2027年国際園芸博覧会 環境影響評価方法書説明会 6/10 質疑応答
6月10日 旭区 旭公会堂
いよいよ 環境影響評価方法書説明会の最終日
しかしながら 参加者は20人前後 (しかも 終了後の雰囲気では 会場後ろに座っていた10人程は 園芸博覧会協会の関係者だと思われました)
質疑応答で 質問したのは わたしを含む三人だったので 深掘りできましたが…
① 「快適な地域環境の確保・地域社会・歩行者の安全」について
来場者が裏道・抜け道を通る事が予想される
瀬谷小・相沢小・大門小・上瀬谷小のスクールゾーンである住宅街の道路は殆どが4m幅の曲がりくねった道だが安全性を確保できるのか?
通行するのは子どもだけでなく 車椅子や杖をついたお年寄りもいる
⇒これから生活道路に来場者の車が流入しないように輸送計画をしっかり固める
・(来場者に)事前にルートを提示
・誘導員を立てる など
② 戸塚区深谷の通信隊跡地をパークアンドライドの
起点にしたらどうか?
⇒ ご意見を踏まえてパークアンドライドの場所選定につとめます
③「民間の地権者に協力を得ている」は
地権者を優遇する事
旧上瀬谷通信施設跡地の半分は国有地であり 地権者は国民である
説明会やアセスメントをして不満のガス抜きをするのではなく 「国民の土地を使わせてもらっている」事を肝に銘じてほしい
⇒ 国民の財産である国有地を使う事を肝に銘じ
住民に迷惑をかけないように対策する
(質問者「命に関してはリセットできませんので
その事は肝に銘じて下さい」「交通事故は抜け道で起こっています」)
④ 環境課長カイさんは 本日の横浜市長定例記者会見をご覧になったか?
(カイ課長「見てません」)
定例記者会見でフリージャーナリスト犬飼淳さんが
園芸博の休日の自家用車での来場数は横浜市の予想で8000台となっている
それに対して予定されている駐車場は大型バスを含めて3000台 パークアンドライドの2000台を含めても5000台で 駐車場が3000台分足りないが?
市長は「それも含めて検討する」
国際園芸博覧会協会の見解は?
⇒会場設営等で私自身が記者会見をチェックしておらず恥ずかしく思う
駐車場の台数についてはこれからしっかり精査する
輸送手段も皆さまにご迷惑かけないような
(もしかけてしまってもなるべく軽減できるような)
輸送手段を考えていきたい
基本は公共交通機関(鉄道駅)からのシャトルバス
自家用車についてもパークアンドライドを併用しながら最適な輸送手段を選びたい
「市長さま」が会見で「仰った」ように
「それも含めて検討する」という考え方は園芸博覧会協会も同じ
(「市長さま」「仰った」にガクゼン…)
⑤ 続けて質問
シャトルバスについて 1990年の大阪花博では
大阪国際空港・JR新大阪駅・JR大阪駅・JR茨木駅
阪急南茨木駅・京阪守口市駅・近鉄荒本駅
の7ヶ所が発着所になったと聞いているが
横浜国際園芸博覧会についてシャトルバス発着所は 大体何ヶ所になるのか?
⇒大阪花博は今から30年前(だから何なの?)
横浜国際園芸博覧会では これから選定する
どの駅が良いか?何ヶ所にするか?→数が多いだけが良いのではない という事を含めて検討している
準備書の段階で明らかにする
⑥ 花博会場の場所選定について
国有地を中心に選んだと考えられるが
海軍広場なら平坦で整地をする必要も無く園芸博覧会が行えるのではないか?
⇒土地区画整理事業で造成→公園整備事業で基盤整備→園芸博覧会会場をつくる
テーマのひとつに「人と自然との可能性」があるので 瀬谷市民の森との連携 環状4号線との連携を考えた
「園芸博覧会会場は大きな造成は行わない」
(思わず「嘘ぉ」と声が漏れる)
自然を活かすため 博覧会のレガシィを遺すため
⑦ 続けて質問
だとしたら 今現在素晴らしい自然が残っている
相沢川の谷戸は残すのか?
川沿いの谷戸こそが里山の風景ではないか?
壊したら世界中の笑いものになるのでは?
⇒土地区画整理事業でも「生物の生息空間を創造する」地形を活かす 「コンクリートで全面を固める」のでは無い
⑧ 相沢川に関して
今ある谷戸や相沢川を公園用地では暗渠化せずに活かすという話だが 北側に関しては土地区画整理事業で 切り回しをして暗渠化すると聞いている
現状の谷戸はどうなる?調整池はどこにできる?
⇒横浜市との情報共有では暗渠化されると認識しているが公園区域については「生物の生息空間」「水辺空間」を創造していく
暗渠化される部分もあるが 残された場所は
しっかり生物の生きられる場所を作っていく
調整池については「調整中」
⑨ 続けて質問
園芸博覧会協会の方は現地を視察された事はあるか?⇒ 職員は現地を何度も見ている
相沢川・和泉川・周辺の地形も見ている
この計画の図の「水辺空間等の保全活用」部分は
畑があり相沢川が流れている状況だがそこをそのまま残せると カイ課長は考えているか?
⇒横浜市の土地区画整理事業で生物の生息空間を「創造」していく 自然の地形を残す事も念頭に置かれている →園芸博覧会協会では「適切な空間が出来上がる」と認識している
具体的にはまだ何も決まっていない?
⇒「生物の生物空間を創造していく」と認識している
(「言えないんだ」との声)
➉昨日(6/9)の説明会で 来場者1000万人は無理
赤字になるのでは?との質問に カイ課長は
「赤字にならないようにやる」と言っていたが
今現在 オランダ アルメーレで行われている
フロリアード 予想入場者数が伸び悩み無料パスを出し始めているというニュースを聞いた
ヨーロッパ いちの園芸国の10年に1度の花のオリンピックが苦戦しているにも関わらず
横浜国際園芸博覧会は入場者数1000万人を目指すというのか?
カイ課長は達成出来ると思うか?
⇒ 私個人の意見は言えない
園芸博覧会協会としての意見→アルメーレは始まったばかり これから10月の閉会に向けてどうなるかわからない
横浜国際園芸博覧会は「5年後」
首都圏の後背人口は4000万人以上
1000万人に来てもらえると思うし1000万人以上が来たいと思う博覧会を開催していきたい
⑪ 計画変更について
1年前の説明会で相沢川は全体を暗渠化し地下に調整池を作るという計画だったが
今の計画もまた地権者の意見で変わる可能性はあるか?⇒現在の計画は全体を暗渠にしない
土地区画整理事業の環境影響評価書を図書館等で確認してほしい
園芸博覧会の計画では 「生物の生息空間を創造」していく となっている
(「保全」と言ったら嘘になるからだよね との声)
ご心配な部分はこれから丁寧に説明していきたい