まった。(あと行ったら人生が少しだけ楽しい方向に転がっていく気もした。)週に2回4時間のみなのでこれだけで生活することは到底できない。そしてこの店は基本的に1日の来客数は0だ。「なんでこの店成り立ってるの?」とじいちゃんに聞くと「この建物全部俺のものだから別にここで稼ごうと思ってないんだよね、好きだからやっている、だから心配しなくていいよ。路面店と並行して営業してるからバーの方に人がいるってだけで助かる。」と言われたし「お客さんが来ない限りはギターを弾いてもパソコンをいじってもいい、時間が有意義になる事をしな。」と言われて心置きなく好きな事に時間を費やして時給を貰っている。じいちゃんはその間、本を読んだり寝たりしている。(じいちゃんは70歳くらいだが役者を目指しており最近は稽古で忙しくて眠いらしい、どうか死なないでくれ。)
「今日、バンドやってる女の子遊びにくる」と言ったらじいちゃんは少し緊張していた。この店にまれに来るお客さんはじいちゃんの地元の友達か役者友達くらいだからだ。先輩といろんな話をしていたらあっという間に退勤の時間になった。精一杯のもてなしのつもりなのか皮が真っ黒になったバナナを先輩にあげていて、お客さんにそんな黒いバナナ出すなよと思いながら退勤をした。先輩は優しいので美味しいと言いながらそれを食べていた。

先輩から「今から遊んじゃう?」と言われたので遊びに行くことにした。しかし私にはお金がない。こんなに毎日遊んでいるが今月はたまたまライブが1本しかないのと、もう一つやっているバイトのシフトが削られまくって時間が有り余っているだけで、財布はとうに底をつくどころか突き破って地の果てが見えるくらいにはお金がなかったが、それが先輩や友達や後輩からの誘いを断る理由には決してならなかった。なぜなら"金なんか無くたって君さえいればそれでいいから"だ。8年間この歌を歌い続けて心の底からそう思って生活している。学歴もなく母親にも縁を切られた私が金がないからと言って友達の誘いを断ったらどんどん心が荒んでいく一方なのも目に見えていた。(明らかにお金がかかりそうな予定は断ります。)
いつも2人で集まっても同じ店で飲むだけだったのもあり先輩に「新しいことしたくない!?行ったことないバーとか行く!?」と言われてとりあえず街を練り歩きながらやってるお店を探した。金はないので気になったお店があったらGoogleで調べてチャージがなくてお酒も高すぎない店に巡り合うまで探した。あと危なそうな店は嫌だったし。ようやく見つけて入った所はかわいいお姉さん(元アイドルらしい)がバーテンダーをやっている店で、初めて2人で挑戦して入ったバーにしては大成功だった。いつもビールかお茶割りしか飲まない2人だが今夜はスプモーニを2杯だけ飲んでお姉さんと沢山話して帰宅した。「また知らないお店行こうね」と約束して先輩を家まで送り帰宅。気づいたら4時前だったけどおかげで楽しい1日になった。予定も野球も無い今、1人でいても寝るかギターを弾く以外にやることもやりたいこともないから外にいる時は目一杯楽しむことにしている。



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2025年2月7日w / つきみ
2025年3月7日w / 街人
チケットはこちらから!

【お願い】
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