my select50 vol.24 「knit tie」
my select50 vol.24 「 knit tie」
my select50の第24回目はネクタイ
6回目でCharvetのネクタイを紹介しましたが、今回はブランドではなく、ネクタイのタイプです。
時々、気の利いた人に「そのネクタイ面白くて良いね。」とか「軽くて涼しそうなネクタイしてるね。」と言われるこのアイテム
「ニットタイ」と言います。
夏にオススメのネクタイです。
現代は、昭和 (平成じゃなくてあえて昭和) と違ってネクタイをしなくても良い会社が増えています。また、コロナでリモートワークも進み、人と対面で会わないでも仕事ができる環境が整ったので、より一層ジャケットとかネクタイの必要性が下がっています。
更に出社するとしても、5月~9月末まではクールビズが導入されているので、一年でネクタイを付けるのは、限られた人の中のほんの7か月だけになってしまっている。
時代の流れなのでしょうがないですが、ネクタイ好きからするとちょっと寂しい。
スーツやジャケットスタイルは、基本的にネクタイがセットで成り立っているスタイルなので、見た目にはやっぱり付けてた方が良いのは事実です。
とくにスーツの場合は、よりフォーマルであり、ジャケットもパンツも同じ生地なので、ネクタイを外すと、首元がさびしく、見た目が少しおかしくなってしまいます。
※ジャケットスタイルはカテゴリーとしてはカジュアルなので、ネクタイがなくても成立はします。
しかし、高温多湿の日本の夏。特に7月と8月は猛暑なので、冷房の効いた部屋にずっと座っていられる仕事じゃない限りネクタイの着用は、厳しいのが実情です。
駅前のタワマンに住んでいて、仕事も外回りがなく、執務室で快適に仕事ができる職種であれば、大丈夫でしょうけど、そんな「ザ・ホワイトカラー」的な仕事はなかなかつけないですよね。
ちなみに、私は駅まで12分歩きますし、外回りもあります笑。
猛暑日は別として、見た目も、装着した感じも、いくらか涼やかになるのがこのニットタイの特徴なんですね。
このネクタイは、ニットというくらいなので「編物」です。
通常のネクタイは織物。織物は糸を織って作ります。
しかも丈夫で型崩れしないように、「綾織り (ツイル)」という斜めに強く織る生地を使っています。綾織りは強く織っているので、生地は高密度で風も通りづらい。
服だと綾織りは、秋冬物に使う生地なので、ネクタイにしてもペラペラしているとはいえ、当然暑く感じます。
片やニットは編物なので、空洞部分が多いのが特徴。従って、軽く、風もいくらか通します。また、編物というと暖かいフワフワしたウールやカシミアを思い浮かべると思いますが、ニットタイはシルク(ネクタイは全般的にシルクを使っています)ですのでシャリシャリしていて、涼やか。
もちろん、普通のネクタイと一緒で首元はしめるので、ネクタイをしないで、ボタンを開けているよりは、圧倒的に暑いのは事実ですが笑。
しかし、ネクタイをしなきゃいけない時や、ネクタイをしたい方にとって、夏のニットタイはとても便利という感じでしょうか。
次にオススメのニットタイについて。
これは「無地」に尽きると思います。
無地だとなんにでも合いますし、見た目もシンプルなので、暑苦しく感じないメリットがあります。
時々、横にボーダーの入ったニットタイ等も売っていますが、ガチャガチャして見えるし、子供っぽく映るので、やはり無地が無難かと思います。
このニットタイ、私は無地で黒を3本(内、1本は秋冬用)、茶色を1本持っています。
また、ブランドについては、こだわらなくて大丈夫かなと。
私のはたしか、BEAMS と鎌倉シャツ、SCHIATTIと全て高くない国産を使っています。ノーブランドでもOK
ちなみに、2023年5月26日の今日は、紺のギンガムチェックのシャツに茶色のニットタイを合わせて出勤
1本持っているとても便利なアイテムですので、この季節に紹介させていただきました。
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※とはいえ私も7月中旬頃から8月中旬までの盛夏はネクタイしない日もあります。夏はパナマハットかぶります笑