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2024年06月時点で、VRchatにおけるmocopiでのフルトラッキングの使用感についてまとめてみた


このページについて

このnoteは、2024年06月27日時点において、Vrchatにおけるmocopiの使用感を書いたものです。ネット上での記事の多くはmocopiがリリースされた直後に書かれたものなので、今時点でのことについて書かれている記事はあまり多くありません。私がmocopiを触り始めたのは最近の事ですが、リリース直後と比較してするとmocopiは何度も大規模なアップデートが行われ、精度も向上したと伺っています。
ぜひ最新の情報としてご活用ください!

このページを書いた人について

どうも!AriaKoganeと言います。Vrchatを半年遊んでいます。
2週間ほど前にmocopiを譲り受け、フルトラになりました。
以降ほぼ毎日フルトラで遊んでいます。
使用機材は、PCのスペックがGTX1600くらい、メモリは16GBと、VRchat用途としては中々低めなスペックのPCで遊んでおります。

mocopi使用感について、大雑把にまとめ

先に結論から申し上げますと、mocopiは完璧なフルトラデバイスではないです。 精度も完ぺきではないし、かなりクセのあるデバイスです。 使いこなすには一定の環境を整えてあげる必要がありますし、整えてあげてもトラッカーはズレます。
それでも、mocopiを利用するメリットはあります。

mocopiの良いところ

(1)ライトハウス環境を整えないで良い

もうこれが一番のメリットです。ライトハウス環境を整えなくてよい!
私は狭い部屋に住んでいて、ベースステーションを置く場所がありません。置いたとしても動ける範囲はとても狭いです。なので、Vive trackerという選択肢は最初からありませんでした。
ベースステーション不要なので、お値段も比較的お安く済みます。

(2)トラッカーが小さく、身に着けても軽い

これは「さすがSONY!」と大声を出しておきたいところです。トラッカーがめちゃくちゃ小さいので、身に着けていて全く気になりません。ポーズを取っても、トラッカーに邪魔されることはほぼありません。

(3)お布団を上から被れる

ライトハウス式ではないので、寝ながらVRchatを遊ぶときにお布団をかぶってもトラッキングが飛ぶことはありません。

(4)外出先でも手軽にフルトラできる

mocopi、トラッカーをケースにすべて入れても手のひらサイズなので、持ち運びはらくらくです。さらに、スマホのみでトラッキングを取ることができるため、外出先でもフルトラ可能です。(ただしSlimeVRを利用できないのでトラッキングのズレは大きくなります。)

(5)大きく動かなければトラッカーの遅れやズレも気にならない

私はフルトラになっても座っていることが大半で、たまに立ってポーズを取ったり寝っ転がる程度なので大きく動きません。この程度の動きであれば、トラッカーのズレもそこまで気になりません。気になるほどズレていたとしても、SlimeVRと併用していれば一瞬でトラッキングの位置を元に戻すことができます。

(6)手に入りやすい

vivetrackerはベースステーションの入手が中々困難みたいですね。。。
一方mocopiはSONYストアから安定供給されています。新品を安定した価格で手に入れられるのは強い!お値段はソニーストアで購入すると8月9日までは税込44,000 円です。なんとセール中!
しかも最近即納になったとうわさで聞きました。嬉しい。

(7)サポートが大手

なんと発売元はSONYですからね!サポートは安心できます。
あとは、発売から2年経った今でもアップデートが続けられ、トラッキング制度もリリース時に比べてどんどん向上しているみたいです。
そこも好感度高いですね。

mocopiのデメリット

(1)精度は完ぺきではない

私はフルトラデバイスはmocopiしか使用したことが無いため比較が難しいのですが、ほかの使用者の声を聴くに、やっぱり他デバイスと比較すると精度は高い方ではないようです。
現にmocopiを譲ってくださった方は、「精度はあまり期待しないでね」と言いながら譲ってくださいました。(その方はvive trackerを常用されているため、vive trackerとの比較だと思います。)

ハリトラ、unimotionは使用したことが無いので比較できません。ほかの情報をご参照ください。

(2)動きがもっさりしている

ちょっと遅れて動きがついてきます。慣れれば気にならない程度ですが、ダンスをしたい方だと心細いかもです。

(3)スマホのスペックが求められる

これは場合によっては最大のデメリットかもしれません。スマホを通してトラッキングするため、スマホのスペックが求められます。
この点においては、私は丁度スマホを新調した直後であったためラッキーでした。

(4)SlimeVRとの併用がほぼ必須

VRchatを遊ぶ場合、SlimeVRとの併用がほぼ必須です。
理由としては、SlimeVRを経由することでやっと遊べるかなぁくらいの精度になることと、時間経過でトラッキングがズレてきたときにワンタップで直す機能を使うにはSlimeVRを併用する必要があるからです。

mocopiの製品としての限界上、10分くらい経つとセンサードリフトが発生します。センサードリフトが発生すると、腰や足のトラッキングがねじれます。これを直すには本来だとキャリブレーションしなおす必要があるのですが、SlimeVRを利用することで胸元のトラッカーを2回タップすることで直すことができます。なのでSlimeVRは手放せません。

mocopiを買うべきか?

  1. PCVRで遊んでいる

  2. ベースステーションが置けないor高くて買えないなどの理由がある

  3. スマホ・タブレット端末のスペックがそこそこある

  4. フルトラ中に大きく動く予定はない

  5. デメリットの(1)~(4)でそこまでストレスを感じない

    という条件がそろっているのであれば、mocopiをお勧めします!

逆に、何か一つでも引っかかることがあるのであれば、おすすめできないです。

最後に

もし何か質問があれば、できる範囲でお答えします。
X:@KoganeAria までご連絡ください。

この記事がお役に立てたなら幸いです!

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