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結果、モブだけれども(幼少期)

幼少期の記憶なんてほとんどないのですが、幼稚園時代、いくつか記憶に残っている出来事があります。

わたし、正義感がとても強かった…というかとてもとても友達を守りたい気持ちが強かったんですよね。

これが本質、とでも言うのでしょうか。
友達のオモチャを横取りする年上や、友達を困らせる年下が許せなかったんですよね。
でも、暴力はダメだって分かっていたので、話し合いだとかで解決しようとしてました。


また、自分特有のものと気がついてはいませんでしたが、努力すれば並大抵のことは出来ると思ったのもこの時期でした。

私の通っていた幼稚園にとてもとても厳しい先生が1名いたのですが
ある日、給食中に、その先生に呼び出されたんですよね。私だけ。
そこで、次の発表会の私の役割を言い渡され、すぐその練習をさせられたのです。給食食べきってなかったのに…。
私の役割は太鼓だったのですが、ひたすらその給食時間中に怒られながら泣きながらも練習させられ、なんと一日で出来るようになった奇跡でした。
いまでもその太鼓のリズムは染み付いてます笑

そして、記憶がないのですが
卒園するとき先生から貰った手紙に
「がんばりやさんのありあちゃん、むずかしいうたにもちょうせんしてえらいね。「せんせい、がんばればなんでもできるよね」そういったありあちゃんはすごいとおもいます」
みたいなことが書かれていたのを20歳くらいのときに見つけて、我ながらませていたな…と思う反面、幼少期の私は偉いなと少し感心してしまいました。

このまま真っ直ぐ育てば
ひょっとしたら違う人生…せめて脇役くらいの道を歩んでいたかもしれません。

でも、もともとその器はなかったので
この真っ直ぐさと頑張りたいと思う心は
この後のいくつかの出来事で隅に追いやられていくのです。

見た目はともかく、
努力家で、正義感が強い
ここだけ見れば、ヒーローの幼少期ですよね笑

(どちらにしてもヒロインらしさがないのが悲しいところです笑)

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